小学校で危うく娘が犯人にされるところでした。子供たち同士のつまらない言いがかりだと思うんですが、まだ小2なんですよ。
盗った盗らない
事の始まりは『長女の持ち物バッグにAちゃんの鉛筆が入っているらしいから、探して返して』とのことでした。もちろんAちゃん本人から言われたようです。
家に帰ってきた長女は鉛筆を探しますがありません。
メンタルがヤワヤワな長女は半分パニック状態で『鉛筆を買って返さないと大変だ』と泣き叫んでいました。
ママが問いただすと『Aちゃんが…』と話だし、そんな鉛筆も知らないとの事です。
翌日、PTAの用事で学校に行ったママは担任にそのことを話すと、担任はそんな話は聞いていないとの返事でした。
その後、学級会でみんなの持ち物を確認したところ、文句を言った子供のバッグから鉛筆が見つかったとの連絡がありました。
大事にならずに済んでホッとしたのですが、この事件で確認できたことがありました。
声の大きい奴が強くて、声の小さい奴は弱い
昔から変わらないんですね。文句をいう奴は声が大きくて、文句を言われる奴は声が小さい。
単純に声量があるなしではなくて、良くも悪くもハッキリとしたもの言いをする人の事をさします。
逆にコシタツ家の長女は、家では弟に威張り散らしていますが学校では目立たないように生きているようです。
なので、今回の件のように声の大きい子供に言い寄られると、どうすることも出来ずに自分が悪いように感じてしまうようです。
だいたい文句をいう奴も、本能的になのか弱いのを知っていて言いますからね。
僕はどちらかというと、ハッキリとしたタイプの人間なんで子供のころから声の大きい部類の人間でした。
なので、長女の気持ちがよく分からないんですね。
強くなって欲しい
夕食中にその話題になりました。
ママは『言いがかりをつけられたら、言い返さなきゃダメじゃない』と言いますが、長女はそれが出来ないから辛いようです。大人と違って論理的に解決できる術をまだ知りません。
長男も話に加わって『言い返せ、お前が犯人にさせられるんだぞ!』と強く言います。
そんな言葉を受けて長女は泣き出してしまいます。
やっぱりメンタルがおぼろ豆腐のようで、すでに半分崩れています。
まだ小学2年生だからよいのですが、これからどんどん成長していきます。一応父親としては、いろんなことに揉まれて強くなっていって欲しいのですが、不安がつきまといます。
文句や言いがかりをつける子供たちは変えようがないので、自分が少しでも強くなるように変わっていくしかないのです。
そのことに長女はまだ気づきませんが、少しでも強くなるように、変わっていけるように手助けしていけたらと思います。
食事中にこの言葉を長女にいいました。
君を世界でイチバン心配して悩み、助けてくれるのは、学校の先生でもお友達でもないんだよ。ママとパパなんだ。君が辛いと家族も辛いし、君が哀しいと家族も哀しい。
だから、辛いこと困った事があったら心に貯めこまずに、ママとパパに相談するんだよ。そのための家族なんだから。
悩み・不安はパパとママで一緒に背負ってあげるし、今回みたく解決できるかもしれないからね。
もう少し簡単にいいましたが、本当にわかってんのかな?
事あるごとにちょこちょこと言うつもりです。
コメント
お嬢様が可哀想です。
今のままの、素の、そのままのお嬢様では、ご家族から認めてもらえないのでしょうか。
強い人間へと変わらなければならないのでしょうか。
パニックになってしまったお嬢様のお気持ちを受け止めてあげて、ビックリしたね悲しい思いをしたね、と寄り添ってあげるだけでよかったのではと思います。
そうすれば、自分の気持ちをわかってくれる人がいつでも側にいてくれる、と心の支えになり、自分で解決策を模索してゆけるようになるのではないでしょうか。
世の中には理不尽な事が尽きません。
そんな中で、声高に主張する事がベストな方法であるとは限りません。
自己を肯定し、家族間や友人間に居場所があればこそ、乗り越えられる力がわくのではないでしょうか。
お嬢様にしてみたら、辛い思いをした上に家族からも否定されて、更に二重に悲しい思いをされたに違いありません。
ましてまだ2年生、本当に可哀想です。
パパやママに叱られて、私はこんな事もうまくやれないダメな子なのかも、とトラウマにもなりかねません。
ありのままのお嬢様の性格を受け止めて、愛してあげて欲しいです。
初めまして、僕は7歳の娘がいますがコシタツさんの気持ち
すっごく解ります。
共感できましたし、最後の食事中に言った言葉も
良いなと思いました。
ただ、生意気に聞こえるかもしれませんが、
出来ればその言葉が最初の方だともっと娘さんにも
伝わりやすかったかも?とも思いました。
僕の娘もめっちゃヤワヤワめんたるガールなので
いつも応援しすぎてしまう時もあるのですが
コシタツさんの胸に沁みる言葉も参考にしながら
ほどよく応援して親子でメンタル強化月間に入ろうかと思いました。
ちなみに僕は泡メンタルです。
通りすがりさんに南方からの通りすがりさん、コメントありがとうございます。
何が正解で、何が不正解なのか、それとも正解の無い回答を探しているのか、
僕も暗中模索、五里霧中のなか手探りで子育てしています。
子供がいるから、親なんて偉そうに名乗っていますが、子供がいなかったらただの貧弱なオヤジです。
子供のおかげで、親を大人を辛うじて演じられています。
ニュースを見ればいまだにイジメや自殺が行なわれ、僕の子供時代から四半世紀以上たっていますが、
教育界はそれほど進歩があったとは思えない現状です。
なので、子供にはほんの少しでも強くなって欲しいし、
逆に学校に理不尽さを感じたら学校なんかには行かなくても大人になる方法、世の中に出て大人になる方法はいくらでもあると伝えています。
子供たちとはある程度までは、付かず離れずをキープして、共に考え成長したいと思っています。
ちょっと優等生なコメントでしたね。
強くなれとは「どのような方法でなるのか」を具体的に理解出来るように教えましたか?
「新人の営業社員に数字を上げて来いと言うばかりで具体的方法を示さない上司と同じ」になっていませんか?
なおさん、コメントありがとうございます。
正直申し上げて、具体的なアドバイスはありません。
出来ることは、娘が学校などで嫌なことがあったらグチでもなんでもいいので、胸の内に貯めこまずに話してもらって、ケーススタディ的に問題を解決していけたらと思っています。
その過程で少しずつでもメンタルが強くなって欲しいです。
今現在、こんな感じでやっています。