写真だけを見ると住宅地のど真ん中にあるとは想像もつきません。
平成3年に、近隣公園として全国初の本格的廻遊式池泉庭園「花田苑」として開園しました。その後、隣接する施設として能楽堂も作られ現在に至ります。
グーグルMAPを見ても分かるように、住宅地の1区画がまんま日本庭園になっています。
埼玉県越谷市にある日本庭園
なぜ突然住宅街の真ん中に日本庭園があるのか疑問なんですが、それはたぶん前越谷市長であった島村慎市郎氏の箱もの行政と関係があると思うんですが、割愛します。かなりの土建屋が相当儲かったと思います。
花田苑入り口です。向かい正面は能楽堂入口になります。越谷市に能楽堂ですよ?活用しきれているかは甚だ疑問です。
野鳥愛好家がたくさん
庭園に入ってまず目に飛び込んできたのが野鳥を撮影する人々です。カワセミがお池に飛び込んで魚を捕る瞬間を撮影しています。
野鳥写真家には有名なスポットのようで、皆同じ方向を狙ってカメラを構えていました。2月初旬に行ったのですが、10人くらいはいました。
ドラマのロケ地にもなってる
平べったい土地に小高い丘を造りあげています。丘の上には東屋があり、小さな滝が流れています。
うまい具合に造るもので、庭園内からは外の民家をほぼ見ることはできません。
完全に異空間になっています。構図を気にしないで、適当に写真を撮っても絵になります。
『京都に遊びに行って来たよ』と、写真だけ見せられたら信じてしまいそうなくらいです。
ここ、越谷ですよ。
だから最近では、『京都なんちゃら…』などのテレビドラマのロケ地としても使われているようです。
何処を切り取っても絵になる風景
日本家屋もあります。ちょうど梅の花が咲いてきており、絵になります。
どこで撮っても絵になります。
花の季節にはまだ少し早いのですが、結構写真を撮っている方を見受けました。
舟屋もあります。船には乗れません。
春になれば芝が緑に色付き、鮮やかな光景になると思います。
水の町だけあって、水は豊富に流れています。大雨の時はどうなるのか心配です。
この辺り一帯は地盤沈下が激しく、大雨が降ると水が川へ排水しきれずに浸水してくる地帯なんです。本当にベネチアさながらになります。
庭園の周りに外周路を作ることで、外からは中を見られない様に工夫してあります。
コスプレイヤーに人気の庭園?
最近ではコスプレ撮影会などにも使われるようで、別料金を払えば団体での使用も可能なようです。
この日は10人以上のコスプレイヤーさん達が、刀剣乱舞のお気に入りのキャラクターになり切って撮影していました。
日本庭園が原作のイメージに合ってるんでしょうね。
まとめ
小さな子供たちと遊びに来るところではありません。広場もないし、もちろん遊具もないです。
ふと、日常の喧騒から逃れたい時などにひとりで訪れて、ぼんやり庭園を眺めて過ごすのも人生のリフレッシュになるかもしれません。
もちろん撮影スポットとしてはあまりにも出来過ぎているので、ぜひぜひ写真撮影がてら足を運んでいただけたらと思います。四季おりおりの姿を楽しめると思います。
- 住所 埼玉県越谷市花田六丁目6番地2
- 開園時間 4月1日~9月30日まで午前9時~午後5時まで
※上記期間中、土・日・祝日に限り(茶室を除き)午後7時まで
10月1日~3月31日まで午前9時~午後4時まで - 入園時間 上記閉園時間の1時間前まで
- 入 園 料 100円/1人(小学生未満無料)
※小学生未満は、成人の同伴が必要です。 - 駐車場は広いです。50台以上はとめられると思います。
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