大腿骨転子部骨折　術後2日目　リハビリ2日目

ロードバイクで転倒、落車し、救急車で運ばれそのまま入院し、入院5日目にやっと手術して、術後の激痛に耐えながらなんとか術後2日目。入院7日目。

手術の次の日からリハビリという、地獄の責め苦を現実に味わったら、夜に38度近く発熱してコロナ疑惑もあったけど、アイスノンを首に巻いて寝たら朝には体温も下がって一安心。

今日も地獄のリハビリが午前、午後用意されていて、やる気はあるけど、やっぱり痛いのは辛いのでちょっと憂鬱。

ちなみにまだトイレに行けないので、オムツと管は入ったまま。今思えば、おしっこの管は外しても問題無かったと思う。し尿瓶で出来たし…抗生剤の点滴は終わったので、点滴は外してもらい手首はすっきりです。

※個人の大腿骨折からのリハビリ体験記なので、個人差があるのであしからず。

リハビリ2回目　午前

夜は発熱で不安だったし、寝返り出来ないし、傷口やお尻まわりは痛くて痛くてたまらないし、寝る前に飲んだカロナールは4時間くらいすると効き目が減って来て、3時ごろから痛みが酷くて起きてしまう。

3時ごろに目覚めると、後は痛みと辛さでうつらうつらと朝を迎え、6時を過ぎると病室は明るく、病院内がにわかに騒がしくなるので、もう眠れません…

ぼんやりとしながらなんとか朝食を食べ、寝不足でウトウトしているとリハビリの時間に。

女性のリハビリの先生は華奢な体格とは裏腹にやる気まんまんで「今日こそは車椅子に乗ってリハビリ室に移動しましょう」と鼻息が荒い。

とりあえず、駄目な右脚の可動確認と、自力でどの程度動かせるかのチェック。

自力で膝を軽く曲げる程度は何とか出来る。その他全然出来ない。

何しろ術後すぐなので、筋肉の張りがすごいし張るからなお痛い。それと、内出血で太ももが腫れてるので、腫れてる限りは痛みは続く。

マッサージと曲げ伸ばしなどを行い、体全体と手で右脚を持って移動させた結果、ベッドサイドに腰掛ける事に成功！！！！

リハビリ時間は40分～50分なので今回はここで時間切れ。車椅子に乗り移るのは午後のリハビリに持ち越しとなりました。

ベッドサイドに腰掛けた状態から横たわりの状態に戻るにはかなり苦戦しました…

お昼を食べ終わりやる事が無くぼんやりとスマホを弄ってると、はるばる遠方から嫁と子供がお見舞いに来てくれました。

入院中は暇なので、本を数冊差し入れしてもらい、入院一時金を支払ってもらいます。それとサンダルを持ってきてもらいました。これからリハビリで移動するのに必要です。

何しろロードバイク走行中での怪我だったので、まともな服は1つも持っていません。

自宅から近ければ、着替えなども持ってきて貰えますが、なにしろ遠いので全てワタキューセイモアのレンタルで賄いました。

病室での面会時間は15分と短いので、用事を済ましてそそくさと帰ってしまいました…

午後もリハビリです。

ベッドサイドへの移動は午前中に学んだので、サクッと移動して…？車椅子に乗り移ります。

車椅子に乗り移るのはかなり至難の技で、ベッドサイドの柵に手をかけながら生きてる足で立ち上がり、骨折した右足をなるべく地面につけないようにしながら車椅子の肘置きに手を載せ替え、左足を軸にして体を半回転させるようにして車椅子に座ります。

言葉にするととても簡単そうなのですが、実際は体を動かすために傷口が痛く気持ちが萎えます。

それでもなんとか車椅子に座ることができました。担当の理学療法士の先生も喜んで褒めてくれました。

アラフィフのおっさんですがこの時は素直に嬉しかったです。

先生に車椅子を押してもらいながら初めて正面を向きながらの移動です。今までは天井しか見えてなかったので、病棟のフロアの作りとか、ナースステーションとか、エレベーターとか、何しろとても新鮮です。もちろん股間には管が付いているので、おしっこタンクとともに移動です。

エレベーターを使い1階のリハビリルームへ移動します。

移動していて思ったのが、想像以上に大きな病院だということです。もちろんリハビリルームも想像以上に大きく、理学療法士がたくさん働いていました。

早速課題です。とりあえず今日のやるべきことは、平行棒に捕まり立ち上がること。これは手で体を支えられるので簡単にできます。これができると体重計でどのくらい足に荷重がかけられているかを測りました。

担当医からは術後すぐに全荷重OKと言われていましたが、さすがに痛みと恐怖で右足に荷重をかけることはできません。結果としては5キロほどの荷重しかできませんでした。

驚いたことに手術で骨折箇所を固定してあるせいか、骨折部分は全く痛くありません。ほとんどの痛みは大腿骨転子部から骨頭に向けてボルトをねじ込んでる部分と、大腿骨中ほどでネイルを固定しているネジを入れた部分です。

専門的に言うと大腿四頭筋の一つである外側広筋が、これが本当に痛くて3週間ほどはリハビリするたびに本当に痛かったです。それでも1ヶ月ほど経つと痛みはかなり引いてきます。

必死に頑張れば車椅子に乗れるようになりましたが、余りにも時間がかかるので未だにオムツです…

男性器のバルーン（管）も入ったままなので、一人でトイレに行くのは大変です。