高性能なゲーミングPCが欲しいけど、BTOゲーミングPCはちょっと高くて手が出しづらい、BTOゲーミングPCは買えるけど組み立てパーツがちょっと気に入らない。
今使っているグラフィックボードや電源などを流用して何とか安く手に入れたいって時は…
自分でゲーミングPCを組んじゃえば良いんです!!!!!!!!!!
でも、難しいんじゃないの???知識がなくてもできるのかな?工具は必要なの?初めて挑戦する人にはかなり敷居が高く感じられるのも事実です。
そこで、自作パソコン初心者のコシタツが人柱になるべく挑戦してみました。
なるべく一緒に組み立てるような感じで写真多めにしたので、これを最後まで読めばきっとゲーミングPCが作れるはず!?僕は上手くいったよ!!!!!
ゲーミングPC組むのに必要な機材
僕のパソコンスキルはたいしてなく、今までしたことのある作業としては、ゲーム用のグラボ交換、HDD→SSD交換、ケース交換くらいで、1から丸っとPCを組んだことはありません。もちろんOS(Windows10)をインストールって事も初めてになります。
そこで調べたのがゲーミングPCを組み立てるのに必要な機材(電源、マザーボード、CPU等)です。
絶対に必要な機材
- マザーボード
- CPU
- HDD、SSDなどのストレージ
- メモリー
- 電源
- グラフィックボード
- OS(Window10)
- PCケース
になります。
今回は邪魔くさいDVDドライブを付けない方向で組みました。なので、OSはUSBからのインストールになります。
今までパソコンを持っていないで、初めての挑戦となるとこの他にも…
- キーボード
- マウス
- USBメモリ
- 使えるパソコンを借りる
が必要で、もちろんインターネット接続環境は必須です。
パーツ選びの参考にして下さい。
必要な工具
この他に組み立て作業を安全に効率的に行うための広いスペースと工具類が必要です。工具は…
- カッター&はさみ
- プラス(+)ドライバー
は必須工具です。ドライバーはずんぐりむっくりの短いのよりも先が長めの物が使いやすいです。
この他に養生テープや結束バンド(タイラップ)があるとより快適に作業が行えます。
最後にもっとも重要なのが、時間的なゆとりです。
時間がないと焦るし、作業が雑になるので2日くらいで完成できればいいやって感じで、心の余裕をもって作業したいです。
特に手先の器用さは必要ないと思いますが、丁寧な作業を心がけると良いです。
マザーボードから組み立て
自作ゲーミングPC組み立てに購入した機材です。
突き詰めた性能を求めていないので、オーバークロックしない(できない)パーツを選んでみました。OS込み、グラフィックボード別で10万円ほどになります。
これをBTOゲーミングPCで組むとなると1.5倍くらいの値段になると思います(たぶん)。
早速マザーボードから組み立てていきます。
値段も13,000円程度とこなれていて、USB端子も最新のUSB Cタイプ準拠でミリタリースペックで頑丈そうなマザーボードです。
H370のHはオーバークロック出来ないモデルになります。
何はなくともユーザーマニュアル(説明書)はしっかり読みましょう。
焦らずにこれをしっかり読み込めば、完全初心者でもマザーボードをくみ上げる手順がよくわかります。
袋から取り出します。
静電気が良くないって意見がありますが、基本的に最後まで素手で触って組み立てましたが、何の問題もなく組みあがり動作しました。
ただ、起動中に素手でパーツを触るのはNGです。
部品の欠損や損傷がないか一度しっかり見てみます。あんまりよくは分かりませんが、おかしな部分がなければ作業続行です。
CPUを組みつけよう
いきなりメインイベントです(笑)
このCPUを組み付けるって、一度やってみたかったんですクゥ~!!!!
