『Nikon D3400』をデジカメ初心者にオススメする3つのポイントと残念ポイント

2016年秋口に発売された『Nikon D3400』の購入を検討しているカメラビギナーの方も多くいると思います。

実際、コシタツも新開発のレンズと共にかなり気になっていたので、『Nikon D3400』をお店に行っていじりまわしてきました。

そこで、『D3400』をカメラビギナーにオススメするポイントと、前モデルである『D3300』から変わった部分と変わらなかった部分をピックアップして記事にしたので是非参考にして下さい。

Nikon D3400

引用元:Nikonイメージ

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D3400をオススメする3つのポイント

D3400をデジカメ初心者にオススメするポイントは、

  • キットレンズが秀逸
  • 画像処理エンジン、ISO感度、撮影枚数などの基本性能が高い
  • 写真をスマホに自動転送できる

の3点になります(黄色線は特にオススメするポイント)。

残念ポイントはD3300から大幅な変化がない(だからこそ安定しているともいえる)。動画撮影が本当におまけ。

の2点です。

これから詳しく説明していきますが、まずは一番衝撃を受けて、最も伝えたい部分である新型のキットレンズから書きますので宜しくお願いします。

カメラはレンズがあってはじめて撮影できます。なので、カメラの話じゃないのかよ!!!と思わずにおつきあい下さい。

AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR が秀逸

AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

デジカメ初心者に一番オススメしたいのが、この新型のレンズです。

噂は雑誌やネット記事で知っていたのですが、使ってみるまでは半信半疑というか、どんなもんなの?って感じのレンズだったんですが、家電量販店の展示品をいじくりまわして驚きですよ。

今までのキットレンズと全然違う。別物です。

レンズキットには標準レンズとして『AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 』が付属しているので、まずはこのレンズのインプレからです。

オートフォーカスが本当に速い

「うわッ、速っ!!!!」

これが偽りないファーストインプレッションです。

僕は上位機種であるD5500をメインカメラ、標準レンズとしてはキットレンズの『AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II』を使っているのですが、それと比べて使ってみた瞬間に速さの違いを感じました。

『AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II』のAF速度が

「ニュー…」

と、ピント合わせをするとしたら…

『AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 』のAF速度は

「シュン!!!」

それくらいに違います。

数値にするとたぶんコンマ数秒の違いだと思うんですが、人間の感覚ってかなり優れていて、気づいちゃうんですね。

一眼レフカメラ用NIKKORとして初めてのステッピングモーターをAF駆動に採用し、従来の同クラスレンズよりも高速で静粛なAFを実現した「AF-Pレンズ」。

引用元:Nikonイメージ

ピント合わせが本当に静か

そして次に驚かされたのが、ピント合わせのモーター駆動音の静寂性です。

メーカーHPでそれなりに前知識として入れていたので、果たしてほんまかいな?ってとこだったんですが、いや、本当に静かです。

恥ずかしながら、お店でレンズに耳をくっつけてオートフォーカスさせちゃいましたもん。

『AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II』のAF駆動音が

「ミュイ…ミュイ」

だとしたら…

『AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 』のAF駆動音は

「…、…」

こんな感じです。

もちろん、周りの騒音が小さい場所で試してみれば、駆動音が聞こえるのかもしれませんが、騒がしい店内では本当に聞こえませんでした。

レンズ駆動音が小さいメリットは、動画撮影に威力を発揮します。前キットレンズは動画撮影すると、AFノイズをマイクが拾い常に「ミュイミュイ」の音が入ってましたが、このレンズは動画撮影を快適にしてくれそうです。

オススメはダブルレンズキット

AF-P DX NIKKOR 70-300mm

参照元:Nikon

個人的に感動すら覚えるくらいに気に入ったのがダブルレンズキットの望遠ズームレンズである『AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR』。

デジカメ初心者が必ず欲しくなるレンズNO.1だと勝手に思っているのが望遠ズームレンズなんですが、このAF速度が本当に速い。

ブログを読んでもらえれば分かると思いますが、僕は前モデルのキットズームレンズである『AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR』も使っていた時期があります。

