PS4やPCでゲームするのにヘッドセット使ってますか?
まだ使ってない方は、実は100%ゲームを楽しめていないのかもしれません。
ヘッドセットをすることで、モニタースピーカーでは感じることが出来ない迫力や、聴こえてなかった音がハッキリと聴こえるようになります。
音がしっかり聴こえるとゲームプレイにも好影響が出るのがヘッドセットの威力です。
ゲーミングヘッドセットの種類は多く選ぶのが大変なので、僕が実際に購入して使った事のあるモデルを中心に気になるヘッドセットを紹介します。
ゲーミングヘッドセットとは?
基本的にゲーミングヘッドセットとはヘッドホンにボイスチャット用のマイクが付いたもの事を指します。
音質に関しては、ゲームプレイに特化してあるものが多い印象ですが、ゲーム以外にも普通に使えます。
価格は安い物だと1,000円台から、高い物だと30,000円以上とかなりワイドレンジになってますが、安いから使えないって事は無く、高いから超高性能か?と言えばそこまで高性能ではないって感じです。
ゲーミングヘッドセットの価格の違い
いちばん気になる値段の違いは、これは音質や装着感に違いが出ます。
僕自身は1,000円台のヘッドセットから25,000円程度のヘッドセットを何種類か使ってますが、特にそれを感じます。ざっくりとですが違いを説明します。
~3,000円までのヘッドセット
1,000~3,000円未満のヘッドセットは作りが全体的に小さめな感じで、イヤーカップ部分の可動部が少なく装着感は快適とまではいかないです。
音質はどうしても価格的に安いスピーカーユニットになるので、ダイナミックレンジの狭いドンシャリ傾向の強い音に感じます。あと、LEDの装飾が多く見た目がゴージャスです。
ケーブル類が細いので、取り回しには要注意の製品が多いです。
3,000円~10,000円までのヘッドセット
5,000円を超えた辺りから可動部が増えるのでイヤーカップの密着度は高くなります。装着感も高まるので長時間のゲームプレイでも疲れにくくなります。
音質も低音から高音まで幅広く再生されるので、ゲーム以外に音楽や映画鑑賞などにも十分使えます。
使われる素材や設計にメーカーのこだわりが見えるのもこの価格帯からです。
10,000円以上のヘッドセット
10,000円を超えた辺りからは使われる材質がかなり良くなり、分かりやすい部分ではイヤーパッドや樹脂製部品が上質な素材になります。
また、ゲーミングデバイスメーカーが最も力を入れてる価格帯にもなります。
音質はかなり良くなりリスニング用途のヘッドホンと遜色ない音質になります。この価格帯からは正直好みの問題になっていきます(笑)
7.1chサラウンドは必要か?
個人的には使える環境なら使った方がゲームの臨場感が増すと思ってますが、2chステレオサウンドに慣れた人だと、空間に音が響くのが煩わしいと感じたり違和感を感じる人が多いです。
疑似7.1chサラウンドとは?
