せっかく頑張ってあれこれ工夫して撮影した写真、どうやって鑑賞してますか?
カメラの液晶画面で?自宅PCモニターで?プリントアウトして?スマホに転送してから?
鑑賞方法にはいろいろやり方があると思いますが、今回は等倍鑑賞と縮小鑑賞の話です。まあ、カメラ歴1年ちょっとのカメラ低級者の話なので、カメラベテランの方は笑ってスルーして下さいね。
画像縮小するとピン甘写真も見違える???
デジカメ撮影している方なら既にお気づきかとおもいますが、デジタル画像は縮小・拡大が簡単に行なえます。
もちろん縮小・拡大後の画質は、元々の画像が持つデータ量に依存するので、元データ量が少ないほど拡大した時の画像は粗が多くなり見づらい汚い画像になりますが、逆に縮小する場合だと、元データ量はそれほど関係なく縮小するほどシャープになっていきます。
ボケた写真も「見れる写真」になる
上記写真の鯉のぼりのAFポイントの等倍切り出し写真です。被写体の鯉のぼりは遠く、300㎜ズームの望遠端で撮影しています。
レンズ性能、自分の撮影技術等、いろいろと問題ありのヒドイ写真なんですが、特に写真がボケボケなのがヒドイです。
しかしこんなボケボケ写真でも、画像を1/3ほどに縮小していくと…
多少見られる感じになりました。さらに、最初の写真程度まで縮小すると…
ちょっと小さすぎてよく分かりませんが、ハッキリとした感じにはなります。ブログに載せる程度の大きさまで縮小する写真だと、正直いって、多少のピン甘、手振れなどは関係無いように思います。
超真剣に撮影した写真もボケているが…
これはRAW画像の現像についてで使った写真の、オオタカの印象的な目の部分だけを等倍切り出ししてみたものです。
実はこの写真、ピントは口ばしと鼻のあたりにきていて、目は微妙にピンボケなんです。
等倍で見た時は「ああ~」となったんですが、被写体がある程度大きく、写真的にトリミングする必要もないので、縮小画像で見ると悪くないです。
等倍切り出し画像を50%、25%と小さくしてみました。元画像は最初の等倍画像ですので、クリックすれば元画像になります。
50%縮小程度でしたら、問題無く見れます。もちろん50%縮小ですと、データ的には1/4になっているんですが、モニターで見て楽しむ分には全然問題ないくらいです。
さ らにブログ用にJPEGでデータを間引いて圧縮して、長辺800ピクセル程度まで縮小するとデータ的には1/34まで減って、画像あたり300KBなんて いう低画質なはずなんですが、スマホでみたり、PCモニターでブラウザ上で見るくらいだと、明暗差がハッキリしてエッジ効いたシャープで見やすい写真になります。
縮小圧縮後、168KBの写真ですがブログで見る分には全然問題ないですね。スマホなどの小さな画面で見る分には十分だと思います。
縮小前提だとやっぱりダメだと思う
写真を縮小すれば、細かな粗が消えて見違えるような写真のなるのは分かったんですが、やっぱり縮小前提でごまかすような写真撮影の仕方ってダメなような気がします。
もちろんカメラ低級者なので、失敗の方が多いんですが、それでもしっかりピントを合わせ、レンズの使用範囲を考え、適正な露出で撮影していかないと、これからの技術的な上達は無いような気がします。
等倍鑑賞で見て、ピントがばっちり来てるとやっぱり気持ちがいいですからね。
コメント
ども。
自分が感じてたというか言いたかったというか知りたかったというか…が今回の記事でした。まとめについてはまったく同感です。
等倍鑑賞に関しては、肯定的・否定的な記事もいろいろ読んだんですが、正直、自分の知りたい内容の記事は見つけられませんでした(唯一、知りたい内容に近かったのが http://www.ouma.jp/photo/f50fd/ToubaiDameDame.html です)。
自分の一番の疑問は、ハイアマチュアやプロでも同じようなことを感じるのか(感じていたことがあるのか)、またそれぞれのスキルの人が同じ機種とレンズで同じものを撮ったときにどれだけの差が出るのか、というのが分からないことです。
たとえば、コシタツさんのオオタカの目の等倍切り出しですが、どうもピントが鼻の付け根に合ってるように見えるんですが、もし自分が同じ機種とレンズで同じものを撮ったとして、同じ品質で撮れるのか、もしほかのハイアマチュアの人が撮ったらどうなるのか…などと、〜多分、自分が撮ったものの品質(画質)の比較評価ができないことによるストレスというか〜何か取り留めのないことを考えてしまうんですね。長い割りに、まとまりのないコメントになってしまいました。ゴメンナサイ。
==モウキン==
moukin425さん、難しいですね…
再現性で考えれば、全て同一条件で行えばおそらくほぼ100%同じ写真が撮れるような気がします。
これって製造現場と同じで、誰が行なっても全て同一条件で加工すれば、仕様を満足させる製品が出来るのと同じだと思います。
ハイアマやプロについては僕は分かりませんが、同じ機種とレンズで撮影しても素人や低級者との違いが分かる写真を撮影して欲しいとは思いますね。極端な話「写るんです」で撮影しても、やっぱりプロは違う!みたいな。この辺りは写真品質よりも人目を惹く写真を撮影出来る感性でしょうか?
オオタカの写真はその場では分からず自宅PCで気付いたんですが、縮小してみると意外と気にならないって事に気付いたわけです。しかし、やはりブログ写真にしろ、SNS写真にしろ人に見せるための写真ですから、一番状態の良い写真でアップしたい思いがあります。
今回はあえて、等倍ダメ写真も縮小すれば問題無く見れる写真になるってのを検証するために記事にしてみました。
画質についてはいろんな条件があると思うし、経験の無い低級者があれこれというのもおこがましいんですが、どこか落としどころを見つけるのが一番だと思います。僕としては非トリミング前提だと50%画像で破綻していなければ概ねOKとしています。
ただ、野鳥撮影などのトリミング前提になるともっと条件を厳しくしないといけないと思いますが…
お互いせっかくの趣味の、楽しい写真遊びなので、ストレスを感じない程度に自己満足写真を撮りましょう(^^)/
ども。
鳥撮りに行く先々で、いかにも大砲使いが多く、また SNS の参加グループに投稿される高品質の写真ばかりを見せられると、楽しむことよりも撮影機器含め技法や見せ方などに走りがちになってしまっているような気もします(自己反省)。そうですね、ストレスを感じない範疇で楽しめるよう心掛けたいと思います。
==モウキン==
モウキンさん、正直僕なんかも野鳥撮影やカワセミ撮影している大砲レンズを見かけると、車一台買う程度の予算で一式そろえられるし、リセールだって車ほど値落ちしないし、損にならない遊びだと分かっているんですが、果たして自分があんなに重たいシステムを担いで撮影に出かけるのかと想像すると、やっぱり必要ないって答えになっちゃいます。
お気楽撮影が向いているようです。
高価な機材でドヤドヤしたい不埒な気持ちもあったりするんですが、これをやり始めちゃうと、より高く、より手に入れにくく、って写真撮影とは関係ない閉じられた世界になりそうな予感がします。過去に他の趣味でいろいろと嫌な経験したもので…