大腿骨転子部骨折 3日目 大腿骨頸部骨折との違い 手術について 

ロードバイクで転倒、落車し、救急車で運ばれてそのまま入院して3日ほど経ちましたが、骨折した大腿骨転子部は相変わらずひどく痛みます。

病院のベッドが床ずれ防止のため妙にふかふかしており、お尻から右太もも骨折箇所にかけて沈み込みが多く、それがより一層痛みを助長しているような気がします。

喫緊の課題であったオムツにうんち問題は何とか解決でき(オムツにうんちするだけだが)次の問題は手術日である。

手術の担当医が病室に来て、怪我の状態と手術の方法について説明してくれました。

※アラフィフおやじの大腿骨転子部骨折とリハビリ体験記なので、個人差があるのであしからず。

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大腿骨転子部骨折と大腿骨頚部骨折の違い

先日撮影したCT画像をノートパソコンで見せながら説明してくれました。

その時の説明と、自分で調べたのをまとめるとこんな感じです。

大腿骨転子部骨折も大腿骨頚部骨折も、交通事故や転倒などの高エネルギー外傷で引き起こされ、骨粗鬆症などの骨密度の低い状態だと骨折の可能性は飛躍的に高くなるみたいです。

入院中に看護師さんたちに聞いた話だと、やはり老人たちの転倒骨折が一番多いらしいです。

大腿骨転子部骨折

大腿骨(太ももの骨)の上端にある一番太い部分が転子部になります。

お年寄りが尻餅をついたり、転んだりすると骨折しやすい部分でもあります。

ロードバイクの落車転倒ではかなりメジャーな外傷で、日本を代表するロードレーサーである新城幸也選手も2016年に落車で大腿骨転子部骨折、ガンマネイルで整復固定しています。

骨折すると、内出血と痛みが非常に強いのが特徴です。自分自身の経験からだと、実際に痛みは激しく、転倒直後は全く身動きも取れないくらい。内出血も激しく、太ももは通常の1.5倍ぐらいまで腫れた感じです。

痛みが強くもうダメだって感じだったのですが、次に説明する大腿骨頸部骨折に比べると、骨折の程度によりますが治りは悪くないようです。

大腿骨頸部骨折

大腿骨頸部骨折の頸部とは、上記の転子部から骨頭(大腿骨最上端の丸い骨)に向かう途中の一番くびれた部分で、この部分を折ると大腿骨頚部骨折となります。

やはり大腿骨転子部骨折と同じで、お年寄りの骨折が多いらしいです。

看護師さんから聞いた話ですが、頸部骨折は転子部骨折に比べると痛みがそれほど酷くないらしく、骨折しているのに歩けたり、骨折自体気がつかない例もあるらしいです。

しかし、転子部骨折に比べて治療後の治りが悪く、理由としては転子部から骨頭(大腿骨最上端の丸い骨)への血流が悪く、そのためなかなか骨がくっつかなかったり、最悪骨頭壊死に繋がり、人工関節に置き換える必要があります。

先生の話だと、頸部骨折では無かったのは不幸中の幸いだと言っていました。

※この病院のサイトが分かりやすいので参考にどうぞ。西宮回生病院

ロードバイクでなぜ大腿骨骨折?

これは実際に整形外科の先生から聞いたのですが、大腿骨は垂直方向への負荷にはものすごく強いらしいのですが、ねじったりひねられたりした状態での横からの外傷には弱いらしいです。

このねじったりひねられたりする状態を作り出すのが、足を固定しているビンディングペダルになってしまいます。

結局足をペダルに固定されたまま転倒すると、瞬間的にビンディングペダルを外すなんて不可能で、そのまま腕を出すか、肩から落ちるか、腰から着地すると骨盤や大腿骨の転子部あたりから着地すると思います…最悪だ…

整形の先生でも理学療法士でも、ロードバイクの骨折ですと言うと必ず、あの足を固定しているやつですかと聞かれました。

実際に整形外科の先生の友人もロードバイクで落車して人工関節に置き換えたと言っていました…

手術について

手術についての説明もありました。ていうかこれが一番重要だと思います。

先生からの説明を受ける前に、インターネットで大腿骨転子部骨折についての情報はほぼ調べつくして、情報としては頭に叩き込んであったので会話はある程度スムーズに進みました。

先生からの話をかいつまんで書くと、

  • 転子部骨折に転位(骨がずれちゃってる)が見られるから手術一択。よほど綺麗に折れてない限りやはり手術一択
  • ガンマネイルと呼ばれる髄内釘で整復固定する
  • 手術時間は1時間半~2時間半くらい
  • 全身麻酔
  • 髄内釘は1年後くらいに抜いても抜かなくてもよいが、若いと抜いた方が良いが、リスクもある。人によって意見が分かれてるが、高齢者で無ければ抜いた方が良いらしい

その他に、大きな病院でもあるので、手術の予定がかなり詰まっているのと、大腿骨転子部骨折自体はそれほど緊急性を要する骨折ではないようなので、どうしても後回しになってしまうというニュアンスでした。

本来ならば早ければ早い方が、リハビリも早くできるし少しでも早くに回復できるので、受傷後当日か翌日に手術してもらうのが一番だと思います。

なにしろ手術をしなければ治療のスタートラインにも立てないので、可能な限り早く手術してくれっていうのが本音でした。それでも明後日に手術なので、やっと手術かという気持ちと、怪我をしてから多少のクールダウンタイムがあったので、妙に冷静になってしまい、やっぱり手術は怖いし不安だなという気持ちがあったのも正直なところです。

待機3日目の状態

手術待ちなので今日も寝たきり待機です。

おむつにうんちするのも多少慣れてきました。寝返りがうてないのと、骨折箇所が非常に痛むのでベッドのリクライニング機能を使い、体勢を変えて痛みの少ない場所を探して寝ていました。

骨折した足の状態は冒頭でも書いたように、痛みはひどくカロナールは欠かせません。本当はロキソニンの方が痛み止め効果が高いような気がするのですが、この病院ではロキソニンは処方されませんでした。その代わりカロナールを6時間おきか容量を増やすかで対処してくれとのことでした。

その他にアイスノン(氷枕)で患部を常に冷やしていました。これは手術後1週間くらいは続けていたと思います。

病院食は病人ではなく怪我人なので、ご飯300gの通常食が出されており、寝たきりの運動不足と痛みとで食欲はあまりなく2/3ほど食べて残していました。

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