等倍マクロレンズが欲しいんです。
貰い物なんですが、1/2倍マクロレンズは持っているんですが、いかんせん古いレンズで、最短撮影距離も約40cmとあまり接近できません。なので、もっと近づいて大きく撮影したい衝動に駆られています。
まあ、タムロンマクロレンズフォトコンテストに落選したから、新しいレンズと共にリベンジしてやりたいとの、ヨコシマな思いもあったりなかったり。
いつものごとく物欲全開の時はまとめ記事を作って、徹底的に調べると満足するのでそうします。
タムロン・ニコン 安くて高性能なマクロレンズまとめ
マクロレンズって使った事のない人にはイマイチ「ピン」と来ないのかもしれませんが、実はものすごい優れものなんです。カメラってすごい!具合から言えば、望遠ズームレンズなみに新しい世界を見せてくれます。
もちろん単焦点レンズになるので、ズームレンズでは表現できない「はっ」と息をのむようなクリアな画質と解像感をお手頃な価格で味わえます。
もちろんポートレートにも使えますし、むしろ積極的に人を撮影してみると、マクロレンズの懐の深さを実感できるかもしれません。
ただし、あんまり接写しすぎると肌の粗まで見えてしまうのでご注意ください。
ここでは、なるべくカメラ初心者の懐に響かない程度の値段で、なおかつ買って良かったと思えそうなレンズをピックアップしました。
ニコン AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
参照:ニコン
Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G ニコンDXフォーマット専用
ニコン DXフォーマット専用のマクロレンズです。DXフォーマット(APS-Cサイズセンサー)用となるので、実際の焦点距離は約1.5倍になり、35㎜換算で60㎜の焦点距離になります。
このレンズの特筆すべき点はなにしろ値段です。実売価格でも30000円を切っており、Amazonでも27000円前後の値段で購入できます。
発売日 | 2011年8月 |
重さ | 235g |
サイズ | 約68.5mm(最大径)×64.5mm |
定価 | 36000円(税別) |
実売価格 | 27000円前後 |
最短撮影距離 | 0.163m |
手振れ補正 | 無し |
f値は2.8とそこそこ明るいうえに、DXフォーマットゆえの軽量ボディで、D3300やD5500などの軽量一眼レフ本体と組み合わせればお手軽テーブルフォト専用カメラの出来上がりです。
マクロレンズを手っ取り早く体験したいなら、オススメの1本です。もちろん、風景、ポートレートにも使えます。
フォーカスはインナーフォーカスを採用しているので、ピント合わせで鏡胴がニョキニョキ伸びません。
参考になるサイト
純粋な写真ではないのですが、このレンズの解像感と接写能力が垣間見れます。ブログ更新が止まってますね、残念。
タムロン SP AF60mm F/2 Di II LD [IF] MACRO 1:1 (G005NII) [ニコン用]
TAMRON 単焦点マクロレンズ SP AF60mm F2 DiII MACRO 1:1 ニコン用 APS-C専用 G005NII
マクロレンズには定評のある、タムロン製の焦点距離60㎜にレンズです。
このレンズはDiⅡシリーズになるので、APS-Cセンサーサイズ専用のレンズになります。そのおかげで、軽量、コンパクトを実現している部分もあります。また、マクロ定番レンズである「タムロン マクロ 90㎜」をAPS-Cサイズセンサー用に作ったレンズと言われています。
ちなみに35㎜換算ですと、90㎜の焦点距離を持つレンズになります。
発売日 | 2009年8月 |
重さ | 390g |
サイズ | 約73mm(最大径)×80mm |
定価 | 71000円(税別) |
実売価格 | 32000円前後 |
最短撮影距離 | 0.23m |
手振れ補正 | 無し |
このレンズのポイントは、マクロレンズで唯一のf値2.0を実現している部分です。
f値が小さくなればなるほど明るいレンズになり、絞り開放でピント面はかなり薄いシビアなピント面になりますが、その反面、室内などの多少薄暗い中でもシャッター速度を上げられるし、背景を大きくボカした撮影ができます。
フォーカスはインナーフォーカスを採用しているので、ワーキングディスタンスが変化しないメリットもあります。
マクロレンズの素朴な疑問
マクロレンズにはカメラ初心者には聞き慣れない用語が出てくるので、ちょっと解説します。
最短撮影距離ってなに?
