タムロン マクロレンズ SP90㎜ 現行3機種を比較してみました

お気づきの方はもう既にお分かりだと思いますが、なんという事でしょうか?タムロン伝統のSP90㎜マクロレンズが、新旧同時に3本も発売されています。

値段も2世代前モデルの2万円台から、最新モデル7万円台とかなりワイドレンジです。

そこで、これからマクロレンズ購入を考えている方向けに、タムロン伝統マクロレンズSP90㎜3機種を比較してみました。

もちろん、僕コシタツも物欲全開モードです。ちなみに、僕が持っているタムロンマクロレンズはSP90㎜2代目の52BBってレンズです。

タムロン マクロレンズ

タムロン マクロレンズ SP90㎜ 52BBで撮影

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タムロン90㎜ マクロレンズ 3機種 比較

タムロンの評価に厳しいプロカメラマンでさえ使ってみたくなるレンズに「SP 90㎜ マクロレンズ」があります。

タムロン90㎜マクロの始まりは遠く1979年までさかのぼり、最初は1/2マクロレンズとしてこの世に誕生しました。型番は52Bが初代で、2代目が52BB、1996年に152Eが発売され等倍化されました。その代わりレンズの明るさがF/2.5からF/2.8へと変更になっています。

今現在発売されているSP90㎜マクロレンズは272E、F004、F017になり、全て等倍マクロレンズであり、明るさはF/2.8になります。

SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017)

タムロン マクロ F017
TAMRON 単焦点マクロレンズ SP 90mm F2.8 Di MACRO 1:1 VC USD ニコン用 フルサイズ対応 F017N【シフトブレ対応】

希望小売価格 90,000円(税抜)
実売価格 70,000円前後(税込)
発売日 2016年 2月25日
対応メーカー ニコン・キャノン・ソニー

今までのデザイン刷新で評判のイマイチだった金帯をやめてシックなイメージになったニューSP90㎜。一眼レフよりも、ミラーレス一眼のイメージにマッチしそうなデザインです。ちょっとカッコイイぞ。

新しい特徴

タムロンの定評ある手ブレ補正機構「VC (Vibration Compensation)」に角度ブレを検知するジャイロセンサーに加えてシフトブレを検知する加速度センサーを新搭載。二つのセンサーからの信号を入 力演算し、最適な補正を行うことによって無限遠からマクロ域まで手ブレ補正性能の更なる向上を実現しました。

各種スイッチ部や、フォーカスリングとレンズ鏡筒との境界にシーリングを施しました。これまでの簡易防滴構造よりも高いレベルで、外部から侵入するチリ・ホコリ・水滴を防ぎ、レンズの使用機会を拡大します。

全引用:タムロン

SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F004)

タムロン マクロ F004
TAMRON 単焦点マクロレンズ SP 90mm F2.8 Di MACRO 1:1 VC USD キヤノン用 フルサイズ対応 F004E

希望小売価格 90,000円(税抜)
実売価格 55,000円前後(税込)
発売日 2013年 3月2日
対応メーカー ニコン・キャノン・ソニー

製品寿命の長いタムロンマクロレンズの中にあって、モデルチェンジまでの期間が少し短めの短命レンズ。

新しいレンズを見た後だと、どうしても一時代前のデザインに感じてしまうんですが、タムロンが現在発売中のレンズもこのデザインがいまだ主流です。まあ、売りながら入れ替わっていくんでしょうけど。

製品特徴

基本的に新モデルF017も、このレンズをブラッシュアップして設計されているため、当レンズF004の基本性能の高さを伺う事が出来ます。

張りつくようなファインダー像と評される手ブレ補正機構「VC」を、マクロレンズに搭載。低照度下でも、手ブレが軽減されるため、手持ち撮影を快適に行えます。※撮影距離が約3mより近くになるに従って、手ブレ補正の効果は徐々に減少していきます。

ピント合わせをレンズ群の内部移動だけで行う「IF」方式を採用。フォーカシングによるレンズ全長の変化がなく、広いワーキングディスタンスの確保が可能になりました。

タムロンの手振れ補正機構「VC」は独特かつ強力で、気持ち悪いくらいにビタッとファインダー像が止まります。これを使った後だと、ニコンの手振れ補正レンズは本当に機能しているのか?と錯覚するくらいです(実際には効いています)。

SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 (Model272EN II)

タムロン マクロ F017
TAMRON 単焦点マクロレンズ SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1 ニコン用 フルサイズ対応 272ENII

希望小売価格 68,000円(税抜)
実売価格 28,500円前後(税込)
発売日 2008年 9月27日 ニコン用
対応メーカー ニコン・キャノン・ソニー

2世代前のレンズが現行品と一緒に販売されているのが不思議なんですが、レンズの世界では製品設計が古くても良い品質のレンズは製品寿命が長いようです。実はこの製品、キャノン用のマクロレンズとして2004年 3月12日最初に発売されたので、既に12年選手のレンズなんです。

製品特徴?

