ギターネック塗装完了編からの続きです。
ネックの塗装は初めての事もあって紆余曲折を経て塗り終わりましたが、今回の作業は失敗の出来ない穴あけ木工作業になります。
GOTOH ペグの取付け
とりあえずペグがないとギターの弦すら取り付けられません。
今回は奮発してGOTOHのペグ。
今回も何も取り付けは初めてなんですけれども、それもロック式ペグ。
基本的に弦交換が大嫌いなんで、弦交換が簡単なマグナムロックペグにしました
ロック式のペグなら穴に弦を差し込んで半回転ぐらいさせるとチューニングが完了します。
GOTOH SD91‐MG
今回購入したのはこれ。
世界的にものすごく評判の良いGOTOH製のペグで、マグナムロックと呼ばれる独自のロック機構でチューニングが狂いにくいとかナンタラカンタラで選んだ次第です。
1回箱から出して写真用に戻したのでペグが中でバラバラになっています。
ブッシュ(スリーブ)を取り付ける
ペグを取り付ける前に金属製のブッシュをギターヘッドの穴に差し込まないといけません。
最初は手で押し込もうとしたのだが非常に硬くて全然入らなかったので、次はトンカチで叩き入れようかと思ったんだけどそれもリスキーな感じがしたので、思いついたのが万力で圧入する方法。
作業小屋に移動して早速試してみます。
ネックの裏には傷がつかないように木の当て板とタオルを挟んでいます。
まっすぐ垂直に圧入できているかを調整しながら万力を閉めていきます。さすが万力です。スルスルとブッシュが入ってきます。なかなか気持ちがいいです。
叩き入れられなくもないとは思うのですが、安全策をとるのなら万力もしくはプレス、なければホームセンターでシャコ万やクランプと呼ばれる工具を使うと簡単に圧入できると思います。
こんなの↓↓↓↓↓↓
そんな感じで6個ともうまい具合に圧入が完了。
だいぶギターネックっぽい見た目になってきましたよ。このままの勢いで穴あけ作業に入ります。
うまくいくといいなぁ。ドキドキ。
ネジの下穴あけ作業
ここからは失敗の許されない穴開け作業に入ります。
とりあえずペグをブッシュに差し込みきれいに整列させます。ブッシュの穴は結構大きめでペグを差し込んでもぐらぐらするので手で整列させるのは大変だったんですけど、ペグの下に定規を置いてまっすぐさせると簡単に整列させることができました。
ペグを差し込んだら7個ある止めネジ部分に穴を開けるための印をつけます。
たぶんボールペンや鉛筆でマークをつければ良いんだけど、今回はドリルで軽くグリグリして印をつけました。
写真にあるドリルに養生テープを巻いてあるのはこれ以上ドリルを入れないために巻いてます。簡単に言えばガイドです。
うっかりドリルを貫通させてしまっては全て台無しになってしまいますからね…
ネックがグラグラしないようにちょうど良い厚みの本を挟みました。
ネックに貼ってある養生テープは穴あけ用のまっすぐガイドとうっかりキズ防止のためです。
後は慎重に斜めに穴を開けないようにまっすぐ電動ドリルで穴を開けていきます。
この日一番の緊張タイム(笑)
慎重に作業した結果見事に穴を開け終わりました。
ペグを並べてみたんだけど寸分の狂いもありません。
木ネジで取り付けていきましょう。
取り付けには木ネジが使われておりプラスネジの頭は1番ビットのドライバーがドンピシャでした。
サイズの合わないドライバーを使うとプラス部分に合わないだけではなく、最悪プラス頭を舐めてしまったりして悲惨なことになります。
個人的には国産のドライバーだとベッセルをお勧めします。ドライバー関係はたぶん20本くらいは持っていますが、ほとんどベッセルだと思います(笑)
かっこいい…すごくギターっぽい。
くすみのないピカピカのペグはすごく気持ちが良いものです。まあ放っておいたらすぐに曇ってくるんでしょうけど。
とりあえず完成です。ひとつ山を越えた感じです。
マグナムロックペグ取り付け完了
ちょっとボケボケの写真になってしまいましたが、新旧ネックを並べてみました。
やっぱりメイプルよりもローズ指板の方が僕は好きです。
残りの穴開け作業はネックのジョイント部分だけ。
次回へ続く。
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