【比較】『キャノン EOS 9000D』を『Nikon D5600』目線から比較する

全くのカメラ初心者で、これからデジタル一眼レフカメラを始めようと検討している方には、いきなり10万円前後のデジタル一眼レフカメラのレンズキットを購入するのってかなりの冒険だと思うんです。

もちろんグレード的に上を見れば青天井かと思うくらいに高価なカメラもありますし、下を見れば機能は制限されるけどもっと安い製品もあります。

そこで、デジカメビギナーを悩ませるエントリーミドルクラスカメラ『Canon EOS 9000D』を現在使っている『Nikon D5600』目線で比較してみました。

初めてのデジイチでキャノンかニコンで悩んでいる方は最後まで読めばどちらが自分に合っているのか分かるかもしれません。

個人的には『D5600』を使っているので、『EOS 9000D』の性能が超気になります。

9000DとD5600比較

スポンサーリンク

『EOS 9000D』と『Nikon D5600』を比較

いきなり超個人的な意見を言ってしまえば、どっちのカメラで撮影してもスマホ以上の品質の写真は簡単に撮影できるし、撮影した写真を並べ比べしても甲乙つけがたく、よっぽどのマニアでない限り、違いなんて分かりません。

では、何はともあれ一番気になる撮影性能から比較していきたいと思います。ドキドキ!!!

撮影性能比較

9000D D5600
撮像センサー 2420万画素数(APS-C)サイズCMOSセンサー 2416万画素数(APS-C)サイズCMOSセンサー
フォーカスポイント 45点 39点
画像処理エンジン DIGIC7 EXPEED4
感度 ISO 100~25600 ISO 100~25600

撮像センサー

『9000D』、『D5600』ともに撮像センサーはAPS-Cサイズセンサーを使っています。このセンサーはエントリークラスからミドルクラスまで多岐に渡って使われるセンサーで、スマホに比べるとかなり大型のセンサーになるので、薄暗い場所でも圧倒的に光を捉える性能が高いです。

センサー自体はキャノンは自社開発していますが、ニコンは東芝、ソニーなどから購入しています。※自社開発だから高性能ではないので注意して下さい。

画素数は『9000D』が2420万画素素で『D5600』が2416万画素数になります。4万画素数の差がありますが、描写性能の優劣を決める程では無く、誤差の範囲と考えてもらって構いません。

フォーカスポイント

9000Dフォーカスポイント

9000D 45点フォーカスポイント

D5600 フォカスポイント

D5600 39点フォーカスポイント

デジタル一眼レフカメラはフォーカスポイント(AFポイント)の数が多いほど高性能になります。事実、安いエントリー機種は少なく、高額なハイエンド機ではAFポイントの数がかなり多くなります。

『9000D』は『旧モデル8000D(AF19点)』から大幅に進化し、最大オールクロス45点AFセンサー(使用レンズにより変わる)ですが、『D5600』は39点AFセンサーになり、中央9点がクロスセンサーになります。

フォーカスポイントが多いほど、被写体へのピントの食いつきがよくなり、動きのある被写体への撮影性能が高くなります。

デジタル一眼レフカメラはAFポイント以外ではオートフォーカスでピント合わせをしないので、AFポイントが多い方がシャッターチャンスを物に出来る可能性が高いです。

※ミラーレス機ではAFポイントが100とかそれ以上に機種がありますが、一眼レフとミラーレスではAF方式が違うので一概に比較できません。

画像処理エンジン

撮像センサーで捉えた光を目に見える形に変換してくれるのが画像処理エンジンです。

『9000D』ではキャノン最新のDIGIC7を搭載しています。『D5600』ではEXPEED4(最新はEXPEED5)と一つ前の画像処理エンジンを使用しています。

