嫁さんが「スマホの充電時間がなんか遅いんだよね」と申しまして、ちょっと調べるためにこんな物を購入しました。
USB電流・電力テスターです。
『安全に充電する為に生まれた』が全然関係なくてパワーワードな感じです(笑)
COOWOO USB電流電圧テスター
USB電流電圧テスターとは、USB充電器機に差し込むだけで充電中の電流電圧が簡単にリアルタイムで計測できる優れものなんです。
なので、これを使えば充電器の性能がどの程度なのか簡単に把握できるんです。それと、充電機器の表示が本当にあってるかも判断できます。
大きさはUSBメモリーくらいの大きさなので持ち運びも容易です(笑)
液晶画面のドットも細かく、バックライトも明るいので数値は見やすいです。
※キャリブレーション(較正)はしてない(説明書には5V入力での較正方法が書いてあります)ので、正確ではないと思いますが、自宅で手軽に測定出来るメリットは大きいです。
測定性能
最新のQC3.0/QC2.0高速充電規格(※参照)にも対応しているので、ほとんど全てのUSB充電器の測定に使えます。
USB電流電圧テスターの測定可能範囲は、
- 電圧30Vまで
- 電流5.1Aまで
計測出来ます。
最大で150W程度の充電器機まで計測できるので、小型ながら高性能だと思います。
※通常のUSB充電器では5Vまでの電圧を使用しますが、Quick Charge(クイックチャージ)は自動的に5V/9V/12V/20Vの4段階の電圧を使用します。
楽しい測定画面
使い方は簡単でUSB充電器のUSB端子に差し込むだけで使えます。リアルタイムで数値が上下するのが楽しいです。
面白いのは測定画面で、ボタンで情報表示画面の切り替えが可能になってます。
これが基本画面になります(たぶん)。
左上から電圧、電流。右上から入力電力、積算電力、稼働時間になります。
keyボタンを押すと画面が切り替わります。
情報に温度(℃)と容量(mAh)が追加されます。
もう一度keyボタンを押すとこの画面に切り替わりますが、左はちょっと分かりません…
情報に抵抗値が追加されます。
リアルタイム計測なので、スマホによっては『例えば、充電が30%切ってると1.5Aで急速充電するけど、80%程度まで回復すると1Aで充電するなど』の充電コントロール状態が良く分ります。
面白いです。
家にあるUSB充電器を測定してみた
嫁さんのよく使う問題の充電器も含めて、家にある充電器を測定してみました。
テストに使った機器はスマホではなく、バッテリー容量の大きいAnkerのポータブルスピーカーを使いました。
Amazon タブレット用充電器
Amazon Fire HD10タブレット用の充電器です。公称アウトプット出力5.2V-1.8Aです。
スマホに使うと充電速度が速い気がしてたのですが、電圧も電流も高いです。電力も9.45Wなので充電が速い理由が分かりました。
Apple ipad miniタブレット用充電器
Apple ipad用の充電器です。
公称アウトプット出力 5.1V-2.1Aです。
悪くない数値ですね。
メーカー不明ピンク充電器
嫁さんが充電が遅いと感じてる充電器です。
公称アウトプット出力5.0V-1.0Aなので、充電が遅いのは当たり前な気がしますが、やはり充電器の性能そのままでした。
嫁さんにはこのピンク充電器は使わないように伝えました。
エレコム ショボン充電器
子供たちがよく使ってるエレコム製のショボン充電器です。
公称アウトプット出力5.0V-1.8Aなんですがオーバーしてますね(笑)
おもしろ充電器の割には性能はしっかりしてることが分かりました。
デスクトップPCのUSB
自作PCのUSB2.0バスパワーでの充電です。
ちょっと予想以上に低出力なのにびっくりです。
急ぎの充電には使わないことにします。
1台あると便利で楽しい
別になくても問題ないんですが、1台あると「おや?なんか充電が変だぞ???」って時に、それがUSB充電器なのか、ケーブルなのか、スマホ本体が原因なのかの判断ができます。
逆に普通に人はそれ以外の使い方は無いと思いますが、USB充電器機を多く持ってる方は1台あると便利ですよ。
中国製なので、似たような製品が大量にありますが、性能的にはほぼ一緒だと思います。
高い製品もありますが、これはスマホなどの機器を繋がなくてもUSB充電器の性能チェックができる優れものです。
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