実際の7.1chサラウンドとは7つのスピーカーと1つの低音スピーカーの合計8つのスピーカーをリスナーの周囲に配置することで、あたかもコンサートホールや劇中に居るような臨場感を再現する技術です。
しかし、ゲーミングヘッドセットでの7.1chサラウンドとは基本的に疑似7.1chサラウンドになり、2chまたはサラウンド用の音源をソフトウェアやアンプ等のハードウェアで左右のヘッドセットスピーカーだけで立体的に聴こえるようにしたものです。
7.1chサラウンドのメリット・デメリット
メリット
- FPSゲームなどでは足音などの環境音で敵の位置を把握できる
- ゲームの臨場感が増すので、没入感が高まる。
デメリット
- ゲームによっては音の出方が不自然に聴こえる。
- 残響音が強く感じるので、人によっては聴こえ辛い。
PS4はハードウェアで7.1ch疑似サラウンド可能
PS4は基本的に2chステレオになるので、7.1ch化するにはサラウンドアンプでの7.1ch化が必要になります。
※ヘッドホンによっては残響音だけを強くしてサラウンド感を演出している偽7.1chヘッドホンもあるので注意して下さい。
PCなら無料アプリでも7.1ch疑似サラウンドも可能
PCゲームなら「Razer Surround」などの無料アプリを入れる事で簡単に7.1chサラウンド化できます。サラウンドを体感したい時はお手軽に使えるのでおすすめします。
僕自身はサラウンドアンプで疑似7.1ch化してますが、ほとんどのゲームでサラウンドを使ってます。慣れると、サラウンドじゃないと物足りなくなりますよ(笑)
1,000円~3,000円のゲーミングヘッドセット
ゲーミングヘッドセットは価格によって性能・質感・装着感が全然違うので、ブランド別ではなく価格帯で紹介してみました。
とりあえずなんでも良いからゲーミングヘッドセットを使ってみたいって方におすすめするのが、格安ゲーミングヘッドセット。
音質・品質に関してはそれなりですが、モニタースピーカーよりは100倍ましになります。
Beexcellent
激安ゲーミングヘッドセットでも評判が良いモデルです。
僕も使ったことがありますが普通に使えます。細かいところを見るといろいろと値段相応なんですが、初めの1台には悪くない選択だと思います。
- 音量ダイアルがケーブルにあるので便利
- 1,000円台でよく出来ている
同じデザインとマークで違うブランドネームで販売されてるようです。OEM先が一緒で、使いまわしているのでしょうか???
PECHAM
この価格帯のヘッドセットのデザインはどこかしら似た様なデザインなんですが、OEM元が一緒のような気がします。
このヘッドセットもAmazonでの評判が良いので紹介します。
- ケーブルにボリュームがあり便利
- ノイズキャンセリングマイク搭載
ARKARTECH G2000
Amazonでのカスタマーレビューが500件以上とかなり評判の良いヘッドセットです。
スピーカーも強磁性体ネオジウムを使用しているらしく、音質も悪くないようです。マイクの取付位置もオープンタイプにになり、さらにLEDで光ます。
商品名に5.1chってありますが、たぶん違います。
- 50㎜と大きなドライバーで迫力の音場を再現
- ケーブル付属のスイッチで、ボリューム・マイクオン/オフが可能
Micolindun V1
イヤーカップ横のLEDが虹色に変化して光る凝ったヘッドセットです。残念なのは、光るところを自分で見れないとこでしょうか。
カスタマーレビューでの評価も高く、意外とこの価格帯で満足できる製品が多いって事なんでしょう。
ちょっと考えてみても、LEDが光って、マイクも使えて、普通に使える製品が2,000円台で売ってるってのが驚きです。
10,000円までのゲーミングヘッドセット
10,000円までのゲーミングヘッドセットを紹介しますが、この価格帯になると有名ブランドが多くなります。
製品価格的に使った満足感は高いので、個人的にはこの価格帯からの製品をおすすめします。
キングストン CLOUD Stinger
これも使ってましたが、やはり5,000円くらいから音質が良くなるのがハッキリと分かります。
耳のパッドの品質は高く、耳全体をしっかりと覆うので装着感も良いです。
2,000円前後の製品にありがちな妙な響き方が無くなり、素直な音質です。サラウンドにするとかなり化ける感じです。
- 精度の良い50㎜指向性スピーカードライバー搭載
- 独自の耳当たりの良い低反発クッション採用
- スイングミュート可能なノイズキャンセリングマイク搭載
ロジクール G231
ゲーミングデバイスを全方面に展開しているロジクールのエントリーヘッドセット。
『PUBG JAPAN SERIES 2018』推奨ギアにもなっています。
- イヤーカップの可動部が多くフィット感が良く、取り外して選択可能
- 音量ダイアルとミュートスイッチ操作が出来るケーブルコントローラー