画像処理エンジンは基本的に新しいほど高性能で、古いモデルの問題点や弱点を克服し新たな機能を追加しています。

『9000D』は最新だが、『D5600』は一つ前の画像処理エンジン

感度

感度とは撮像センサーの光に対する性能で、感度の数値が多ければ多いほど暗闇での撮影に威力を発揮します。

暗闇で撮影出来る性能を高感度特性などと呼び、日中での通常の撮影とは区別しています。

高感度特性が高いと、夕方や室内等の薄暗い場所でもフラッシュを使わずに撮影出来たり、シャッター速度を落とさずに撮影できます。

ただし、高感度になるほど撮影した写真にチリチリとしたノイズが乗り、のっぺりとした写真になります。

両モデルともISO 100~25600となっており、必要十分。

『ISO感度』と『シャッター速度』と『写真ノイズ』の関係性を実験したら、賢くなったような気がする

連写性能

9000D D5600
連写枚数 毎秒 約6枚 約5枚

動き回る子供や動物たち、子供の運動会などのイベント、野球やサッカー、はたまたエンジン付きのモータースポーツなど、動きにある被写体を撮影するには連写性能は高い方が撮影の成功率は上がります。

d5600 流し撮り

D5600での撮影。流し撮りは連写性能が試されます

『9000D』は毎秒6枚、『D5600』は毎秒5枚撮影できますが、やはりたった1枚の差でも『9000D』の方が歩留まりは良くなると思います。

※もちろん、カメラ任せ以外の撮影技術は必要になります。

Nikon D5600での連写撮影の設定方法と撮影枚数について

ボディ形状と便利機能比較

9000D D5600
サイズ(W×H×D)㎜ 約131.1×99.9×76.2 約124×97×70
装備重量 約540g 約470g

※装備重量とはレンズを除いた、バッテリー、SDカードを含む重量です。

ボディサイズは『D5600』の方が軽量・コンパクト

『9000D』『D5600』比較

ボディサイズは『9000D』の方が『D5600』に比べて一回りほど大きく、重さもずっしりとしています。

ただし、デジタル一眼レフカメラは小さければ、軽ければ良いわけではなく、グリップを握った時の感触も非常に重要になってきます。

個人的な意見ですが、カメラの持ち手であるグリップ形状は『D5600』の方が持ちやすく感じます。『9000D』も『8000D』に比べて小型になりグリップも握りやすくなっていると感じますが、キャノン特有の丸っこい感じの握りこみとボディ形状になります。

本気で小型軽量を望むならミラーレス一眼に行きつくはずなので、この程度の違いはそれほど気にすることは無いと思います。

肩部液晶と水準器は『9000D』

9000D肩部液晶

カメラボディ肩部分にある液晶画面は脱エントリーモデルの証。なんですが、最近のミラーレスカメラでは付いてないのがほとんどです。なので、個人的には有っても無くてもどっちでも良いんですが、でもやっぱり肩部液晶画面は便利で、カメラのメイン液晶画面をいちいち覗かなくても設定確認・変更できるのはポイント高いです。

9000D 水準器

これまた『D5600』には機能で水準器になります。

水準器とはカメラの水平を確認する機能で、被写体に惑わされないで水平出しができます。

微妙に建物が傾いていたり、坂道だったりすると結構適当なところに水平基準を持っていきがちなんですが、この機能ではそんないい加減なことは無くなります。

電源スイッチの位置は『9000D』はモードダイヤル部分にあり、左手の操作が必要になりますが、『D5600』はシャッターボタンに付いているので、右手人差し指の動きだけで電源オン、シャッターパチリって使い方ができます。

慣れの問題だと思いますが、個人的には『D5600』の方が楽ですね。

液晶画面

9000D D5600
サイズ 3:2ワイド

3.0型

3.2型
画素数 104万画素 104万画素

液晶画面は両機種ともにスマホ同様のタッチ操作可能な可動液晶(バリアングル液晶)を搭載しています。

液晶画面自体の優劣はそれほど無いのですが、液晶画面での撮影(ライブビュー撮影)での性能は9000Dの方が高性能です。

以前からライブビュー時のAF速度には定評があったのですが、それがファインダー撮影さながらのスピードになりました。どうしてもコンストラストAFはピントを前後に移動しながらフォーカスを決めていたのですが、『9000D』では『デュアルピクセル CMOS AF』を使うことで一発でのフォーカスを可能にしています。

