【初挑戦】超望遠ズームレンズで流し撮り練習のために『MotoGP』に行ってきた感想と課題

超贅沢なんですが、栃木県にあるツインリンクもてぎで行われたオートバイ世界選手権『MotoGP』で流し撮りの練習をしてきました。

撮影に使ったレンズは『Nikon AF-S NIKKOR200-500mm f/5.6E ED VR』になりまして、いろいろと経緯はありましたが、一応この日の為に間に合わせて購入してあります。

Nikon 望遠ズームレンズ AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRを購入したよ
『Nikon AF-S NIKKOR200-500mm f/5.6E ED VR』を購入しました。 別に衝動買いでもなんでもなく、以前から購入予定だったのですが、今までタイミングが合わないというかなんというか、ぶっちゃけもっと値段が下...

ちなみに、土曜日、日曜日と合計2日間で3,000枚弱撮影しましたが、選別後残った写真は300枚程度です。これでも、かなり大甘で選別したので、ガチピン写真ばかりを選んだら数枚しか残りませんです(泣)

※ブログ掲載写真はJPEG撮って出しで、してもトリミングだけの写真になります。

2016 MotoGP ツインリンクもてぎ

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Nikon AF-S NIKKOR200-500mm f/5.6E ED VRで流し撮り

基本的にモータースポーツでの流し撮りは好きでよくやるんですが、かなり難しいです。

でも難しく感じるのはコシタツがヘタクソだから難しく感じるだけで、上手な人は呼吸するかの如くサクサクと撮影しているはずだと思うんですよ。

なので練習あるのみ。

ただ、いきなり本番である『MotoGP』で練習するのはもったいない感じがするのですが、予選・決勝と2日間あるから、たぶん2日間でレベルアップするはずです。

使用機材

  • Nikon D5500
  • Nikon AF-S NIKKOR200-500mm f/5.6E ED VR
  • 1脚は使ったり、使わなかったり

カメラ設定

  • 記録 JPEG FINE
  • AF-C 9点
  • シャッター優先オート
  • 手振れ補正ON
  • 手振れ補正モード スポーツ

ロードコースは思っていたより遠くて低い

2016 MotoGP ツインリンクもてぎ

焦点距離500㎜ シャッター速度1/125 絞りf/16 ISO160 露出補正-0.3

泥んこ系モータースポーツにはよく観戦(もちろんロードレースも好きで、かつてはWGP時代にモテギに観戦しにいったり、筑波サーキットに全日本を見に行ったりもしてました)にいくんですが、ロードレースはかなり久しぶりで忘れていました。

そうなんです、ロードサーキットって観戦席が高い位置にあって見下ろすように撮影しなきゃならないんですよね。

モトクロスやトライアルは本当にコースサイドからの撮影になるので、300㎜焦点距離のレンズがあればそこそこ迫力のある写真が撮影できますが、国際コースであるツインリンクもてぎだと、500mm(換算750mm)のレンズを持ってしても遠く感じる場所が多々あります。

ファインダーいっぱいは難しい

2016 MotoGP ツインリンクもてぎ

非トリミング

とりあえず試している流し撮りの方法は、なるべく遠くからAF-C9点で確実にピントを捉えて追従させ、撮影ポイント手前から連写しながらバイクを追います。

これが結構問題で、遠くの時にはズーム端でも被写体は小さく、ファインダー内でも動きを捉えやすいんですが、近くに寄ってくるとドンドン大きくなってきて持て余し気味になり、被写体がフレームアウトします。

2016 MotoGP ツインリンクもてぎ

トリミング済み

フレームアウトするんじゃ小さめに撮影して積極的にトリミングすればいいじゃんって思っちゃうのが素人の浅はかなところで、トリミングして大きくすれば縮小効果が得られないんですね。

6000×4000サイズを縮小すればウマい具合にアラが消えてくれて、ブログ程度の大きさであれば僕もハッピー、見てくれる人もハッピーな写真になるんですが、トリミングしちゃうと写真のピンずれ、手振れ、被写体ブレがそのまま出てきます。

なので、トリミング前提の写真になればなるほど丁寧な撮影が求められます

現状のヘタな鉄砲数撃ちゃ作戦だと、上手く撮れる偶然に期待しているので、なにしろ歩留まりが悪すぎます。

これからの課題としては、カメラの振りを丁寧に素早く、バイクの動き、特にフォーカスポイントをゼッケン、ヘルメット、サイドカウルに追従させる事ですかね。

流すと動きの演出が出来る=カッコイイ!!!

2016 MotoGP ツインリンクもてぎ

いろいろと問題山積みな写真なんですが、1/1000秒とシャッター速度を上げてなるべく動きを止めて撮影したマルケス選手です。アラは参考写真なので探さないで下さい。

これを同じコーナー、似たような構図で流し撮りをすると動きが演出されます。

2016 MotoGP ツインリンクもてぎ

ブレは無視して下さい

2枚目の写真は1/125秒で撮影してあるので、それほど背景は流れていないのですが、それでも青・白のゼブラゾーンや芝生、エスケープゾーンのグラベルから動きが読み取れます。

背景を盛大に動かしたければシャッター速度を1/80秒、1/60秒と遅くしていけば流れるような背景になりますが、その分カメラコントロールが難しくなります。

え?僕だけじゃないよね?

