【酷暑】真夏の車中泊を快適に?過ごすための6つの注意点

真冬の車中泊も快適に過ごすには大変なのですが、それよりももっと大変なのが真夏の車中泊になります。

もちろん車中泊をする地域や場所、時間帯によっても難易度は変わるんですが詳しく説明していきます。

コシタツはここ10年程、真夏のお盆休みにほぼ車中泊だけのノープラン旅行をしているので、暑くて熱くて眠れない程のつらい夜や、快適過ぎてちょっと寒いくらいの場所などでも車中泊しています。

真夏の車中泊で照り付ける日差し

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なぜ冬よりも夏が大変なのか?

答えは簡単です。

車内を冷やす方法が非常に少ないからです。

大型の電源用バッテリーを搭載したキャンピングカーなんかでは、インバーターを積んで100Vの家庭用エアコンを使って冷え冷え車内を実現したりしてますが、このブログにたどり着いた方はなかなかそんな恵まれた環境では無いはずです。

もちろん、コシタツもぽんこつワンボックスカーなので、真夏の車中泊は大変です。

真夏の車中泊の問題点

では、ぼくが経験した真夏の車中泊の問題点を挙げていきます。

  • そもそも夏なので暑い
  • 日差しを受けて車内が暑い(熱い)
  • 夜になっても篭った熱が逃げない
  • 涼しくする方法が少ない(ほとんど無い)
  • 日の出が早くてすぐに暑くなる

基本的に本格的なキャンピングカー以外の、いわゆる普通の車両は、車体全面が窓ガラスで囲まれているので車内と外気との断熱性能が極めて劣っています。

なので、夏は暑くなりやすく冬は寒くなりやすい構造なんです。

真夏の車中泊を快適に過ごす方法

真夏の車中泊を春や秋の快適シーズンのように過ごす事は至難の業ですが、工夫次第ではなんとか快適に出来ます。

一番のポイントは標高と、車中泊の場所です。

この2つのポイントを上手に抑えれば真夏でも快適に眠れるはずです。上から順に快適効果が薄くなっていくので参考にして下さい(笑)

標高を上げろ

とにかく標高を上げる!!!!!

真夏の車中泊を快適にするにはこれがイチバン!!!!!

標高は1000m上げると気温は約6.5℃下がります。100m上げるとおよそ0.6℃下がる計算になります。

なので、平地の夜の気温が28度だとすると標高を1000m上げるだけでおよそ22度まで下がります。22度まで下がると、3シーズンの寝袋や毛布に入らないと寒いくらいの温度です。

ただ、暑いからっていきなり標高を上げようにも周りに高い山でもない限りちょっと無理なのが、この方法なんです。

なので、思い付きの車中泊ではなかなか使い辛いのですが、前もって旅の道中や目的地までのルートに標高の高い山があるようなら、車中泊する時間を合わせてのプランニングなどが必要です。

熱帯夜だと標高500m程度の場所でもクソ暑いので、その場合は800mを超えると涼しくなってきます。

早めにエンジンを切る

本来なら車中泊をする場合は、夜遅くの眠る時間ギリギリに道の駅やパーキングに来てサッと寝てサッと出発するのが基本なんですが、真夏の場合はなかなかそれが出来ません。

なぜならば走ったばかりの車はエンジンが熱くなっており、真夏は特にエンジンの温度が下がりません。

さらにエンジンの熱が車体にこもってしまい、下手すると車内がサウナ状態になってしまい暑くて眠れるどころではありません…

それでも標高が高い涼しいところであれば、徐々に車内も涼しくなりますが、高速道路のサービスエリアやパーキングなどは標高もそれほど高くはないため、車内が涼しくなるまでかなり時間がかかります。

下手すると自分の発する体温で熱がこもったままになり、全然眠れないって事にもなりかねません。

なので、暑くなる事が予想される場合は早めに目的地に到着して、エンジンを切って窓を全開にして車体全体を冷やしておく必要があります。

以前、高速道路のサービスエリアで車中泊しながらの旅行をしたのですが、エンジンを切っても車体に熱がこもり暑くて暑くて眠れなく、結局眠らないで旅を続けた思い出があります。