用意したのは『Intel Core i7 8700』。
もちろんオーバークロックしないので【K】がつかないCore i7になります。
Core i7 8700はCPUクーラーがデフォルトで付いてきます。【K】付きはCPUクーラーが付属してないので別途購入する必要があります。
だが、今回はオリジナルクーラー(リテールクーラー)は使わずに、手持ちの使ってないCPUクーラー『サイズ 白虎』を取り付けます。後で出てきます。
CPUホルダーは右にある針金がバネの作用をして固定するので、外します。下に押しながら右にずらすと持ち上がります。
この外し方が理解できない場合はたぶんやばいので、お店にもって行きましょう。
カバーを持ち上げるとCPUを置く場所はこんな感じで端子が大量に飛び出してます。
で、この端子をよく見ると…
爪楊枝の先くらいの細さのピン一本一本がかぎ爪のようになっているので、絶対に触ったり何かをひっかけたりしないように注意してください。
曲がると修正できるんでしょうか???
CPUの裏側です。先ほどの端子が触れることで通電し機能するようになります。
手の油をつけてよいことは全く無いと思うので、CPUの両サイドをもって接触面に触らないようにします。
赤丸はCPUホルダーの合マークの切欠きになるので、注意してください。
載せてみました。
接触端子以外は触っても問題ないと思うので、サッと摘まんでサクッと載せます。
合マークが合ってるのを確認したら慎重にカバーを下げて、固定します。
この時、固定用のレバーが結構きついので、バイーンっていかないように慎重かつ力強く作業してください。
上手く固定できるとソケット保護カバーがぱかんと自動的に外れます。
他のマザーボードはわかりませんが、このマザーボードは仕様のようです。
上手にCPUが取り付けられました。
やったね!!!!!
※今回はマザーボードとCPUのセット品をTSUKUMO ネットショップで購入しました。セット購入だとバラバラで購入するよりも5%くらいお得になります。
SSD M.2(メインストレージ)を取り付け
メインイベントのCPU取付が上手くいったので、SSD取付に入ります。
ゲーミングPCは、OSを入れるメインストレージは速度的にHDDからSSDに移行しており、さらに2.5インチサイズから、マザーボード直付けのM.2タイプになってきてます。
なので、今回はSSD M.2タイプを使いさらに高速動作を狙ってPCIE×4を取り付けます。
このタイプのM.2 SSDは通常のSSDの4倍~5倍ほど高速で読み出しができるので、ゲーミングPCには持ってこいなんです。
ロード時間が長いゲームってテンポが悪いしイライラするんです(笑)
SSDのほかにSSDを冷やすためのヒートシンクも用意しました。
今回使っているマザーボードにはM.2用の冷却システムが搭載されてないので、SSD単体で独自に冷やす必要があります。
m.2タイプのSSDってかなり小さくてちょっと衝撃的でした。SDカードとの比較ですが、大きさが分かりますか?これに500GBですからね…
さっそくヒートシンクを貼り付けます。
アルミ製ヒートシンクを両面テープでそのまま固定してもよいんですが、万が一不良だったら困るので(SSD表面のシリアルステッカーが剥がれると補償対象外)シリコンラバーを挟みます。
ヒートシンクにシリコンラバーを貼りました。透明な輪ゴムはSSDとヒートシンク固定用です。
輪ゴムが熱硬化で切れると嫌だったので、落下防止用に結束バンドで固定しました。
SSD M.2は長さに種類があるので、あってる場所にマザーボード付属の固定用ネジを取り付けておきます。このタイプは2280サイズになります。
SSD M.2は差し込むだけになります。
しっかり奥まで差し込まないと接触不良でPCが起動しないなどのトラブルが起きるようです。
奥までしっかり入れると、先ほどのネジ山がぴったり合うのでマザーボード付属のネジで固定します。
そうなんです。
M.2タイプのSSDは浮いてるんですね。
なので、輪ゴムでヒートシンクが取り付けられます。だけど針金とかはショートするから使っちゃ駄目ですよ。絶縁素材でお願いします。
『白虎』CPUクーラー取付
以前、熱対策にと思い購入してあったんですが、結局使わずじまいだったので使います。
『虎徹』の方が有名なんですが、ケースの大きさで『白虎』を買っていました。
まあ、これでもリテールクーラーよりは全然静かで強力だと思います。
大きさを見てみると、ヒートシンクの大きさが全然違います。『白虎』の方がリテール品に比べて3倍くらい大きいでしょう?
