大腿骨転子部骨折 術後1日目 リハビリ開始

ロードバイクで転倒、落車し、救急車で運ばれそのまま入院し、入院5日目にやっと手術して、今ここ。

午前中からの手術は2時間半ほどかかり、術後はあまりの痛さで食事も喉を通らず夕飯はほとんど残す有り様。

※個人の大腿骨折からのリハビリ体験記なので、個人差があるのであしからず。

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痛み止めはカロナール

もちろん夜は痛みと体を動かせない辛さでウトウトしたら痛みで目覚め、あまりの痛みの辛さにナースコールを押して、痛み止めを貰う始末。

痛み止めはカロナールか、ロキソニンで、ロキソニンの効き目は強いが、病院的には胃に優しいカロナールを優先的に処方する感じ。なので、ロキソニンは手術後の夜に飲んだくらい。

それでカロナールを飲むとMAX10の痛みが、8.5位にはなる感じで、突き刺す尖がった痛みが、丸い先端の少し鈍い痛みになる様な気がする。

カロナールは6時間ごとに飲んで良いので、手術から2週間位は、朝食後、昼食後少したって(時間調整)、夕食後、夜0時位にと1日4回くらいは飲んでいた。

思い出した…カロナールの他に術後1週間位は朝、夕食後の1日2回飲むちょっと聞きなれない痛み止めも服用していました。

朝の回診

午前中は痛みによる睡眠不足と、食欲の無さでぼんやりしていたら、手術を行った先生が回診に来てくれました。

傷口に大げさに貼られたガーゼのお化けみたいなのを剥がして傷口を確認したら、大きな絆創膏みたいなガーゼに張り替えられました。

術中のレントゲン写真のコピーを数枚渡してくれて「手術はしっかり元の形に整復して、しっかり固定してあるから心配ないです。今日から全荷重も問題ないです。リハビリ頑張りましょう」との事。

ガンマネイル(髄内釘)については「18㎝(たしか?)のミドルの長さの物を使いました。骨頭に向けてスクリューが2本入れてるのは、アンチローテーション用で、1本だと骨折箇所が捻じれると、ボルトを軸に動いてしまう可能性があるから、それを止める為に細いボルトをもう1本入れてます」との事でした。

改めてレントゲン写真を見ると、ネットで見た画像とまんま同じで、なかなか強烈です。

手術の傷口まわりは非常に痛いけど、ネイルが入ってる骨は全く痛くないのは不思議な感覚。

しかも骨折箇所の痛みはほとんど無い…

リハビリ開始

午後からはいよいよリハビリ開始です。

初日は病室でリハビリです。

担当の理学療法士の先生は若い少し華奢な女性の先生。線が細いので、初見では大丈夫かな?っと思いましたが、その思いは杞憂に終わりました。

リハビリ最初の目標は車いすに乗り移る事(移乗)。

これが出来れば両ふくらはぎに付けてる血栓防止用のポンプと、おしっこ用の管(バルーン)を外してもらえます。

しかしね、しかしなんだよ…

手術の次の日なんて滅茶苦茶痛いのよ。骨折箇所はがっちり固定しているからか全然痛くないけど、傷口周辺がめちゃ痛い。

簡単に言えば、痛い箇所が変わっただけ…

とりあえず脚の曲げ伸ばしで可動域の確認などをするのですが、これが既に痛みと恐怖で死にそう。…まあ死にはしないんだけど、駄目になった足を他人に預けるってのは普通に怖い。

ロードバイクでの事故の状況や、過去の足の骨折などの話をしながら、膝の可動域や股関節の可動域を調べます。

一通り調べ終わったら、ベッドサイドに座り足をおろす訓練をする予定なのですが、これが全くできませんでした。

何しろ痛いです。手術箇所もそうなのですが、お尻のあたりも痛いし、病院のベッドは床ずれ防止用でかなりふかふかなベッドなので、お尻が沈んでズリズリと移動するのをままなりません。

生きている左足で体を持ち上げて移動すれば行けそうな気もしますが、痛みで全く無理。

今日はひたすら痛い痛いでリハビリ終了となりました。痛み止めを飲んでも痛いものは痛いです。

とりあえず車椅子に乗れないとバルーンも外せないし、何しろリハビリテーション室まで行くこともできません。

夜は38度弱の発熱

リハビリの先生にいくつかの自分でもできる簡単なリハビリ運動を教えてもらったので、暇な時間に、というか暇な時間しかないのですが、セルフリハビリをしました。

大腿四頭筋に力を入れるとか、ベッドサイドに足おろして膝から下を上に持ち上げるとか、その程度です。

ちょっと頑張りすぎたせいか、夕方過ぎから熱っぽくなってきました。

看護師さんの定時の検温で37.8度と結構な熱が出ていました。看護師さんはコロナかもしれないと言っていましたが、多分リハビリでの発熱の可能性もあるのでちょっと様子を見るということに。

手術の痛みやら疲れ、寝不足などもあったのだと思います。

傷口を冷やすのに使っていたアイスノンを首の裏に巻いて寝たら、翌朝には体温は下がっていました。

一安心です。ただ入院期間中は基本的に体温が高く、36.8度前後の体温が多かったと思います。

もちろん夜は1~2時間おきに痛みで目が覚め、タオルを丸めたものを足に挟んでみたり、リクライニングを色々いじってみたりと寝るのに腐心です…そんなことをしていると朝にはなってしまうのですが。

夜の血栓防止ポンプはうるさい

脚には血栓防止の加圧ポンプが巻いてあります。正式な名前は分かりません。調べてもいません(笑)

これが意外とうるさく、ふくらはぎに巻いてるエアマットみたいな物に空気を送るため、24時間「プシュー、プシュー、プシュ、プシュ、プシュー」と空気が抜ける音がしています。

4人部屋だったので、最初は申し訳無いなんて思っていたのですが、同室のジジィ達も負けないくらいに夜も昼もうるさいので、すぐに気にしなくなりました…

寝るときは掛布団なんてものは面倒だし暑くて使えず、脚のポンプが外れて、さらにオムツが外れるまでレンタルのバスタオルを数枚かけて寝ていました。

病室の温度は一定なので、こんなのでも全然快適でした。

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