もう今時、使ってる人なんてほとんどいなそうな感じがするヘッドホンなんですが、コシタツにとっては大事なヘッドホンなんです。
かれこれ10年以上は使っていますでしょうか?
ただ、毎日使うわけではないので音質の劣化は感じないのですが、イヤーパッドがかなりくたびれてきました。
そこで、これから壊れるまで使い倒すためにもイヤーパッドの交換です。
イヤーパッドの交換方法
イヤーパッドのくたびれ具合はかなり酷く、中身のスポンジが完全に劣化してしぼんでしまい、ヘッドホンを装着するとドライバーユニットに耳が当たります。
フカフカして装着感はよいんですが、さすがに…ダメですね。
ドライバーユニットを覆っていたはずのスポンジはかなり前に消滅してしまいました。
まあ、あった方が高音のシャリシャリ音が低減されるような気がしますけど。
ゼンハイザー純正イヤーパッドが売っている
【国内正規品】ゼンハイザー イヤーパッド HD590用 77906
僕がAmazonを評価するのがこんなところなんです。
こんなものあるわけないよね?なんて、ダメもとで検索すると在庫があったりします。以前は、洋書のオートバイ整備書が欲しく検索かけたら在庫してありました(笑)
40年以上前のあんまり人気の無いバイクの整備書ですよ!!!
しかも、Amazonが在庫してるんです。笑っちゃいますよね。バイク雑誌専門店も無いっていうのに!!!
そんな事もあってか、いつの間にかAmazon好きな人間になっちゃいました。まあ、いいか。
交換イヤーパッドには、破れてなくなったドライバーユニットスポンジもちゃんと入っていました。
ちなみにこのイヤーパッドは、HD500、570、575、590共用です。
交換手順を説明する
イヤーパッドは本体に押し込まれているだけなので、本体とイヤーパッドの隙間に手を差し込んでゆっくりかつ、力強くひき剥がせば外れます。
簡単でしょ!!!
外すと薄いスポンジの残骸が溶けてへばりついていますので、これをキレイにしましょう。
…その前に、10年以上使い込んだイヤーパッドと、新品のイヤーパッドの比較です。
色あせて小汚いのが古いパッドです。新品は形も色も張りがあってしっかりとしています。
アルコールでキレイにする
ここで登場するのが、汗ふきシートメンズ用。
たまたま持っていたのですが、この手の汗き拭きシートにはアルコールが使われているので、スポンジカスの清掃には持ってこいです。アルコールがカスのベトツキをきれいに溶かしてくれます。
ゴシゴシと拭いていきます。
思いのほかアルコールが強く、みるみるキレイになっていきます。すごーい!!!こんなので、顔なんかを拭いていたんですね。ちょっと怖いな…
一枚で左右ユニットを拭けました。
見てのとおり、かなりの汚れです。
イヤーパッド取り付け
イヤーパッドの取り付けは外した逆の手順でやるだけです。
その前にドライバーユニット用の薄いスポンジを載せておきます。このスポンジかなり薄いので、破らないように細心の注意を払いながらの作業です。
スポンジの上に重なるようにイヤーパッドを載せたら後はギュウギュウと押し込んでいくだけです。特に爪などがあって『パチン』などとはまらないので、ある程度押し込んで外れなければ成功です。
イヤーパッドと本体に多少の隙間が出来るかもしれませんが、ちゃんとイヤーパッドがハマっていれば問題無しです。気にしないようにしましょうね。
完成!!!!
ジャーン!!!!
完成です。
たたずまいはまるで新品のようですね。
このヘッドフォンの良いところは、無理に高級感を出そうと頑張るところがなく、プラスチックな部分は素のままで作ってあるところです。
そのおかげか、非常に軽く作られていて、さらに布地のイヤーパッドが心地よい装着感を生み出します。
早速、最近お気に入りの曲を聴いてみましょう。
某携帯キャリアのCMソングなんですが、素朴な歌声と三線、ピアノの伴奏が素敵な曲です。
このヘッドフォンに持ってこいの曲ですね。
豊かな低音から中音にかけての響き、途中から入るギターの音色、盛り上がりの部分でのストリングスも入って音の厚みが出る部分でもキッチリと聴かせてくれます。
このHD570は音がダダ漏れの超開放型のヘッドフォンなんですが、かなりボリュームのある低音を奏でてくれるんですね。その代わりに、歌詞が聞き取れるくらい音が漏れます(笑)
うん、新品の様になった。ドライバーユニットはそのままで関係ないんですが、気分は新品です。
やっぱり、いいヘッドフォンです。デジタル臭を感じさせないのもお気に入りのポイントです。
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