超望遠ズームレンズでも、超望遠単焦点レンズでもどちらでもよいんですが、重くて長いレンズを使う場合には3脚や1脚を併用するんですが、サーキットなどは3脚の使用を禁止している場所もあるので、もっぱら1脚が使われているようです。
もちろん、手持ちでの撮影も全然ありなんですが、今回撮影に行った『ツインリンクもてぎスーパーGT』では、ほとんどのカメラマンが手持ちではなく1脚を使っている感じでした。
で、そこで気が付いたんですが、かなり多くのカメラマンが1脚に雲台を付けず、レンズ3脚座に直付け?っていうんですかね?そんな状態で使っていたのです。
1脚はレンズ直付け?雲台使用?どっちなの?
ちなみにコシタツは3000円位の安い1脚を使ってるんですが、雲台の動きが微妙に使いにくいのと、雲台を固定すると今度はレンズを向ける方向に自由が無くなる感じがして、使ったり使わなかったりしています。
今回のサーキットでの撮影では、最終的にほとんど手持ちでの撮影になりました。
ちなみに機材はカメラがNikon D5500、レンズはNikon200-500㎜になります。
いちばん目にした、直付け仕様
サーキットでいちばん見かけたのが、1脚の雲台ネジにそのままレンズの3脚座を固定して使うタイプです。
ほとんどのカメラマンがこの仕様だといっても過言でないくらいに使ってます。
せっかくなので僕もその場で雲台を外し、真似して使ってみたのですが、左右方向にはピボットターンである程度振れるんですが、上下方向にはほとんど動かせませんでした。
水平方向への流し撮りだったら1脚を軸に回転できるので、非常に使えそうな感じですが、斜め方向に移動する被写体には使いづらい感じです。
ある程度撮影ポイントを決めて、構図を作りながら使うのに適していると感じました。
2ウェイ雲台仕様
次に見かけたのが、上下のチルト方向と回転方向で動かせる2ウェイ雲台、ビデオ雲台と呼ばれるタイプです。
見かけたといっても5人もいない程度で、目立っていたので気になっていただけなのかもしれません…
実際のところ、カメラの縦・横構図はレンズを回転させて使えるので、2ウェイで全然問題ないんですよね。
これをこのまま単体で使っている人はほとんどいなくて、この雲台にレンズとカメラボディを同時に固定できるプレートを介して使っているのを見かけました。
かなり目立つシステムなので、どのように使うのか気になって見ていたら、レンズ・カメラ固定プレートの飛び出した部分を持ってカメラを微妙に上下させて使っていました(使っているように見えた…)。
重量はかさみそうですが、見た感じの使い勝手は悪くないように感じたので、来年に向けてちょっと導入を検討したいです。
自由雲台は少ない
個人的にはこのタイプの自由雲台が便利そうで、いずれ買いたいなぁなんて思っていたのですが、ほとんど見かけませんでした。
サーキットに来ていたカメラマン全てを確認したわけではないので、ハッキリと断言なんてできないんですが、すれ違ったり、周りで撮影していたカメラマンでは使ってなかったですね。
なんでだろう?
理由があるはずなんですが?
重量に耐えられない?ぐらぐらする?微ブレの原因?
ちなみに僕が便利そうだと感じる部分は、1脚を回転させなくてもカメラが振れるし、上下左右と、斜め方向に被写体を追いかけながら撮影出来そうな気がするからです。
1脚にはこだわり無い感じ
超望遠単焦点レンズを使っているカメラマン達は、1脚もカーボンの太いモデルだったりとこだわりを感じさせていましたが、僕のようなお手軽ズームレンズカメラマンは1脚にはこだわりがあまりなさそうで、アルミ1脚を多く見かけました。
まあ、耐荷重の問題もあるんでしょうが、僕の様にとりあえず使えりゃいいやって考えの方がおおいんでしょうか?
おまえと一緒にするなって言われそうです(笑)
ちょっとダメな雲台
ダメってほどダメじゃないし、使い方にもよるんですが、流し撮りにはちっとも向いていない雲台です。
ダメな理由は見てのとおり縦にスリットが入っていて、半自由なんです。
スリットの方向が分かって使っていれば問題ないんですが、グネグネこねて使っていると、スリット位置が変化してチルトできなくなるんです。
上下に動く時には左右に動かないし、左右に動く時には上下に動かせない雲台なんですね。
1脚に付いてきた雲台なんで、文句もないんですが、これはあんまりオススメしません。
もちろん普通に固定して使うには全然問題なく使えますが、カメラの水平出しが結構面倒です。
まとめ?
ぶっちゃけサーキット限定ですし、こんなの趣味の問題だよって言われればそれまでなんですが、それでも1脚直付けカメラマンがかなり多いので、それなりの理由があるんだと思います。
基本的に3脚は重いし、かったるいし、疲れるので1脚での使い勝手を追求していきたいと思ってます。
コメント
ども。
ここ最近は専らトビモノなので、基本手持ちできる構成での撮影がほとんどですが、重い構成を三脚とビデオ雲台に載せてみましたが、これはこれで機敏に追えず断念。
現在は、手持ちできないこともない重さの構成を一脚に載せて試そうとしているところで、試行錯誤の状態です。
自由雲台ですが、留まりものにはそこそこ使えるのかも知れませんが、動きものには操作や調整しづらく、今はまったく使っていません。
プレートですが、たわみ防止以上に、バランス支点を調整するのにもよさそうですね。
moukinさん、こんばんは。
軽量級カメラと超望遠ズームセットなんですが、手持ちですと予想以上に疲れますし、次の日が辛いです…
3脚は機動性に欠けるし、セット&調整が面倒なのでやはり1脚で何とかしたいところです。
自由雲台は見た目よりは使いにくいんですね。メモメモ。これはちょっと保留ですね。
アルカ台座プレートなんですが、機材の重心を1脚の真ん中に持ってこれそうな気がします。
手持ちですと微ブレがかなり多いので、本来でしたら技術を磨くところなんでしょうが、機材でうまく解決したいところです(笑)
冬の間はお金をかけずに1脚考察で遊んでみる予定です。