もちろんその分大きく重いです。
左下がCPUですが、大きさがよく分かります。
でかいですね。固定するためのマザーボードもそれなりの剛性が必要だと感じます。
CPUにグリスを塗る
CPUクーラー『白虎』を取り付ける前に、CPU表面にグリスを塗ります。
これをしないとCPUクーラーとの密着が上手くいかず熱交換に支障をきたし、最悪温度が下がらない、熱暴走、シャットダウンってことにもなりかねません。
グリスの塗り方にはいろいろあるらしくググってみたんですけど、本当にいろいろでした。
なので、僕もなるべく綺麗にグリスを塗る方法を考えてみました。
テッテレー。
マスキング。
はい、養生テープでCPUをマスキングしてみました。これで、ちょっとくらい雑に作業してもグリスがはみ出たり他の部分についたりしません。
養生テープとは粘着力が弱く、剥がしても糊が接着面に残らないテープの事で、建築現場でよく使われておりカラフルな色が特徴的です。
クーラー付属のグリスを適当に塗りました。
で、ここから広げます。
適当な厚紙を切ってヘラ代わりにします。
こんなもの、ペットボトルの切れ端やいらないプラケースで簡単に作れるので買う必要はないです。
密着した時の伸びしろを考えて少し厚めに塗ってみました。
養生テープのマスキングを剥がすとほら綺麗。
ネットの中で一番きれいなグリス塗りかもしれません(笑)まあ、すぐに潰れて見えなくなるんですけど。
マザーボードを台に置く
CPUクーラー取り付け面の保護シールを剥がします。
すぐに取り付け!!!!っていきたいんですが、CPUクーラーを取り付けるのに意外と力が必要です。
マザーボードをテーブルの上に直に置いたり手で持って作業すると、基盤を傷つける可能性もあるし、何しろグラグラと不安定です。
なので、なんでもよいのでマザーボードを安定した場所に載せます。
僕はちょうどよいフタがあったので、その上に載せました。
これでグラグラとした不安定感はなくなりました。
エアフローの位置と向きを間違えないように確認して、マザーボードの穴に固定用のピンを刺していきます。
『白虎』の場合はパチン、パチンと手ごたえがあるのでわかりやすいです。説明書だとピンは対角線上(xを書くように)に差し込んで取り付けます。
上手く取付けできました。後はメモリとグラフィックボードを取り付けます。
説明書を読みながら丁寧に作業しているので1時間以上はかかってます。
メモリ取付
メモリはゲーミング用に余裕をもって8GBを2枚、16GB用意しました。
最近のゲームはメモリ使用量の多いゲームが増えてきていて、8GBだとちょっと足りない場面に遭遇します。
メモリもオーバークロックしないので、その中で一番速い仕様のDDR4‐2666Hzを選びました。
マザーボードは4枚刺しできるんですが、端子の色が同じ部分に刺します。
これを間違えると1枚しか認識しなかったりとトラブルになります。
斜めに刺さずに真上から刺すのがポイントです。
SSDと後付けヒートシンク、メモリーはAmazon PCパーツで購入です。ちょっと手間ですが、ネットで調べればより安く購入できます。僕は基本的にAmazonとTSUKUMO ネットショップをよく使ってます。
マザーボード完成(グラボは後で組付け)
マザーボードが完成しました。
カッコいいですね。
…グラフィックボードを取り付けてないって?
グラフィックボードを今取り付けちゃうと、マザーボードをPCケースに固定するのが大変になるので、後回しにします。
初めてゲーミング専用設計のマザーボードを組み立ててみたのですが、ボードの厚みがしっかりあるので、初めてだったんですが安心して組み立てられました。
長いので分割しました。ケース組み込み・BIOS確認編は↓↓↓
コメント
グラフィックボードの取り付け方も教えてくれたらいいです。
たきゅーさん、コメントありがとうございます。
グラボの取付が詳しく書いてなかったですね…記事にしてみます。