ゼンハイザー GSP500をゲームに映画、音楽と半年使い込んだのでインプレッションする

ゼンハイザー GSP500 ゲーミングヘッドセットを使い始めてから半年経過したので、インプレッションします。

ゲーミングヘッドセットの中では価格的にハイエンドクラスになるので、Beexcellentヘッドセットのように「ちょっと試してみようかな???」って買えないのが難点なので、インプレ記事を読んで検討してみて下さい。

僕は頑張ってお小遣いを貯めて購入しましたが、やっぱり最高です。

ゼンハイザーGSP500

スポンサーリンク
スポンサーリンク

GSP500の基本スペック

ヘッドホン形式 ダイナミック・オープン型
周波数特性 10Hz~30KHz
インピーダンス 28Ω
出力音圧 最大107dB
マイク周波数帯域 10Hz~18KHz
マイク感度 ‐47dBV/PA
重さ 358g

スペック表だけ見ても、製品の質感や音質などはさっぱり分からないので、なるべく伝わるようにインプレしたいと思います。

頭へのフィット感と締め付け感は?

Amazonなどの評価欄ではヘッドバンドの締め付けがきつい等の意見が多く見受けられます。

事実、使い始めて1週間くらいはアジャスターを最大限緩くしても、横から強く挟まれる感じがしましたが、それを過ぎると少しづつ緩くなってくるので2週間も使っていればアジャスターで調整して丁度良いポジションを出せると思います。

ちなみに、僕の頭は日本人男性の平均程度の大きさです。

側圧調節は30%程度?

ゼンハイザーGSP500 ヘッドバンド調整

ネットの記事で読んだのですが、ヘッドバンド上部のアジャスターをスライドさせることで、側圧調節できるのですが、圧力変化は30%程度らしいです。

使い始めの頃は変化が分かりにくいんですが、2週間程度使えば『あー、変わるねぇ』って感じで違いが分かるようになります。

現在はアジャスターの真ん中あたりが丁度よい感じです。

2軸メタルヒンジシステムで快適な側圧

ゼンハイザーGSP500 2軸メタルヒンジシステム

ゼンハイザーGSP500の優れる部分として『2軸メタルヒンジシステム』があります。

これは見て通り、イヤーカップとヘッドバンドの取り付け部分を方向の違う可動する2軸で接続してあります。

これによりイヤーカップが3次元的な動きになり、ほぼほぼ均一な圧力で顔の側面に垂直フィットします。

で、垂直フィットの何が良いかと言うと、ズレの無い、頭が痛くならないフィット感になるんです。これ、長時間のゲームでは超重要部分です。

イヤーカップは大きく、素材はファブリック

ゼンハイザーGSP500 イヤーカップ

イヤーカップは大型で、縦に楕円形になっており、耳を完全にすっぽりと覆う作りになっています。

廉価ヘッドセットなどは耳を完全にカバーできなかったり、隙間が空いたりするものもありますが、GSP500では無縁の話です。

耳に直接触れる部分は硬めのファブリック素材でできてるので、開放型のイヤーカップと共に耳が蒸れません。

気になる音質は?

GSP500の特徴としては、開放型ヘッドセットがあげられます。

開放型の特徴としては、イヤーカップ内で音が籠らないので、音の抜けが良く素直な響きになる傾向があります。その代わりにヘッドセットの音や外部の音は筒抜けになるので、外部の環境音が気になる場合があります。

開放型のメリット?デメリット?

メリットとしては、外部の音が聞こえるって事はラインの着信音や呼び鈴、家族がいれば呼ばれたときにすぐに対応できるので、自分も相手にもストレスがたまりません。

デメリットはエアコンやファンヒーター、通りに面していれば周囲の環境音が丸聴こえになるので、ゲームに集中できない可能性もあります。

また、ボリュームを上げるとそれなりに音が漏れるので、集合住宅や家族がいる場合などでは深夜のゲームプレイに気を使う必要があるかもしれません。

個人的には、嫁さんや子供の呼び出し声が聞こえるので、密閉型よりも使いやすいと思います。

低音から高音まで素直な音質

GSP500を購入した理由でもあるんですが、GSP600に比べて圧倒的に音の出方が素直で聞きやすい特性なんです。

開放型としては圧倒的に音圧のある低音が、音楽に躍動感を与えてくれるし、脚色の少ない中高音部分はストレートに音楽を楽しめます。

その中でも評価するのが低音部分の切れの良い響きで、銃声や爆発音などがリアルで盛り上がります。ただいきなり殺されたりしたときは、迫力の低音でかなり驚かされますが(笑)

SENNHEISER(ゼンハイザー)GSP600 GSP500 ゲーミングヘッドセットを聴き比べて選んだのはどっち?
GSP500とGSP600は開放型と密閉型の違いがあるのですが、それ以上に違うのが音のキャラクターです。ゲームから音楽・映画鑑賞などなんでもこなすならGSP500、FPSゲーム中心に考えるならGSP600を選んだ方が幸せになれそうですが...