『D5600』も新しいAF-Pレンズのおかげで、ライブビュー撮影性能が飛躍的に高まってますが、残念ながら『9000D』にはちょっと及ばないのが実際のところです。

ただ、ファインダーを使った撮影でのAF性能は、お店で試しただけですが甲乙つけがたい性能でした。

『D5600』にはファインダーを覗きながらタッチ液晶画面でAFポイントを移動できるタッチFn機能があります。実際に使っている身としては高速で思った場所にAFポイントを移動できるのでかなり活躍しています。

動画撮影機能

9000D D5600
記録最高画質 フルHD60p フルHD60p
タイムラプス動画
記録型式 MP4 MP4

最近ではデジタル一眼レフカメラで動画撮影する人も増えてきています。

使ってみると分かるんですが、思いのほか使いやすく、レンズを交換すれば遠い被写体でも画質が荒くなるデジタルズームを使わなくても撮影できます。

ただ、ビデオカメラに比べると持ちづらいのが難点です。

『9000D』『D5600』共に、最高画質はフルHD60pで滑らかな動画撮影が可能です。残念ながら4K撮影は出来ません。

タイムラプス動画とは、コマ送りのようなカクカクした動画で、定点観測的に撮影すると非常に面白い撮影が出来るので、使う機会は少ないかもしれませんが、有ると楽しい機能です。

動画の記録型式は両機種ともにMP4を使用しているので、ファイルの再生互換性が高く、そのままスマホに送ったり、SNSに投稿して使えたりと便利です。

動画撮影機能は『9000D』の方が充実しており、白トビを抑えて撮影出来るHDR動画や、最大10倍のデジタルズーム、動画編集を楽しく簡単に出来るビデオスナップ機能など多数あります。

Nikon D5600の動画撮影方法と注意点。作例あり

スマホ接続機能

9000D D5600
スマホ接続アプリ Camera Connect SnapBridge
Bluetooth
Wi-Fi

スマホカメラ撮影して楽しむ人たちの多くはインスタグラムやフェイスブックなどのSNSサービスを積極的に使って楽しんでいます。

こうしたニーズを取り入れるために『9000D』も『D5600』もスマホ連携機能が充実しています。

『9000D』は『Camera Connect』、『D5600』は『SnapBridge』をスマホやタブレットにインストールしておけば、カメラ起動時には自動接続して撮影した写真をスマホに取り込んでくれます。

なので、スマホでは撮影できないような、背景のボケを大きく活かした写真や、流し撮り、望遠での撮影などをお手軽にSNSにアップできます。

もちろんLINEなどのグループトークにも送れるし、使い方次第では無限に楽しめます!!!!

Canonはプリンター等の印刷機器も販売しているので、Wi-Fi接続でプリンターと接続すればカメラからそのまま印刷できるし、PCとWi-Fi接続してデータのやり取りやPCからの撮影もできます。

『D5600』はというよりも、Nikon自体がここまでのインフラ整備をしてないので、ちょっと悔しいところです。

バッテリー撮影枚数

9000D D5600
ファインダー使用時

ストロボ50%使用

600枚 970枚
動画撮影 1時間55分 1時間10分

※CIPA規格準拠

撮影枚数は圧倒的に『D5600』が多いのですが、なぜか動画撮影では『9000D』が長持ちします。

おそらく『9000D』の液晶画面などの作りが省電力設計になっていると考えられます。

動画もメインで撮影するならちょっと気になるポイントです。

ダブルズームレンズキットのレンズ

9000D D5600
標準ズームレンズ EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR
望遠ズームレンズ EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR

ダブルズームレンズキット付属の標準ズームレンズは『9000D』『D5600』共に18mm-55mmのズームレンズになりますが、『D5600』の方が1/3段明るいレンズになります。

望遠ズームレンズは『9000D』が55mm-250mmと標準ズームレンズの望遠端である55mmからスタートしてますが、『D5600』は70mmと間が空いてます。

最大ズームは『9000D』が250mmと『D5600』に比べて50mmほど短い代わりにレンズが1/3段明るいレンズになります。

『D5600』の最大ズームは300mmになり、この位あれば幼稚園・小学校・中学校の運動会からサーキットでのモータースポーツ撮影、動物園での撮影と幅広く使えますし、実際に僕も使い勝手の良さを実感しています。