最短撮影距離とは、被写体にピントを合わせられるイチバン短い距離の事をさします。
その距離は被写体から撮像センサーまでの距離になります。
ワーキングディスタンスってなに?
等倍マクロってなに?
1:1マクロとか、等倍マクロなどと言われますが、これは撮像センサーに被写体そのままの大きさで写し込めることをさします。
例えば大きさが8㎜程のテントウムシを等倍マクロで撮影すると、撮像センサーには8㎜のテントウムシそのままが写しだされています。
1:2マクロ、1/2マクロですと、8㎜のテントウムシが、撮像センサーに4㎜の大きさで写し出されることになります。
ニコン AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
参照:ニコン
Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S Micro 60mm f/2.8G ED フルサイズ対応
こちらはニコンFXフォーマット対応のいわゆるフルサイズレンズになります。
もちろんDXフォーマットでも問題無く使えますので安心して下さい。もうお分かりだと思いますが、DXフォーマット(APS-Cサイズセンサー)で使うと35㎜換算で90㎜の焦点距離になります。
発売日 | 2008年3月 |
重さ | 425g |
サイズ | 約73mm(最大径)×89mm |
定価 | 83000円(税別) |
実売価格 | 60000円前後 |
最短撮影距離 | 0.185m |
手振れ補正 | 無し |
ニコンの良心的マクロレンズで、EDレンズ採用にナノクリスタルコート仕様、実売価格60000円前後のレンズにニコン謹製レンズ技術がてんこ盛りです。
もちろん、純正レンズなのでAF速度もサードパーティー製のレンズよりも早くて正確です。ただ、やっぱり値段がお高めです。
値段的に、エントリー一眼レフカメラの本体価格よりも交換レンズの方が高くなってくるので、デジイチ初心者にはこれからのカメラライフへの決断を迫られそうな、気持ちを試される価格帯のレンズになりますね。
もちろんインナーフォーカスを採用しています。
タムロン SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (F004) [ニコン用]
TAMRON 単焦点マクロレンズ SP 90mm F2.8 Di MACRO 1:1 VC USD ニコン用 フルサイズ対応 F004N
マクロレンズのド定番といったらこれしかありません。「タムキュー」の愛称で呼ばれている「タムロン マクロレンズ 90㎜」です。
絞り開放では「タムキュー」ならではのとろけるような柔らかな「ボケ」、絞ればしっかりと描写してくれるレンズです。
APS-Cセンサーで使うと、35㎜換算で135㎜と望遠レンズになってしまいますが、昆虫や草花など、あまり被写体に接近できないシチュエーションでは逆に使いやすかったりします。
ただし、90㎜の焦点距離のために今回の中ではイチバン大きくて重いです。
発売日 | 2013年3月 |
重さ | 550g |
サイズ | 約76.4mm(最大径)×114.5mm |
定価 | 90000円(税別) |
実売価格 | 65000円前後 |
最短撮影距離 | 0.3m |
手振れ補正 | あり |
製品の特長としては、手振れ補正機能が付いています。タムロンの手振れ補正機能である「VC」はかなり強力で、独特な動きで「ギコッ」と画像が止まります。
強力な手振れ補正はシャッター速度を遅くしても撮影できるメリットがあるので、多少薄暗い中でもISO感度に頼った撮影ではなく、露出時間を長く取る事で明るい写真を撮影できます。
まあ、3脚を使えば問題無いのですが、すべてのシーンで3脚は使えないし、手持ちでブラブラ撮影している時に限って、良いシーンに巡り合えちゃったりするものです。
参考になるサイト
第4回「玉ボケ、光芒を生かして撮る(最終回)」(Model : F004)
もろタムロンブログなんですが、プロが撮影するとこんなにも違うものなのかと圧倒されます。コシタツもこんな感じで撮影できれば、フォトコンで入選出来るかも?
最近は更新されていないブログなんですが、タムキュー(F004)を使った昆虫の写真が大量にアップされています。
現行タムキュー3機種比較記事になります。
物欲全開でNikonが欲しい(笑)
ちなみにコシタツは「タムキュー」の古いレンズを持っています。古くても、キットズームレンズでは味わえない良い写りをしますよ。
でも、今イチバン欲しいのは…ニコンの60㎜マクロですかね。
やっぱり、ナノクリだし、DXフォーマットで90㎜の焦点距離だし、欲しい、欲しい、欲しイイ!!!!!
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