PCゲーム環境の更なるグレードアップと快適さを両立させるため、秋葉原に行ってきました。
コシタツの住んでいる街、 越谷シティからだと空いていれば車で1時間ちょっとで到着します。駐車場もメイン通りからちょっと外れた場所を選べば空いているし、結構お安く駐められます。
今回のお目当てのアイテムはゲーミングヘッドセット。それも、ゼンハイザーのGSP600と GSP500になります。
正直申して、ゼンハイザーのゲーミングヘッドセットなんか、街の家電用品店なんかには絶対に置いてないです。
で、向かった先は秋葉原でも屈指のヘッドホン在庫を持つ『e☆イヤホン』です。
GSP600 GSP500比較
SENNHEISER(ゼンハイザー)とは1945年にドイツで設立されたレコーディングマイク、ヘッドホンブランドです。
音楽やオーディオ好きで、ゼンハイザーを知らなければもぐりじゃね?ってほどの世界的ブランドだったりもします。
ヘッドホンブランドの中ではかなりの老舗メーカーになるので世界中に多くのファンやマニアを抱えているのですが、このゼンハイザーの面白いところは、老舗ブランドにあぐらをかかず全く新しい分野であるゲーミングデバイスにも挑戦しているところです。
通常のヘッドホンとゲーミングヘッドセットの違いはボイスチャット用のマイクがあるかないかです。
普通にシングルプレイのゲームをやるにはマイクは特に必要ではないのですが、 仲間とパーティーを組んでプレイするマルチプレイの時にはマイクがあった方がかなり便利だったりします。
GSP600とGSP500の簡単な違いは?
GSP600もGSP500も見た目はほぼ同じ感じなのですが、最大の違いは密閉型と開放型の違いがあげられます。
GSP600は密閉型で、イヤーカップ(ハウジング)が完全に閉じた形になっており、音が逃げ出す隙間がありません。逆に言えばPC、PS4の冷却ファンの音、エアコンの音、道路の車の音、隣室の物音などの環境音が入ってこない為にゲームに集中できます。
GSP500は開放型になります。開放型とはイヤーカップの一部分もしくは全部が開いている形になります。なので、ゲーム音以外の環境音がどうしても入ってきます。
密閉型と開放型ではイヤーカップ内での音の響き方が全然違うので、GSP600とGSP500は形は似ているが、性質的には全く違うタイプのゲーミングヘッドセットになります。
※優劣よりも好みの問題が大きいです。
装着インプレッション
『e☆イヤホン』はさすがに人気ショップだけあって、お客さんでごった返していましたが、ゲーミングヘッドセットはあまり人気がないらしく待つことなく試聴出来ました。
スペック表
まずは気になるGSP600とGSP500のスペック表です。
両機種ともにゼンハイザーのハイエンドゲーミングヘッドセットになるので、性能的にはほぼ互角になります。
GSP600 | GSP500 | |
型式 | ダイナミック・密閉型 | ダイナミック・開放型 |
周波数特性 | 10Hz~30kHz | 10Hz~30kHz |
インピーダンス | 28Ω | 28Ω |
出力音圧 | 最大112dB | 最大107dB |
重さ | 395g | 358g |
出力音圧がやはり密閉型のGSP600の方が大きいですね。
装着感
ヘッドセットの重量は開放型のGSP500の方が40g程度軽いんですが、持った感じ、頭に装着した感じでは重さの違いは全く感じませんでした。
実際に耳に当ててみた感じは、Amazonなどのコメント欄では、側圧が強い、ヘッドバンドが小さ目などをよく目にしていたんですが、特にそんな感じもなく、GSP600もGSP500もジャストフィットでした。
※コシタツの頭のサイズは頭周囲およそ60cm程度なので、特別大きくも小さくもない成人男性の平均的なサイズだと思います。
写真の赤丸部分をスライドさせると側圧の調節が可能なんですが、弄ってみたところ期待したほどの変化は感じられませんでした。
多少変わったかな?ってくらいです。
ただ、さすがゼンハイザーと感じたのは左右のイヤーカップが顔側面(耳)に対してほぼ水平にフィットするところです。
感じとしては、頭頂部、側頭部でずれないようにしっかりホールドするって感じになります。ちょっと伝わりにくいかな???
