「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」でマクロレンズさながら接写してみる

明るい単焦点レンズである「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」を手に入れてから、天気のよい週末はもっぱらこればかり持ち出して撮影しています。

もちろん単焦点なんで、ズーミング出来ないし、かといってワイドにも出来ないんで結構不自由なんですが、なんていうか、とりあえずファインダーを覗いてみて構図が良ければ撮影、悪ければやり直し…みたいなプリミティブな写真撮影の楽しさを味わえます。

足を使って、動き回って撮影するってやっぱり大事だと思うし、そんな面倒が楽しかったりします。

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マクロっぽく接近して撮影

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gの最短撮影距離は0.3m、最大撮影倍率は0.16倍なんで全然マクロレンズのように撮影出来ないし、なんちゃってマクロにも及びません。

だけどもf値が1.8とかなり明るいので、絞り開放で接写すればマクロのような後ボケが期待できるかもしれないと思い試してみました。

写真はRAWデータで撮影後、未編集でJPEG変換している、いわゆる撮って出しの写真になります。

 スイセンを接写

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gでスイセンの撮影

スイセンを接写してみました。手持ちでオートフォーカスなんていう、かなり舐めた撮影方法なんでゴメンナサイ。

絞り開放でトライしたかったのですが、日中で天気も良いこともあってか、シャッター速度が1/4000秒以上で張り付いちゃって撮影不可能だったので、f/2.5くらいまで絞ってあります。

出来る限り構図を作って、寄って撮影してみたのですが、意外と悪くないです。

常に風が吹き続ける悪条件だったのですが、速いシャッター速度にも助けられています。

マクロレンズほど背景が認識できないほどの強烈な後ボケは得られませんでしたが、それなりにいい感じでボケていると思います。

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gでスイセンの撮影

今度は前ボケで撮影。

条件は最初と同じ絞りf/2.5での撮影です。オートフォーカスでの撮影ですが、結構しっかりピントが来てると感じます。まあ、カメラ低級者の感想ですから上級者たちは笑ってスルーして下さい。

前ボケも悪くないですよね。

このレンズなんですが、風景を撮影するよりも物撮りや大きめの被写体を撮影した方がうまい具合に撮影できるような気がします。

スノーフレークを接写

今度は小さい小さい可憐な花のスノーフレークを接写してみました。

被写体が小さいうえに、地面に向かって垂れて咲いているので撮影が大変です。これはバリアングル液晶を使って、ライブビューでピントを追い込んでみました。

もちろん三脚は使っていません。…持ってくるのを忘れました。

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gでスノーフレークを撮影

最短撮影距離で撮影しています。これ以上近づくとピントが合いません。

背景との距離があったせいか後ボケがすごいですね。なんだか玉ボケチックな何かが見えるんですが、なんでしょう?スノーフレークの花弁だったかな?

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gでスノーフレークを撮影

なにしろ花弁は風でユラユラ揺れているし、コシタツも前後にユラユラと揺れている状態なので撮影が大変です。

それでも数撃てば当たる作戦で上手くいった1枚です。ライブビューで撮影すると、どうしてもシャッターユニットがガチャコンガチャコン動いて撮影に時間がかかるのでじれったいです。…日の丸構図ってやつですが全然OKですよ。

この写真はちょっと日陰だったので絞り開放で撮影できました。

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gでスノーフレークを撮影

これも絞り開放での撮影です。

背景が大きくボケるせいなのか、レンズのせいなのかは分かりませんが、2線ボケ傾向が少ないように感じます。ただ、この写真だと背景をある程度整理しないといけないですね。ごちゃごちゃしてうるさい感じがします。

接写での感想

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gでの接写撮影の感想なんですが、やっぱり最大撮影倍率が0.16倍ってのが効いてますね。

全然大きく写らないんですよね。その代わりに、近寄っていっても沢山写し込めるんですけど。まあ、そもそもそんな使い方のレンズでは無いのは重々承知しているのですが、一度試してみたかったんです。

ただ、被写体がある程度の大きさ(今回はスイセンですが)だったら、クローズアップ撮影も悪くないと思います。っていうか積極的に使っていきたいですね。

花弁が15㎜程度の、スノーフレークくらいの大きさになるとちょっと小さすぎますし、ライブビューで2倍にしてもピントのピークがつかみ辛いです。

 

背景のボケ具合はマクロレンズには遠く及びませんが、逆に背景にある物がある程度認識できるので、使い方次第でしょう。

なんでもかんでも、ボカせばいいってもんじゃないと思います。

 

クローズアップレンズ

それでも何とかして「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」で接写を試みたい時は、こんなお手軽フィルターがありました。

虫眼鏡のような役割なんでしょうかね?

お値段も格安なので、お試しに買ってみても悪くないと思います。

フィルター径が52㎜しかラインナップされてないので、使えるレンズが限られますが、「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」ではばっちり適合します。

ちなみに、DXフォーマットレンズのフィルター径は52㎜が多いので、ニコンのDX使いの方は一枚持っていても楽しいかと思います。

2000円だし、どうすっかな???

 

コメント

  1. 日野 より:

    コシタツ様、こんばんは、さすがに、F1.8は、明るく、綺麗で、バックの、ボケ具合も、ちょうどいい感じがしますね、私も、最近、背景の、ぼかす程度が、どれくらい、ぼかせばいいのか、迷ってます、
    接写も、被写体の大きさでは、全然問題ないように、思います、
    僕の大好きな、スノーフレークも、綺麗にとれてますね、すこし、バックの環境を、入れたい時などは、ちょうどよい、うつり方と思います、
    フィルター類も、この頃気になってました、お安いフィルターで、遊ぶのは、アリだと思います。

    • コシタツ より:

      日野さん、コメントありがとうございます。
      だいぶ画角にも慣れてきて、子供達の撮影から静物撮りと活躍しています。
      暗めの室内でも、シャッター速度が上げられるので便利ですね。

      背景のボケは難しいです。マクロレンズ的なボケもあれば、望遠レンズの圧縮したボケ方や、
      このレンズのように少し遠くでのボケ方などなど、実際に撮影してから気づかされる事が多いです。
      レンズフィルターは僕も気になっています。

      このレンズについては、もう少し記事にしたいと思っていますので、期待していて下さい(笑)

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