タムロン・シグマ・ニコン 高倍率16㎜・18㎜~300㎜ 便利ズーム5機種比較 

デジタル一眼カメラを購入して撮影が楽しくなり、交換レンズにも興味が湧いたりして望遠レンズや広角レンズなどを一通り揃えちゃうと、あることに気が付きます。

レンズ交換って意外と面倒だな…

そうなんです。

デジタル一眼カメラの醍醐味はレンズ交換にあるとは言え、レンズ交換って面倒な作業なんですよね。

そこで、超お手軽に使える高倍率ズームレンズをまとめてみたので、ぜひ参考にして下さい。

高倍率ズームレンズまとめ

スポンサーリンク

高倍率便利ズームレンズ 5機種

広角側16㎜~18㎜から始まり、望遠側200㎜~300㎜までのズームレンズを高倍率ズームレンズって言います。

特に厳密な規定があるわけでは無いようですが、ズーム倍率で言えば、おおむね10倍以上のレンズを指すようです。

今回はAPS-Cセンサー専用レンズだけを取り上げてますので、実際には35㎜換算で1.5倍の焦点距離、例えばワイド端18㎜だと実際は27㎜、望遠端300㎜だと450㎜の焦点距離での撮影になります。

キャノンなんかは純正高倍率ズームのラインナップがEF28-300㎜1本と少なく、値段も高く、広角が28㎜スタートなのでイマイチ購入できないって方も多いと思います。

高倍率ズームレンズは超便利

高倍率ズームレンズのメリットは何しろレンズ1本でほとんどすべての撮影距離をカバーできる事です。

デジタル一眼カメラのエントリーレンズキットを思い浮かべればよく分かりますが、各メーカーのダブルズームレンズキットって18-55㎜と55-300㎜の2本がセットになってます。

そうなんです、よっぽどの広く遠くを撮影しない限り18㎜~300㎜まであれば、撮影したい被写体のすべてを撮影出来ちゃうんですね。

広角側18㎜あれば幅広い風景写真の撮影にも使えますし、60㎜程度で撮影すればバストアップの人物撮影にも丁度良いし、200㎜以上で撮影すれば遠くの被写体をグッと手元に寄せて撮影できるし、圧縮効果で密度感のある撮影もできます。

しかも、今回紹介するレンズはニコンを抜けばすべてマクロレンズ仕様になるので、テレ(望遠)マクロレンズ的な使い方もできます。

便利ズームが実力を発揮するのは旅行やイベントなどの、撮影がメインじゃなくおまけなんだけど、やっぱり撮影もしっかりしたいって時だと思います。

※ニコンはマクロ表記が無いだけで、実際は紹介した他のレンズに準じる性能を持ってます。

高倍率ズームの注意点

そんな便利な高倍率ズームレンズなんですが、注意点もいくつかあります。

  • 広角側の歪みが目立つ
  • 望遠側での解像不足
  • 周辺光量の低下
  • 色収差が目立つ

どうしても高倍率ズームレンズの設計は難しく、全ての焦点距離を満足させる性能を出すのは無理なんです。無理ではなくてもすべてをしっかりやり始めると50000円前後の値段では販売できない価格になります。

なので、最初にこの部分をしっかり理解しないでイメージ優先で購入すると、粗ばかりが目立つレンズになる可能性があります。

広角側の歪み(ディストーション)や色収差は現像ソフトである程度は修正できますし、望遠側の解像度不足は絞ったり、望遠端ちょい手前で使うとか、光の向きや巻き込み方に気をつければ解像感が上がったりするので、撮影の工夫も必要かもしれません。

周辺光量の低下は積極的にトリミングすれば問題無し…(笑)

ではでは、紹介開始!!!!!!!

タムロン 16-300㎜ F3.5-6.3 DiII VC PZD MACRO

タムロン 16-300mm F3.5-6.3 DiII VC PZD MACRO

高倍率ズームレンズで唯一ワイド側16㎜から始まるレンズになります。

16㎜と18㎜の差ってかなり大きく、ちょっと後ろに下がったくらいじゃ補えない位に画角の拡がりに差があります。

そんな唯一無二のレンズなんですが、Amazonなんかのレビューを読むとかなり高評価なレンズであることが分かります。

焦点距離 16-300mm
最大絞り F3.5-6.3
最短撮影距離 0.39m(全ズーム域)
最大撮影倍率 1:2.9(f=300mm時 : 最短撮影距離0.39m)
手振れ補正 VC
寸法(大きさ) 約75mm(最大径)×99.5mm

(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)

質量(重さ) 約540g (ニコン用)