イヤーカップ、パッドは素敵な感触
イヤーカップはGSP600もGSP500も耳をスッポリと覆いかぶさるタイプで、耳たぶがパッドに当たるって事は皆無でした。
イヤーパッドもしっかりと高さを確保してあるので、耳がドライバーユニットに触れるって事もないですね。
しかも、GSP600とGSP500ではイヤーパッドの材質が異なり、この違いがこだわりの部分に感じました。
※耳の大きさには個人差があるので注意して下さい。
GSP600はイヤーカップサイドにはレザーを使っており高級感がありますが、長時間耳に触れる部分はサラッとした違う素材を使っています。
合成レザーだと思いますが、かなりしっとりとした良い素材を使っています。
ちょっとピンボケですが、GSP600のイヤーカップは全面ファブリックで出来ており、GSP600よりもカジュアルな趣です。
みた感じはGSP600の方がゴージャスですね。
試聴インプレッション
ヘッドセットを選ぶ上でやはり一番気になるのは音質です。
もちろん、音質ほど人の好みがはっきり分かれるものもなかなか無いのですが、GSP600とGSP500のキャラクターは全然違いました。
ジャイアンとスネ夫くらい、風間くんとマサオくんくらいに違います。風の谷のナウシカなら、ユパ様とクロトワ、クシャナ姫と姫姉さま。ガンシップとメーヴェ。
まあそのくらいに強烈に違います。
試聴に使った音源は、店員さんが用意してくれた洋楽や、自分のスマホからの古めのJ-POP、それとデモ用に遊べたモンスターハンターワールド。
GSP600のインプレ
GSP600は完全にゲームに割り切った音作りがしてあるヘッドセットに感じます。
洋楽やJ-POP系を聴くと顕著に感じるんですが、高音と中音が強調されていて、低音があまり響きません。おやおや?っと思いデモ音源などを用意してくれた店員さんに聞いてみると『GSP600は完全にゲーム向けにセットアップされているので、音楽や映画にはあまり向いていません』との事。
まあ確かに、FPSなどの敵の位置を足音で判断するゲームなどでは、爆発音や破壊音などのゲーム環境音は余計な音だったりします。
モンスターハンターもプレイしてみたのですが、これは足音ゲームでは無いのでちょっと使えるかどうか判断しにくいんですが、意外と悪くない感じでした。
密閉型なので、かなりの人混みでS/N比が高い店内での試聴でしたが、環境音ほとんど気にならなかったです。
GSP600のAmazonの評価コメントがかなり的確だったのが驚きです。じっくり読んでみるのをオススメします。
GSP500のインプレ
正直あまり期待していなかったんですが、音を出してみてビックリです。
あれあれ???、現在僕がメインで使っているゼンハイザーのヘッドホンよりも迫力があるハッキリとした音が出ます。
驚いたので、先程の店員さんに驚きを『スゴいですねこれ。普通に普段使いのちょっといいヘッドホンとして使えますよね』って伝えたら、店員さんもニヤリとして『そうなんですよね。しっかりと低音が出ていて普通に良い音なんですよ』との答え。
洋楽、J-POP系は低音がある程度出ている方が、音に厚みが出て迫力が増します。かといってドンシャリサウンドでもない所がゼンハイザーって感じです。
高音は控えめで、中低域に厚みを持たして、聴こえよくした感じのヘッドセットです。
たぶん疑似サラウンドで映画を観たら絶対に楽しいだろうなって想像させてくれます。
モンハンワールドをプレイした印象はBGMがGSP600よりも鳴っているのでゲームへの没入感は高い感じがしますが、やはり開放型なので店内の騒音はジャンジャン入って来ます…
GSP500の評価コメントもかなり的を得ているので、参考になります。後は好みの問題かな?
試聴した感想は???
う~ん…
コシタツが選ぶとしたら…
GSP500です。
ちょっと真面目に一発目の出音が驚きだったんです。GSP600は『おや~???』から始まったので、余計にそう感じたのかもしれませんが、なにしろ好みの音(笑)
僕はFPS(レインボーシックスシージ等)はもちろん、それ以外にTHE CREW2やアサシンクリード、トゥームレイダーやその他のゲームもするし、近々steamからPC版モンスターハンターワールドも販売されます。
そう、いろんなゲームを満遍なく楽しみたいんです(*^^*)
それに、映画用にも使えるウルトラワイドモニターもあるので映画も楽しみたいし、疑似サラウンドアンプGSX1000もあるので7.1chサラウンドで迫力を楽しみたいっていうか、体感してみたいってのが本音です。
FPSゲームだけをメインにプレイするならGSP600でもありなんでしょうけど、今回はGSP500が気に入りました。
って事で…
買っちゃいました(笑)担当さん、ありがとうございました(^^♪
さて、がんがん使い倒すぞ!!!!!!!!!!!!
がんがん使い倒したインプレ記事です。参考にして下さい。
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