現像ソフト『capture NX-D』 を使って、激安互換インクで高品質プリントを目指す

キャノンやエプソン用の激安互換インクでも写真プリントは出来ますが、どうしても純正インクに比べると色味が薄いというか、黒が足りない感じがします。

そこで互換インクで写真プリントする際に、RAWデータから足りない色調を補正して使えばどうなるか?との考えで試してみることにしました。

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RAW現像ソフトで激安互換インクをプリントしてみる

格安インクで写真プリント。カメラのキタムラ31円プリントと比べてみた

そこで、ニコン謹製RAW現像ソフト『capture NX-D』を使って互換インク用に補正をかけて印刷してみることにしました(^O^)/

元画像。JPEG

元画像

カメラのキタムラ31円プリント

カメラのキタムラ プリントです。蘭の花です。

キャノンMG6130プリンターでスキャンしました。

RAW現像 補正済み

RAW現像してプリントした蘭の花

激安互換インクプリント。格安フォトペーパー使用。MG6130プリンターでのスキャン画像。

RAW補正データ

ふつうにJPEG印刷すると、むらさきの色味が薄くなっていたので、意図的にむらさきを濃くしてみました。

RAW現像 元データ 画像

これが元画像データです。

ニコン capture NX-D 画像 蘭の花

スクショ画像を見ても分かるように相当むらさきが濃くなっている。しかし、このくらいの濃さでちょうど良い感じの印刷になったようです。

検証

ぱっと見で元画像のイメージに近づいた感じがします。

JPEGキタムラプリントに比べても圧倒的に高品質な感じがします。

さらに背景とはなびらの境界がはっきりしたおかげで、写真に空気感がでており、べったりとしたキタムラプリントよりも立体感の写真に仕上がりました。

しかし、色温度が相当下がっているために背景が妙に寒々しい色合いになっています。温室に置いてある花なんですが、寒空の下にあるように感じます。花の色味は出てきただけに残念です。

もう少し補正を繰り返せば、まだ少しはよくなりそうですが、これでもすでに5回目のプリントです…

ただ、インク自体の発色のせいもあるのか、微妙な白っぽさは抜けずに艶やかな感じにはならないです。詳しく分からないんですが、やっぱり黒インクがダメな気がしますね。もう少し黒の発色が艶っとしていればいいのに…と感じます。

この辺りは値段相応の品質という事なのでしょうかね?うーん。

家族に見せると驚きの結果が!

ブログに載せてある写真以外にもあと4枚ほどプリントしてあるので、試しに嫁さんと子供たちに見せてみました。元画像は見せてありません。

1番人気は互換インクプリントでした(笑)

理由は、一番自然に見えるし、紫色がキレイとのことです。特に白っぽさは気にならないようです。

残念ながらキタムラプリントは花の色がウソっぽく見えるとのことでした。

まとまらない

キタムラプリントにはなんとか近づけたのではないでしょうか?色味の差がありますが、クッキリ感では負けていないです。元画像を知らないと互換インクの方がキレイだとの意見もありました。

激安互換インクでも補正次第では初心者が満足できそうな写真を印刷できそうな感じです。

今回の実験で1つ分かったことは、結局、色調補正は補正の範疇なのでどれか一つの色を合わせると、全体のバランスが崩れてしまうことです。

このバランスの辻褄合わせがなかなか上手くいかないもので、僕自身が現像ソフトをしっかりと使えていないのも理由の一つだと考えられます。

しかし何といっても格安インクは値段が安いので、思い切って使えるのが魅力です。

意外とこの遊び方が楽しいので、当分の間はRAW現像からいろいろと補正をかけて写真プリントしてみたいと思います。

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