2016年3月1日より「ニッコールレンズ」の価格が大幅に改定され、基本的に全面値上げの様相なんです。
もちろん、貧乏人コシタツが欲しいレンズも値上げ対象になっています。
どうするべきか2日3日考えたんですが、結局買うんだったら値上がる前に買っておいた方が結果的にはお得になるはずなので、Amazonでポチッとしてしまいました。
AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G
「え！悩んでおいてこんな安レンズなの？」と言うなかれ。
必要なレンズ、欲しいレンズはいくつかあるのですが、今回は単純にこのレンズが必要で欲しかったわけです。お金が無いわけでではないと負け惜しみを言っておきます。
ニコンDXフォーマット（APS-Cサイズセンサー）では焦点距離35㎜のレンズは、フルサイズ（35㎜センサー）換算で焦点距離52.5㎜の標準レンズになります。
まあ、この50㎜標準レンズなんて、一体何が標準でいつどこで誰が決めたのかは諸説あるので、ここでは言及しませんが、写真撮影の基本画角となるレンズといわれています。
キットレンズじゃダメなの？
全然問題無しです。むしろズームが出来て便利なはず…
でもなんていうんですかね？人生で一度くらいは、単焦点の明るいレンズのボケ具合や室内でもフラッシュを使わずに撮影出来るなどのまことしやかに語られている、半ば都市伝説の様な事実を体験してみたかったんですよ。
それに写真撮影を初めて1年以上たったので、写真の基本を学び直そうとなんたらカンタラ…ゴニョゴニョ…
まあいいや。これからD5300と一緒に買った便利ズームレンズと大きさを比べてみるので、購入の参考にして下さい。
| AF-S DX NIKKOR
35mm f/1.8G |
AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II |
|
| 寸法 | 約70mm（最大径）×52.5mm | 約66mm（最大径）×59.5mm |
| 重量 | 約200g | 約195g |
| 最大絞り | f/1.8 | 焦点距離18mm時：f/3.5 焦点距離55mm時：f/5.6 |
| 生産国 | 中国 | タイ |
大きさの比較開始！！！
左が新たに購入しました「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」で、右がキットレンズである「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II」です。
差し金を一緒に置いて撮影したので、目安にして下さい。
大きさはあんまり変わらないですね。持った感じの重さもほとんど変わらなく感じます。
しかし、キットレンズの方は沈胴式のズームレンズなので、実際に使う時には「ニョキッ」とズームレンズを繰り出さないと使えません。
撮影時はこの長さで使います。
スイッチ比較
「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」は手振れ補正機能が付いていないので、スイッチの切り替えはマニュアルとマニュアル/オートフォーカスの切り替えスイッチのみです。
M/Aスイッチとはオートフォーカスも使えるし、カメラの設定を親指AFにするとピントリングを操作してマニュアル操作でピントを合わせられる優れものです。
シャッター半押しAFだと、マニュアルでピントを合わせてもシャッターボタンを押すとAFが効いてしまうのでNGです。
「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II」は手振れ補正機能のVRスイッチとオートフォーカスとマニュアル切り替えスイッチが付いています。
このレンズはAF作動中はピントリングが固定されて動かせない仕様なので、少し残念なんです。よってスイッチもA-Mになります。
レンズマウント比較
ここ重要です。
「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」はレンズマウントが金属製で出来ていますが、「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II」は樹脂製です。
最近のエンジニアリングプラスチックはかなり高性能なんですが、カメラ側のマウントが金属製である以上、どうしても硬度的に劣ります。
さらに、僕のようにカメラボディ1台でやりくりしている人は、頻繁にレンズ交換する可能性が非常に高いので樹脂製だとやっぱり少し心配です。
金属製の質感と安心感は違いますね。見た感じアルミ削り出しに見えます。
年中とっかえひっかえしているキットズームレンズなんで、少し傷が増えて来ています。
しかし、レンズの明るさが違うせいなのか、レンズ後端の大きさが全然違います。
レンズ先端比較
「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」はいきなり絞り羽が丸見えになっています。
レンズ構成もさすがに単焦点だけあって6群8枚で少ないです。画角は44°になります。
「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II」は撮影の仕方が悪いのかあんまり奥が見えません。ただ、レンズ前面のレンズ仕様ロゴがカッコよく感じるのは素人ゆえなのでしょうか？
52㎜フィルター
嬉しいことにフィルター径は52㎜と両レンズとも一緒なんですね。
貧乏コシタツはとりあえず、いちいち取り外して使いまわす予定でいますが、多分面倒になって買っちゃうことでしょう。
ニコン純正品でも1500円位で買えますからね。
Nikon ニュートラルカラーフィルターNC 52mm NC-52
レンズフード装着比較
「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」は可愛らしい丸型のレンズフードが標準で付属されています。でっぱりも少なく、さかさまにしなくてかさ張らず、しかもレンズキャップの取り外しも簡単です。
それに比べると「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II」のレンズフードは少しばかり長く花形で格好がよい形をしています。たぶんズームレンズだからなのでしょう。
フードを付けたままでレンズキャップへのアクセスは問題ありませんが、すこしやりにくいですね。
標準ズームレンズのフードはレンズキットの付属品ではなく、別途購入する必要があります。
カメラ装着比較
ニコン D5300に「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」を装着しました。
小柄なボディのせいか、レンズが少しずんぐりに見えますが、妙に可愛らしいです。レンズの最大径は70㎜ですので、キットレンズに比べてそれほど太くはないんですよ。
構えた感じも重量バランスもよく、撮影しやすい感じです。撮影のインプレは記事にする予定で、子供たちと公園で遊びながら撮影してきてあります。
横から見た写真です。赤いカメラがカッコイイですね～。持ち歩きたくなります。
なんだかアニメの戦闘ロボットみたいです。D5500に装着してもこんな感じでしょうか？
比べると長さの違いがよく分かりますね。「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II」は細長いです。でも最大径は66㎜なんで、実際は4㎜しか細くない。
一応貼っておきます。
まとめ
レンズのサイズ的にはほとんど同じくらいの重量、寸法のレンズですが、品質的な部分では「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」のほうが若干上かなという印象です。
カメラに取り付けた印象も「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」の方が、バランスがよく感じます。見慣れていないだけかもしれません。
早速子供たちを撮影してきました。参考にして下さい(^^)/
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