F値を見ても分かるように暗いレンズなので、夕暮れ、室内での撮影ではちょっと使いにくいのは仕方のない部分でもありますね。

タムロン謹製手振れ補正機構『VC』も搭載しているので、ある程度までシャッター速度を遅くしても手ブレレスな撮影が可能です。

最大撮影倍率が1:2.9となっているので、本格マクロレンズまでとはいきませんが、テレマクロ的な使い方も楽しめるのがポイントです。

シグマ Contemporary 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM

シグマ18-300㎜ Contemporary 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM

FLDガラスを4枚とSLDガラスを1枚を使い光学性能を優先して作られた高倍率ズームレンズです。この蛍石と同等の性質をもつレンズを使うことで、色収差を抑えてシグマらしいカリッとした表現を可能にしています。

ネット上での評価はかなり高く、16㎜が特に必要でなければシグマを選んでおけば間違いなしって感じです。

実際に作例を見た感じでも、解像感はやはりタムロンよりありますが、この辺はレンズの特性っていうか、メーカーの考え方の違いだと思います。

焦点距離 18-300mm
最大絞り F3.5-6.3
最短撮影距離 0.39m
最大撮影倍率 1:3
手振れ補正 OS
寸法(大きさ) 約79mm(最大径)×101.5mm

(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)

質量(重さ) 約585g

手振れ補正機構は『OS』が装備されているので、望遠撮影やシャッター速度を遅い時でも安定した撮影が可能です。

さすがにコンテンポラリーラインのレンズなので、別売りのUSBドックでレンズのカスタマイズが自分で行えるし、クローズアップレンズ(別売)を使えばハーフマクロレンズとしても使える楽しさがあります。

重量は585gとありますが、70-300㎜ズームレンズよりは軽くできているので、軽量なカメラボディと合わせれば1kg程度の重さになります。

ニコン AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR

nikon 18-300㎜ AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR

ニコン純正の高倍率便利ズームレンズになります。

さすがに純正品だけあってサードパーティー製よりも多少値段が高いんですが、純正品である安心感はあります。

焦点距離 18-300mm
最大絞り F3.5-6.3
最短撮影距離 0.48m(ズーム全域)
最大撮影倍率 1:2.9
手振れ補正 VR
寸法(大きさ) 約78.5mm(最大径)×99mm

(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)

質量(重さ) 約550g

レンズの仕様としてはサードパーティー製とそれほど変わりませんが、最短撮影距離が0.48mとちょっと遠めになります。

なのでマクロ的な使い方だと、もうちょっと寄りたいって時に寄りきれないかもしれません。

ニコンDXフォーマットユーザーなら購入を検討してもよいレンズだと思いますが、ちょっと面白みに欠けるかもしれません。

タムロン 18-270mm F3.5-6.3 DiII VC PZD TS18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM

タムロン 18-270mm F3.5-6.3 DiII VC PZD TS

上記3機種は300㎜までの高倍率便利ズームでしたが、ここからの2機種は300㎜にちょっと足りない便利ズームになります。

このモデルは以前から販売されていたレンズをモデルチェンジして、タムロンを自己主張していたレンズ金帯をやめるなど今時のスタイリッシュなレンズにしてあります。

なので、基本性能はちょっと古いんですが、モデルチェンジに際しレンズ表面に防汚コートを施してあるので、メンテナンスがやり易くなってます。

焦点距離 18-270mm
最大絞り F3.5-6.3
最短撮影距離 0.48m(ズーム全域)
最大撮影倍率 1:3.8
手振れ補正 VC
寸法(大きさ) 約74.4mm(最大径)×88mm

(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)

質量(重さ) 約450g ニコン用

最新のレンズに比べると写りに対する評価が低いのが気になりますが、レンズサイズが小さく重量も軽く、価格もちょっと古めのレンズなのでそれなりにこなれていて、こだわりが無ければ買いやすい値段だと思います。

シグマ 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM

シグマ18-250㎜ F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM

特にレンズにこだわりが無い人から高評価なのがこのレンズ。

300までの超望遠は要らないし、なるべくコストパフォーマンスに優れたレンズが欲しい方は検討に値するかと思います。

ただ、最近のシグマのアート、スポーツ、コンテンポラリーラインからは外れるレンズになるので、USBドックが使えない等の不便さもあります。

焦点距離 18-270mm
最大絞り F3.5-6.3
最短撮影距離 0.35m
最大撮影倍率 1:2.9
手振れ補正 OS
寸法(大きさ) 約73.5mm(最大径)×88.6mm
質量(重さ) 約470g

ネット上での作例を見るとやはりシグマらしい解像感で、線は細いがカリッとした写りになります。

18-300㎜コンテンポラリーに比べて、軽量・コンパクトなボディなので、とりあえず使い勝手のよい1本って感じのレンズですね。

まとめ

APS-Cセンサー用高倍率便利ズームレンズをまとめてみましたが、個人的には『シグマ Contemporary 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM』が気になります。

USBドッグでカスタマイズできるのも楽しそうですし、マクロ撮影にも使えるのがポイント高しってとこです。

使うシチュエーション的には子供とのお出かけですかね?