車中泊場所に日が落ちる頃に到着して、窓を開けて時間を潰せば日が落ちた夜にはかなり車体は冷えていると思います。

窓は必ず少し開けておく

防犯上の観点から必ず行った方がいいとは言い切れないんですが、窓はほんの少しでもいいので開けておくと風が通って夜でも涼しいです。

中途半端に涼しい場所だと、車内が自分の体温で暑くなってしまうので、そんな時に窓が開いているとひんやりした風が心地よかったりします。

ただ場所によるんですが、ヤブ蚊などの虫が窓の隙間から入ってくることがあるので、虫除け&キンチョールは用意していた方が安心です。僕は必ず車に積んでいます(笑)

誰も来なそうな辺鄙な場所で車中泊する時は車体脇に蚊取り線香をじゃんじゃんたいて、スライドドアを開け放しで寝たりする時もありますが、危ないんであんまりお勧めしません。

小さな扇風機を用意

そう、そうなんです。

小さい扇風機。

本来は机の上で使うためのものらしいですが、単1電池2本で動くこともあり真夏の車中泊を快適に過ごせるんじゃないかと思い購入しました。

車中泊用の扇風機

大きさは、大きめのお弁当箱くらいなんですが意外と風量もあり使い方によっては使えます。

使い方としては、空気の流れのある窓を開けた付近に設置し足元から頭に向けて風を送ると全身に風を感じます。

ただ問題もあり、首振り機能などはないのでピンポイントで風が当たるとそこだけ冷えてしまう問題があります。

また、あまりにも車内が暑い場合だと全くもって役に立たないので注意が必要です。

無きゃ無くてもなんとかなりますが、値段も安いのでとりあえず一個買って車に積んでおいても悪くないと思います。

充電式はインバーターを使って走行中に充電すると乾電池の心配が無いです。個人的には乾電池式か乾電池併用型が使い勝手が良いと思います。アルカリ単1電池2本型だと、朝まで使っても電池切れになる事は無かったです。

アイスノン(氷まくら)も試したよ

一人旅だとクーラーボックスに余裕があるので、冷凍庫でキンキンに冷やしたアイスノン(氷枕)を積んで行ったことがあります。

もちろん初日しか使えないのですが、タオルに包んで枕代わりにしたり、太ももに挟んだりして冷や冷やを楽しめました(笑)

ただ残念ながら小さい扇風機と一緒でピンポイントでしか冷たくならないのが難点です。

雨降りは涼しい

旅行中の雨はうんざりしたりつまらないことがほとんどなんですが、こと車中泊に関してはようこそ welcomeでメリットの方が多いです。

雨で濡れることによってエンジンの熱によって温まった車体も冷えやすくなり、走行後、即車中泊の場合でも車体がぐんぐん冷えていくのが体感的にわかります。

標高の高い場所などでは冷えすぎちゃって寒くなるくらいです。

僕自身は車体にボツボツと雨が当たる音を聞きながら眠りにつくのが意外と好きです(耳栓してますが…)。

雨降りの朝はお日様も出ないので、いつまでも涼しく快適に眠れるのですが、車中泊なので不審車両に思われたり、地元の方に迷惑になる可能性もあるので、惰眠をむさぼるのは早めに切り上げて出発しましょう。←僕の事です。

こればっかりはお天気次第なので、運ですね。

まとめ

行く先がおおよそでも分かっている場合は、ちょっと遠回りしてでも、標高の高い場所にある道の駅や駐車スポットを探しておいて、ルートに組み込んでおくと真夏でも快適な車中泊を過ごせます。

最悪はエンジンかけっぱなしでエアコンを使いながらの車中泊で、車内はもちろん涼しいんですが全然エコじゃないのでこの記事を読んでいる方は絶対にやらないで下さい。

いろいろと経験した現在のコシタツ真夏の車中泊は、標高の高いところか東北を中心に遊びに行くので、ほぼほぼ快適に寝れてますよ。

 

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