ゼブラゾーンは流れを感じる

2016 MotoGP ツインリンクもてぎ

撮影している最中に気付いたんですが、背景にゼブラゾーンなどの流れがよく分かる縦模様があると、より流し撮り感がする気がします。

2016 MotoGP ツインリンクもてぎ

盛大に流れてなくても、ストップモーションではないので多少に動きを感じます。???感じますよね???

2016 MotoGP ツインリンクもてぎ

ピント来てますよね???やっぱり流れを感じるよ!!!

感じるって言って下さい(笑)

構図も考える

2016 MotoGP ツインリンクもてぎ

実は1/800秒で撮影しています。

流し撮りをしていると、どうしても流しやすそうな平面移動する構図ばかりを選んで撮影するので、意識しないとダメですね。

2016 MotoGP ツインリンクもてぎ

失敗写真なんですが、意識的にカメラを斜めにして撮影してみました。

撮影している時はダメだなぁ…なんて思っていたんですが、改めてみるとなんだか新鮮に見えます。このまま、もっと大きめに撮影してみると違った感じになりそうです。

今回のベストショット

2016 MotoGP ツインリンクもてぎ

ライダーの写りが少ないのが惜しいんですが、今回のベストショットです。

偶然でもこんなのが撮れたりするので、次回はもうちょっとなんとかならないか?工夫してみようか?練習に出かけようか?なんてモチベーションにつながります。

ただ、現状では1/100以下の確率でしか撮影出来てないので、もう少しなんとかして歩留まりを上げたいところです。

今のところD5500は買い換える予算も気もないので、与えられた機材で練習あるのみです(笑)

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【成功率1/100枚】流し撮りの失敗理由を考える
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コメント

  1. N KOBE より:

    初めましてかな?
    素晴らしい写真をブログに上げて頂きありがとうございます。

    AFの撮影ポイントD5500は、1.3×クロップ機能が無いようですが、
    D7200は、1.3クロップ機能を使うとAF撮影ポイントが広がり撮影が楽になります。

    私は、カメラのキタムラにD3200を下取り+買い替えで、安くD750を購入出来ました。
    D7200は、1.3クロップの有効性を考慮して、今のところ維持しておくつもりです。

    これからは渡り鳥の季節だし、天気が良い明るい日に、飛びものも撮ってみたいですね。

    • コシタツ より:

      N KOBEさん、コメントありがとうございます。ブログでは初めましてになりますね(笑)
      お褒めの言葉嬉しく頂戴いたします。

      購入するならD7200かD500が候補にあがってますが、現時点でカメラ予算のすべてを吐き出してしまったので、カメラ購入は来年以降になりそうです。
      フルサイズは僕の使い方だと今のところ必要性は薄いですが、DXクロップは魅力的です。

      かなり難しいんですが野鳥の飛びもの撮影も試してみたいですね。とりあえず大型の野鳥から攻めてみたいと思います。

  2. しまる より:

    こんばんは。
    ワタシも200-500を買って、モータースポーツを撮りに行きますよ!

    って言いたくなる程の出来ですね。
    流し撮り… 子供を自転車に乗せて何度かトライしてみましたが、今回の記事の様なガチピンは撮れた事ないと思います((´Д` )
    個人的に、最近は超望遠とは反対で広角が欲しいのですが、タムロンからも新型150-600が出たところですし、何気に望遠が熱いですね!

    • コシタツ より:

      しまるさん、こんばんは。
      お褒めの言葉、ありがとうございます。
      実際は2000枚以上撮影して、ガチピンは僅か20枚位しかありません(泣)
      1500枚位は帰ってきてスグにゴミ箱行きでした…

      ぼくも、公園で子供相手に練習しました。
      子供はグルグル走るのに飽きるし、僕もグルグル回りながら撮影するので、日差しがグルグル変化して露出が大変だった覚えがあります(笑)
      僕は正直申して風景写真などが非常に苦手で、どこをどう切り取ればいいのかさっぱり分かりません。
      MotoGPでも、白い大砲レンズを沢山みましたし、ニコン、タムロンのズームレンズも沢山見かけました。
      やはり、熱いのでしょうか⁉

      • しまる より:

        20/2000って事は、ガチピン率1%ですか…
        ヤッパリかなり難しいんでしょうね〜。
        けど一度くらいは撮影して見たいですね!

        • コシタツ より:

          しまるさん、単純に下手くそなんです(笑)
          撮影していても、なぜ成功したのか失敗しているのかが全然わかりません。
          ファインダー越しに手ごたえを感じれるようになれば、もう少し成功率が上がりそうです。

          流し撮りは楽しいので、ぜひ挑戦しましょう!!!

  3. まろま より:

    動き物を撮られることが多いようですが、D5300とD5500でAF-Cでの食いつきや補足に差は感じますか?
    自分はD5300を持っているのですが、結構動き物を撮りますので気になります。

    • コシタツ より:

      まろまさん、コメントありがとうございます。
      オートバイレースである、モトクロス、トライアルで使った感じでは、D5300もD5500もAF-C(9点)での被写体捕捉能力に差は感じませんでした。
      モトクロス、トライアルは被写体が大きく、動きもそれほど素早くないので追従しやすいってのもあるかと思います。

      僕の技術の問題もありますが、飛翔中のツバメなどは両機種とも上手くいかないです。
      それと背景と同系色の被写体や、光が足りなくなる曇天や、夕暮れなどは、レンズ性能にもよるんでしょうけど、どちらも追従が悪くなります。

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