12年前のレンズのなので、手振れ補正は無いし、デザインから何から全てにおいて最新レンズには性能面では劣ってしまいますが、タムロンSP90㎜の持つマクロレンズとしての基本性能の高さを、低価格で手にすることが出来ます。

この辺りはコシタツもすっごく理解でき、僕の使っているタムロンSP90㎜マクロレンズ 52BBも28年程前に設計されたレンズなんですが、マクロ撮影から子供のポートレートまで現役で活躍してくれています。

新旧3機種レンズ比較

レンズ基本性能

3機種ともにレンズ基本性能は一緒で、90㎜の焦点距離を持つ1:1の等倍マクロレンズです。レンズの明るさは全てF2.8で同じです。

インナーフォーカス

F017とF004はピント合わせでレンズがズームレンズの様にニョキニョキ伸びてこない、インナーフォカス仕様のレンズで、古い272Eは先端レンズをせり出してピント合わせをする前玉フォーカスになります。

前玉フォーカスの272Eは、レンズを縮めておけば全長を短くしてコンパクトにしておけるメリットがあります。

スペック比較
モデル名 F017 F004 272E
長さ 114.6mm 114.5mm 97㎜
最大径 Φ79mm Φ76.4mm Φ71.5mm
重さ 600g 550g 400g
手振れ補正 あり あり なし
防塵防滴対策 防塵防滴構造 簡易防滴構造 なし

スペック的には、新しくなればなるほど大きく重くなっているのがよく分かります。

現在の高画素数センサーに対応するためには、レンズ径を大きくしていかないといけないようです。最近の軽いデジタル一眼レフカメラに装着しても重さは1000g(1kg)程度と結構重くなります。

マクロ撮影メインで使うのなら3脚に取り付けて使うのが一般的なので、それほどレンズの重さが考えなくてもよいのかもしれません。

しかしながら、このレンズは人物撮影などのポートレートにも使いやすいので、手持ちで使うなら少しでも軽い方がよいのかもしれないですね。

防塵防滴については、あった方が安全だと思いますが、休日しか撮影しない程度のアマチュアにはそれほど必要性があるかは少し疑問な部分です。

オススメレンズをまとめる

タムロンの名レンズであるSP90㎜マクロなんですが、面白い事に新旧3機種が同時に販売されているので、これからマクロレンズの購入を検討している方には非常に悩みどころかと思います。

コシタツ個人的な意見を申し上げるとすれば、買うならやっぱり最新機種だと思います。

やっぱり最新モデルは現在考えられる一番新しい技術が搭載されているので、これから数年にわたって使い続けると考えると最も妥当な判断だと思いますし、撮影していても気持ちの入り方が違うと思います。

もし旧機種を買うとしたらF004はやめて、272Eを買うと思います。

これは単純にF004の評判があまり良くなくモデルチェンジが早かったことと、対費用効果で272Eの方が優れていることがあげられます。

最初にも書いたように、タムロンのマクロレンズは古くても基本性能はしっかりとしているため、ボケが硬いなどのあまり評価の高くないレンズを55000円も出して買うのなら、28000円で長い間評価の高かったレンズを買った方が満足度が高いように感じます。

ただ古いレンズなので最新のレンズ表面コートなどは使われていないので、フレアやフリンジなどは出やすい傾向にあると感じます。これはタムロン52BBにも通じる事なんですが…

ザックリとまとめてみましたが、タムロンマクロレンズ購入の参考になればと思います。

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コメント

  1. 日野 より:

    コシタツさん、こんばんは、私は、初心者なのと、どおしてもマクロがほしかったので、272Eを、チョイスしましたが、今では、手ぶれ機能があるやつと、買い替えたくなってます、純正のキットレンズでも、手ぶれ機能がついているので、ずいぶん、手持ち撮影でも、違いがあると思います、絶対に、手ぶれ補正は、あった方が、使い勝手が、いいと思います、マクロの必要性も、わかったので、私の場合は、ニコンの85ミリマクロか、タムロンのF017Nが、ほしいです。

    • コシタツ より:

      日野さん、リアルユーザーの意見ありがとうございます。
      使い勝手を考えると、やっぱり手振れ補正機能は必要に感じるかもしれませんね。
      最近のコシタツは手持ちマクロ撮影時のシビアなピント合わせに疲れたので、もっぱら三脚とレリーズばかり使ってます(笑)
      ホント、手持ちマクロでの長時間撮影は無理です!

      最新のF017は欲しいですね。ただ、ハーフマクロですが52BBの連続する柔らかいボケ味も好きですよ。