Razer Kraken Pro V2
イヤーカップの可動部分も少なく、シンプルな作りながらも評判がよい製品です。
イヤーパッドの厚みがあるので、耳をすっぽりと覆いかぶせてくれます。
PCなら「Razer Surround」でヘッドセットを選択できるので、最適なチューニングで使えます。
- 50㎜カスタムチューンドライバー採用で高音質
- 使わない時は完全に格納できるボイスマイク
- 余計な可動部分が無い単体構造のアルミ製フレームで高耐久性を実現
SteelSeries Arctis3
華美な装飾を排したシンプルなデザインが好評なヘッドセットです。ゲーミングデバイスってやたら派手なのがおおいんですが、このブランドは大人向けのデザインが多いです。
オンラインゲームに無線はあまりおすすめできないので、個人的には有線仕様を選んでほしいです。
イヤーカップにボリューム・マイクコントロールがあるのがやはりカッコよさに繋がってます。
- 300ドルクラスの高音質スピーカードライバー採用
- ヘッドセット直付けのオンイヤーオーディオコントロールで快適操作
- イヤーパッドには『AirWeave』採用
10,000円以上のゲーミングヘッドセット
ここからはゲーム好きか、ガジェット好きじゃないとなかなか手が出せない製品になりますが、より趣味性が強くなりこだわった製品が多くなります。
ロジクール G633
10,000円を超えるとサラウンド対応だったり、付加機能が多くなるヘッドセットが多いのですが『G633』もその中の1つです。
基本的にPCゲーム対応のヘッドセットなので、ロジクールゲーミングソフトを使ってサラウンドにしたり、音質ゲーム別に設定保存できます。
- PC、PS4、Xbox Oneなどのマルチプラットフォーム対応
- USB、アナログ接続で最大2台の音源デバイスをマルチミキシング
G933なるワイヤレスタイプのヘッドセットもあるのですが、個人的にはトラブルが少ないケーブルタイプをおすすめします。
ゼンハイザー GSP500
これマジでおすすめします。
自分で使っているので良く分るんですが、ゲームから映画、音楽までなんでも使えてしかも楽しい気分にさせてくれます。
イヤーカップは縦に長く大きめなので完全に耳を覆い、しかも深いので音との距離感が抜群です。
音質はゼンハイザーだけあってかなり良く、低音から高音まで違和感がありません。
ヘッドバンドがきついなどの意見がありますが、2週間程度使うと適当に広がりなじんでジャストフィットになります。
実際に半年使ったインプレ記事なので、参考にして下さい。
- オーディオの世界で培われた比類なき正確な音源再生
- プロレベルのボイスコミュニケーションマイクは跳ね上げでミュート可能
- 高品質な素材を丁寧に作ることで優れた耐久性を実現
ゼンハイザー GSP600
ゲーム専用に使うならベストかもしれません。
- ゲーム用に独自に開発したスピーカードライバーはゲーム音楽を明瞭に再生
- 完全に耳を覆い、外界の音を遮断するイヤーカップ
- プロレベルのボイスコミュニケーションマイクは跳ね上げでミュート可能
こだわったデザインに上質な素材。しかも、世界的なオーディオブランドであるゼンハイザー。
ちょっと音のボリューム感が薄目な感じのチューニングになっているので、これで音楽を聴くと肩透かしにあうと思います。
ただ、やはり真価を発揮するのはサラウンドアンプとの併用だと思うので、できればGSX1000などのサラウンドアンプを使うのがモアベターだと思います。…ただ、高いよね(涙)
GSP500とGSP600を比較してGSP500を選んだ理由を書いた記事です。参考にして下さい。
キングストン HyperX Cloud Revolver S
プラグインですぐに7.1chサラウンドが使える自己完結型のバーチャルドルビーサラウンドゲーミングヘッドセットです。
PS4でもサラウンドとして使えるのが最大の特徴です。
サラウンドの起動、ボリュームの操作などはハンディタイプのコントロールボックスで簡単に操作できるのも魅力。
また、ボイスマイクも取り外しができるので、チャットを使わない人は完全にヘッドホンとしても使えます。
- プラグインで完結するドルビー7.1chバーチャルサラウンド
- 使わない時は完全に外せるノイズキャンセリングマイク
シンプルで飽きの来ないデザインなのもグッドです。
ASTRO A40 TR
『ASTRO』は、かつてはマニアックなブランドでしたが、現在はロジクール傘下になったの知名度も上がり価格もこなれています。
A40はその中でもハイエンドゲーミングヘッドセットになります。
サラウンド用のMixAMPがセットになったモデルもあり、別途購入するよりもお得感が高いです。
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