『9000D』の250mmでも、学校の運動会などでの撮影は問題ないかと思いますが、あともうちょっと欲しいって時があるかもしれません。

使ってみた感じですと『9000D』も『D5600』もキットレンズでのAF速度はほぼ互角の印象です。

『Nikon AF-P DX NIKKOR 70-300mm』での撮影が楽しくて仕方がないから想いよ届け(笑)

ズームレンズキットモデル

初めてのデジタル一眼レフカメラ購入なら、ボディとレンズ別々に買うよりも、キットレンズの方が劇的に安く購入できます。

EOS 9000D

使い勝手のよい高級レンズがキットになったモデルです。このレンズで初めてオールクロス45点AFポイントが生かされます。

ただ、これ1本で運動会などの遠く離れた被写体を狙うにはちょっと厳しいです。

ダブルズームレンズだとAFポイントに制限があります。それと、レンズが2本になるので撮影条件でレンズ交換が必要になります。

それでもやはり遠くを撮影出来るのは便利で、初めてのデジタル一眼レフカメラならこちらをオススメします。

D5600

標準ズームレンズがセットになったモデルです。

とりあえず1台欲しいなって時には丁度良いモデルです。ただし、18mm-55mmは想像以上に遠くは撮影できません。

コシタツも使っていて満足しているのがダブルズームキットです。

新しいAF-PレンズのおかげでAF速度も速く静かなレンズで、動画撮影でも威力を発揮してくれます。僕のブログ記事を読んで頂ければD5600のキットレンズの良さを分かってもらえると思います。

まとめ

今回は僕が実際に使っている『Nikon D5600』目線から『Canon 9000D』を比較してみたのですが、さすがにプレミアムエントリー一眼レフカメラだけあって思っていたよりも『9000D』が高性能でした。

『D5600』よりも特に高性能だと感じる部分は、動画撮影などのNikonが苦手にしている分野でのアドバンテージが大きいです。これは、キャノンがビデオカメラなどでもトップレベルの技術を持つ総合映像機器メーカーなのに対して、Nikonはどちらかといえばカメラ専門メーカーになるからだと考えられます。

ただ、純粋にデジタル一眼レフカメラとしてファインダーを覗いて撮影をする分には、『9000D』『D5600』ともに良い勝負をするんじゃないかと思います。

CanonもNikonカメラ界では世界的2大ブランドなので交換レンズは豊富にあるし、タムロン、シグマ等のサードパーティー製のレンズも悩めるくらいに豊富に販売されています。

なので、正直なところ『9000D』でも『D5600』でもどちらでもカメラ初心者を十分満足させる撮影性能は持っているので、どっちを選んでも満足できそうですが、あえて選ぶなら僕は『D5600』を選びます。

それはだって…付属のレンズがかなり気に入ってるからです(笑)

スポンサーリンク

フォローする

スポンサーリンク

コメント

  1. しまる より:

    こんにちは〜
    9000Dも良いですね。
    kissシリーズを少し硬派にした感じになるのは、ヤッパリ肩液晶の有無が大きいですねー。
    私はいまだにD5500を使い続けていますが、オールクロス45点と水準器、肩液晶だけはうらやましいなと思いますw

    1台目で購入するなら、D5600も9000Dでも問題ないでしょうが、シャッター音だけはニコンの圧勝です!(多分)

    • コシタツ より:

      しまるさん、こんにちは!
      一眼カメラはどうしてもレンズに縛られちゃうので、最初の1台は重要ですよね。
      オールクロス45点AFはレンズ依存なので、ちょっと???って感じですが、スペック性能はD5600よりも上に感じます。
      シャッター音!!!そうですね、9000Dはちょっと野暮ったいかな。
      でも、D5500とD5600でも違いますよ~。ただし、僕のD5500はかなり撮影してありますが…