GSP600との比較記事になるので参考にして下さい。

足音系ゲームには使えるか?

全然使えます。

っていうかそれ目的での購入です。

レインボーシックスシージ ヘッドセットGSP500

最近はFPSゲームであるレインボーシックスシージをメインで遊んでいますが、敵の足音は普通に良く聞こえます。

もちろんゲームによって足音の響き方は様々なので、敵の位置を把握するのには多少の慣れは必要だと思います。

2chステレオでも問題なく使えますが、できれば7.1ch疑似サラウンドを使うとよりGSP500の性能を体感できます。

7.1ch疑似サラウンドとの相性は良い

7.1ch疑似サラウンドとGSP500の相性はとても良くて、PCなどでアプリが使える環境なら積極的に使いたいです。

サラウンドにすると音場感が広がるのですが、ヘッドセットによっては単純にリバーブ(残響音)がかかっただけに聴こえる物もあるんですが、GSP500では確実に立体感を伴った音場空間が生まれます。

GSP500とGSX1000との相性は抜群

無料のサラウンドアプリ「Razer Surround」でもかなり上質なサラウンド空間を作れますが、個人的にはゼンハイザーGSX1000を使うのが正解でした。

GSX1000だと前方の定位感が抜群で、ゲーム画面にリアルな奥行きを感じられます。ただし、後ろの音が若干聴こえ辛い欠点もあります。

映画・音楽にも積極的に使いたくなる

GSP600はゲーミングヘッドセットに特化した部分があり、音質的に音楽や映画鑑賞に向いてない部分が多々見受けられるんですが、GSP500が使えるヘッドセットなのは音楽を聴いても聴きやすく楽しめる点です。

これは、先ほど書いた低音がしっかりしているからなんです。

FPSなどのゲームに特化したヘッドセットは、どうしても敵の位置を知る音以外のゲーム内環境音はオミットする傾向があるんですが、GSP500はその辺りが普通のヘッドホンと変わらない音質だからです。

最近は動画サイトで音楽ライブ動画をよく見てますが、使うのはほとんどGSP500だけになってます。

耳元のボリュームは使いやすい

ゼンハイザーGSP500 ボリューム調整

ボリューム調整は右イヤーカップに大型のダイアルが付いているので調節しやすいです。

ボイスチャットマイクは普通

ゼンハイザーGSP500 マイク

PS4でもPCでもオンラインマルチゲームをするならボイスチャットでのコミュニケーションは欠かせません。

GSP500では高性能なノイズキャンセリングマイクが搭載されていますが、ディスコードで子供とボイチャしながら遊んだ感じでは、いたって普通でした…

マイクを跳ね上げてオン・オフ出来るのは、スイッチを探す手間が省けて使い勝手が良いです。

総合的に高評価でGSP500ばかり使用

購入してからもっぱらGSP500ばかり使うようになりました。

音楽用にゼンハイザーのヘッドホンも持っているんですが、ほとんど出番が無くなってしまいました…

理由としては、足音系FPSゲーム以外にも普通のアクションゲームやTPSゲームにも使えるし、そのままでYouTubeやNetFlixなどの動画サイトも見れるし、音声認識を使えばボイスチャットマイクで文章の作成まで出来ちゃう万能さ加減です。

現在のリファレンスでは、7.1ch疑似サラウンドアンプGSX1000と一緒に使っているんですが、GSX1000以外の疑似サラウンドでの相性も良いので、PCで使うならサラウンドアンプを必ず通した方がよりGSP500の性能を発揮できると思います。

2020年までゼンハイザーとEPOSのダブルブランドネームで展開していたゲーミングヘッドセットシリーズですが、2020年の7月からEPOS(イーポス)単独ブランドになり展開しているのがこのシリーズ。

基本的な形状はゼンハイザー時代を踏襲していますが、ヘッドセット全体の色調は刷新され、跳ね上げ式のマイクも脱着式となりヘッドホン単体として使うことも可能です。

正直、真面目にかっこいいので欲しいです。白、しろかっこいいよね。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました