うん、いいよ。
すんごく良いと思う。キットレンズとしては出来過ぎな位に高性能なレンズだと思う。
今までのキットズームレンズや同価格帯のサードパーティー製よりもピント率が大幅にアップしていると実感します。
AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRでモトクロス撮影
年に数回はオートバイレースを観戦、撮影しに行くコシタツなんですが、モトクロスは観戦席からコースまでの距離が近く、レースの迫力をそのまま撮影できるので大好きなんです。
もちろん、コースが近いメリットは300㎜以上の超望遠ズームレンズを持ち出さなくても撮影出来るメリットがあります。
まあ、レース会場のオフロードビレッジのアクセスの良さも外せない理由ですけど(笑)
撮影機材
- カメラ Nikon D5600
- レンズ AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR
撮影条件
カメラの設定は基本的にシャッター速度優先AEで、ISO感度も3200を上限にオートで設定してあります。フォーカスポイントはダイナミック9点を使っています。
シャッター速度は概ね1/500を使用して、流し撮りなどでは1/100程度まで落として使います。
手持ち機材でコースを動き回るので最軽量の機材で撮影に臨んみました。これ以外カメラバッグには何も入れてありません。っていうか、結果的にはこれだけで十分すぎる程でした。
パドックなどの近距離撮影はスマホでなんとかします。
撮影した写真と共に撮影で気が付いたことを書いていくので参考にして下さい。
写真をクリックすると1600×1067の大きさになるのでピント面等を確認できます(粗を探せます(笑))
AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRで成功写真が2倍増えた!?
※写真は全日本モトクロスIA2クラス渡辺選手。2017はIA2クラスでチャンピオンを決めました。マシンはヤマハYZ250Fです。
この程度の写真なら特別に高いカメラじゃなくても『Nikon D5600』程度のエントリーミドルクラスでも余裕で撮影出来ます。
トリミングして大きくしてませんよ。上の写真と違う周回での撮影です。
新しいキットレンズである『AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR』の特徴として、AF(オートフォーカス)速度の向上があるんですが、これが動き物を撮影するのにもかなり効いているようです。
僕が今まで使っていた以前のキットレンズ『AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR』やタムロンの『SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD』の2倍以上はピント率がアップしていると感じます。
※2017ランキング2位の古賀選手。マシンはホンダCRF250R。
今回のモトクロスレース撮影では3000枚程撮影したのですが、自分基準で使える、ピントが来ている写真が今までの撮影よりも大幅にアップしてるからです。
これってスゴイ事ですよ。
※スズキワークスの深谷選手。クラスはIA1でマシンはRM-Z450SWです。
今までのレンズと値段は変わらずに性能は2倍以上アップしてるって事ですからね。
写りも色味がハッキリと線が太い感じに撮影できるので、派手目なモータースポーツとの相性は良いと思います。
AF-C(コンティニュアスAFサーボ)の歩留り率アップ
※カワサキワークスの小方選手。マシンはKX450F-SRです。2017は惜しくもランキング2位となってます。
歩留り率がアップした理由の中でもAF-C(コンティニュアスAFサーボ)での撮影で被写体を追う速度が速くなった気がします。
実験して検証したわけではないので、今までのレンズと比較して速くなったような気がするって事ですが…
AF-Cサーボってのは簡単に説明すると、写真のようにこちら側に向かってくる被写体に自動的にピントを合わせ続ける機能なんです。
で、D5600はぶっちゃけカメラの撮影性能であるAFユニットは、マルチCAM4800DXでD5300からほとんど進歩していないんですね。
なのに向かってくるバイクでの歩留り率が向上してるって事は、やっぱりレンズの効果だとしか思えませんです。
※ワークス放出されちゃった小島選手です。スズキワークスでしたが、リザルトは正直なもので来年の動向が気になります。
もちろん写真の様に離れていく被写体にも効果があります。
※ホンダワークスの成田選手。国内では敵なしでしたが、歳と共に衰えが見え始めてきてるような気がします。それでも2017ランキング3位ですが…
土煙を上げながら走り去っていくバックショットって結構好きです。
スタート時の選手が入り乱れた撮影でもとりあえず狙ったポイントで撮影出来ます。
これはD5600のフォーカスポイントのダイナミック9点が効いていますね。
格下モデルのD3400は圧倒的にフォーカスポイントが少ないので、エリアを選んでの撮影ができなかったりします。
こだわらなければD5600ダブルレンズキットでも十分撮影出来るはず
個人的にはD7500やD500で『AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR』を使ったモータースポーツ撮影が気になりますが、D5600でもこの程度の撮影は全く問題なく出来ます。
連写撮影は基本
※地元埼玉にあるレーシングチーム鷹の西垣選手。無事にIAに昇格出来ての1年目でしたが、やはり大変そうですね。
もちろんモータースポーツでもなんでもそうなんですが、動き物の撮影は連写が基本です。
もうひたすらメモリーカードの容量が許す限り撮影しまくります。
さっきも書きましたが、今回は3000枚以上撮影しています。
撮影のポイントは遠くから被写体にピントを合わせて撮影ポイント付近に来たら連写開始です。
被写体が近くに来てからだとAFが間に合わなかったりするので、遠くから合わせるのがよいですね。もっと高価で高性能なカメラだと違うかもしれませんが…
流し撮りもするんですが、縦横方向に動くモトクロスは被写体ブレが凄まじいので結構難しい部類になると思います。
しかし、『D5600』と『AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR』の組み合わせは非常に軽量で、一日振り回しても疲れませんね。
今回はカメラストラップも取り付けずに単純に手持ちで撮影していました。うっかり落としたらどうすんねんって話ですが(笑)
※2017IA1チャンピオンの山本選手。世界での経験は無駄では無かったようです。
これも流してますがショボいですね。流し撮りはいきなり歩留まりが悪くなります。100枚撮影して2枚良ければOKです…(泣)
AF-Cでしっかりピントを喰いつかせながら撮影すれば、手前にライダーが被ってもフォーカスが持っていかれる事はほとんどないです。
カワサキ小方選手の組み合わせカッコイイなぁ。
シャッター速度1/500ではタイヤの回転は止まらないので、動いてる感は出ますよ。よく見るとマフラーからの熱で大気の揺らぎも見て取れます。大きくして見るとよく分かります。
最後に美人なレースクィーンをパチリ。
中嶋真緒さんです。大型バイク免許も取得して乗ってるそうです。ゴイゴイスー!!!!
って感じで、『ニコン D5600』と『AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR』の組み合わせでこのくらいの撮影は余裕で出来るのでぜひ試して見てちょうだい!!!!
モタスポ以外の撮影もありますよ
ほなね~
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