画質と便利さはトレードオフなのですが、カメラ2台持つのも大変だし、かといっていちいちレンズ交換するのも面倒だし、やっぱり1本は欲しいです。

スポンサーリンク

フォローする

スポンサーリンク

コメント

  1. YOSHI より:

    あれ、「AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR」は比較対象外ですか。
    確かにやや古めのレンズですが、テレ端のF値が唯一F/5.6なんですよね。
    まあ、確かに他のレンズと比べて価格コムの最安値でも10万円以上しますが・・・

    • コシタツ より:

      YOSHIさん、コメントありがとうございます。
      「AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR」なんですが、載せるかどうか悩んだ結果、価格的に値ごろ感が無かったために見送りました。
      が、近いうちに記事に追加しておきます。
      やっぱりズーム端で明るいってアドバンテージになりますよね。

  2. YOSHI より:

    自分はワイ端の2㎜をとって、タムロンの16-300mを購入したんですけどね。
    やっぱり、ワイ端の2㎜の差は大きいと思う。

    • コシタツ より:

      16㎜-300㎜を購入されたのですね。
      うーん、気になるレンズです。
      広角での2㎜の差って、やっぱり影響が大きいですよね。
      超広角ズームレンズを買うか、便利ズームにしようかで悩ましいです。

  3. YOSHI より:

    超広角と言うと、純正のAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、
    SIGMAの8-16mm F4.5-5.6 DC HSM、
    TAMRONの10-24mm F/3.5-4.5 Di II VC HLD、
    の三つかな・・・。

    SIGMAの8-16㎜は、35㎜換算で12-24㎜、フルサイズの広角ズームに相当する焦点距離なんですよね、フィルターが使えないけど。

    明るいレンズが良いなら、Tokinaの11-20㎜ f/2.8という選択肢もあったりするが。
    ちなみに、自分はF2.8が決め手で、TokinaのAT-X 11-20 PRO DXを購入しました。
    35㎜換算で、約17-31㎜、ただしフィルターは82㎜径と言う大型になります。
    ポーチは付属しないので、別途購入する必要がありますが。
    ジャパンホビーツールの達磨がぴったりだった。

    • コシタツ より:

      YOSHIさん、こんばんは。
      DXフォーマット用のレンズとなると、挙げられたそのくらいですね。

      個人的にはシグマなんですが、かなり暗いレンズなのと望遠側16㎜までしかないのが難点ですね。
      純正は値段が高すぎなので問題外です。
      妥協点としてタムロンの10-24mmになりそうです。

      Tokinaは特に選択肢に入れてなかったのですが、比較サイトの作例を見る限りですがよい感じです。
      明るいレンズは撮影場所をあまり選ばないので、ちょっと気になるレンズになりました。
      情報ありがとうございますm(__)m

      まずは資金を貯めなくては…です(笑)

      追伸:アドレスをクリックしたらフォトに行けました。こういう使い方もあるのですね。レンズ選びに非常に個性が感じられますね。

      • YOSHI より:

        カメラはD5500のWズームキットを買いましたからねぇ・・・
        今なら、本体とタムロンの16-300㎜の組み合わせで買うだろうけど。
        買ったのはキャッシュバックキャンペーン前だったので、純正の18-300㎜は選択肢に入らないだろうし。

        個性・・・、節操無しなだけですね。
        最近は35㎜単焦点でいろいろ悩み中、純正はキャッシュバック終わったし、f/1.4は高すぎるし。
        タムロンは最短撮影距離が20㎝と短く、手ぶれ補正が付いているけどf/1.8。

        SIGMAは言うまでもなくf/1.4と明るく評判はいいけど、ピンずれがよくあるって聞くのがなぁ、手ぶれ補正もないし。
        ただし、SIGMAは現在キャッシュバックキャンペーン中・・・、150-600㎜も対象になっている。
        まぁ、さすがに150-600㎜は置き場所もないし、用途も限られるからいらないけど。

        • コシタツ より:

          実際に持ち歩いて撮影してみると、自分の撮影したい被写体が分かり、それによってレンズの選択も変わってきますよね。
          僕は遠くばかり撮影していたので、広角でバーンって撮影したくなってます(笑)

          僕は35㎜にはお手軽にDX 35㎜ f/1.8を購入しましたが、部屋撮りや室内での物撮りで大活躍しています。まあ、チープなレンズですが使い勝手は良好です。

          レンズ選びで悩んでいる時って、楽しいひと時でもありますし、僕は記事として調べてまとめているだけでも結構楽しめてます。

          カメラ記事だけではありませんがこれからも覗いてください(笑)