以前から気になっていて、やりたかった撮影をしてきました。
それは…
スマホカメラの中で最強の呼び名が高い『SONY xperiaz3 compact』と、Nikonエントリー一眼レフカメラ『D5300』と撮り比べです。
xperiaz3 compactとニコン D5300 カメラ比較
スマホ、一眼レフの順です。ブログ掲載のため、画像データを1Mバイトに縮小してあります。
使用機材と撮影条件
SONY xperiaz3 compact カメラスペック
メインのアウトカメラは2070万画素。ISO12800対応のセンサーを搭載しているのが特長で、さらにF値2.0の明るいレンズと電子手ぶれ補正で暗所でも安定した撮影ができるカメラです。
画角は焦点距離25mm相当(35ミリフィルム換算で)のかなり広角レンズです。
ニコン D5300 カメラスペック
有効画素数2416万画素。実用ISO感度は12800まで。
レンズはキットレンズのAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIを使用しました。
撮影条件
なるべく条件を揃えるために、ブログにのせている画像は、どちらともJPEGファイルで保存し撮って出しの未加工の画像を使用です。
xperiaz3 compactの保存画質は解像度20.7Mを使用。ホワイトバランスはオートで撮影しました。デジタルズームは使用していません。ちなみ、解像度20.7Mを使用を使用すると、撮影時のシーンモードなどの便利機能は使えません。
D5300側は撮影データはJPEG-FINEで保存し、カメラ任せのオートモードで撮影しました。ピクチャーコントロール(画質調整)はスタンダードを使用しています。焦点距離は18㎜固定(35㎜換算で約27㎜)です。
オレンジ色の花
さすがスマホカメラの中で最強の呼び名が高い『xperiaz3 compact』の画像です。いや、文句なしだと思いますよ。『xperia z3 compact』 は最短撮影距離が7cm程度と、かなり被写体によって撮影ができる特徴があります。
通常の一眼レフではピントが合わない距離ですね。
さすがに2000万画素オーバーの画像なので、花弁の再現性には驚かされます。
被写体に寄って撮影できるので、背景もそれなりにボケてくれます。いや、ほんとスゴイですよ。ビックリ。
画角がうまく作れずに引き気味の写真になってしまいました。正直に言いますと『xperia z3 compact』と変わりません。あれー???
むらさきの花
色味が白っぽい感じするのですが、このカメラの絵作りの仕様のようです。背景はそれなりにボケてくれます。
xperiaz3 compactに比べると、色が鮮やかについています。この辺りはニコンの絵作りなんだと思います。
赤い花
画角を揃えるのが難しいです。ただ『xperia z3 compact』はひいて撮影するとやっぱり白っぽく写ってしまいます。なぜだ?
ニコンD5300は、かなり鮮やかに色がのっています。人によってはディテールがつぶれ気味に感じるかもしれません。黒味が強く感じます。
風景
ピントを小道の奥にとってみました。カメラにしたら無限遠になると思います。鮮やかさに欠けますが、細かいところまでしっかりと撮影出来ていると思います。
D5300は色味は鮮やかですが、比較してみるとわざとらしい感じがしないでもないです。
肉眼での映像は『xperia z3 compact』と『D5300』の中間といったところです。
アゲハチョウ
梅の木にとまったアゲハチョウです。少し薄暗い場所での撮影でしたが、ちゃんと撮影できてます。
薄暗い場所ですと、やはり一眼レフカメラに分があるようです。撮像素子の大きさとISO感度の自動調整の性能差が出てきます。
薄暗い場所から光に向かって撮影
わざと薄暗い場所から、光の方向に向かって銀杏の葉を撮影してみました。
光に露出がもっていかれることなく、銀杏の葉を撮影出来ています。スゴイですね。もっと薄暗い写真になると思っていました。背景は白っぽく飛んだ感じになっています。
画像データをみるとISO-50になっていますが、本当でしょうか?
薄暗い場所からの撮影ですとやはり一眼レフカメラの方が好印象の撮影になりますね。カメラ任せでの撮影ですが、それなりにうまく撮ってくれます。
D5300ですと、ISO-400になっています。
まとめ
なぜだか『xperia z3 compact』は少し白っぽい感じの撮影になりました。このカメラの仕様なのか、固体差なのかまでは分かりませんが、今回の比較ではそんな結果です。
ただ、最短撮影距離が約7cmとかなり被写体に接近して撮影できる特徴があります。この時の撮像は一眼レフカメラとの撮像と並べたとしてもほとんど区別がつかないと思います。
最初のオレンジ色の花は本当に綺麗に撮影出来ていると思います。
コンデジが駆逐された理由がよく分かった気がしましたね。
薄暗い場所では、さすがに一眼レフカメラに分があるようで、並べて比較すると差が見られます。ただ、さほどこだわらない人にはたいした差ではないのかもしれません。
『xperia z3 compact』は明るい場所でもそれなりに液晶画面も見やすく、ほとんどストレスを感じることなく撮影できました。
20年前の使い捨てカメラで想い出写真を切り出していた世代にしてみれば、お手軽にクリアな写真を撮れるのは素直に羨ましく思います。
スマホカメラ恐るべしです。
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