で、もう全然違う。

軽自動車とF1カーくらいに違います。

『AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR』が

「にゅうぅ~ン」

とピント合わせをするとしたら、

『AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR』は

「シュバッ!!!!」

「はえっ、もう合焦したの???」ってなるくらいに違います。

通常ズームレンズの焦点距離が長くなるほどピント合わせに時間がかかるんですが、それを微塵も感じさせません。運動会などで活躍すること間違いなしです。
AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRで撮影したアンパンマン

お店で許可を得て撮影しました。300㎜ズーム端での撮影です

室内蛍光灯での撮影ですが、被写体がある程度の大きさだと迷うことなく「シュバッ!!!」っとフォーカスします。

これがかなり気持ちいいんです(笑)

新型のレンズのAF速度、静寂性はキットレンズの性質を考えてもかなり秀逸な出来だと感じました。

肝心の写りはキットレンズとしては申し分ない性能で、どの焦点距離でも前キットレンズ以上にしっかり解像していて、特に最大ズームした状態での撮影(望遠端での撮影)での写りは、特筆すべき性能だと感じます。

※実際にコシタツが使っていての感想

本当に良いレンズだと思います。

『Nikon AF-P DX NIKKOR 70-300mm』での撮影が楽しくて仕方がないから想いよ届け(笑)

ボディはリファイン+ユーザビリティ向上

新型レンズの開発に予算と人材を掛け過ぎたのか、カメラボディの方はD3300のリファインとユーザビリティ向上が主眼になっています。

なので、残念ながら驚くほどの変化はありませんが、リファインされた部分をピックアップして表にまとめましたので参考にして下さい。

D3300 D3400
大きさ 約124×98×75.5mm 約124×98×75.5mm
重さ 約460g 約445g
撮影枚数 約700コマ 約1200コマ
常用感度 ISO 100~12800 ISO 100~25600
通信方式 Bluetooth 無し
マイク端子 ステレオ有 無し

ボディ形状はD3300と一緒

D3400 D3300比較

気になるのが前モデルであるD3300との違いなんですが、新モデルのD3400と前モデルのD3300のボディ形状は、ほぼ一緒といって問題無いレベルの作りになっていますので、この部分での期待は禁物です。

家電量販店では、隣にD5500なんかも展示してあったりするんですが、カメラを握り比べちゃうと、どうしてもグリップの深いD5500の方が握りやすい気がしてくるので注意して下さい。

ぽってりとした握りゴゴチは、どちらかといえばCanonのエントリー一眼レフモデルに近い感じです。

重量は軽め

見た目のコロッとした感じに比べると「ヒョイ」と持ち上げられる重さに驚くかもしれませんが、最近のエントリー一眼レフはレンズ込での重さもそれなりに軽く作られています。

ボディ単体のバッテリー、メモリーカード組み込みの装備重量は約445gと軽いんですが、ミラーレス一眼やコンデジと比較するとやっぱり大きくて重い感じはします。

カメラの心臓部であるセンサーは?

カメラの心臓部分ともいえる撮像センサーには、このクラス標準サイズのAPS-Cサイズ呼ばれる有効2416万画素数の物を使っており、兄弟機種のD5500、D5600、D7200と一緒のセンサーを使っています。

撮影した画像を目に見える形に処理してくれる画像処理エンジンには、ひとつ前のEXPEED4を使っていますが、これも先程のD5500、D5600、D7200と一緒の物を使っています。

画像処理エンジンは現在EXPEED5が最新なのですが、いまのところ高額なフラッグシップモデルにしか採用されていません。

暗闇での撮影性能アップ

前モデルのD3300に比べ暗闇での撮影性能が大幅にアップしました。

  • D3300 ISO感度域はISO100~12800
  • D3400 ISO感度域はISO100~25600

ISO最高感度が2倍の25600まで上がっています。上位機種のD5500と一緒ですね。

ISO感度とは、暗闇でも撮影できる性能を表しており、感度を高くすればするほど画質は悪く、ザラザラとノイズが乗ったのっぺりした写真になります。

日常的な使い方ではISO感度をそこまで上げる必要が無く、フラッシュ撮影するのが一般的ですよね。ただ、誕生日会や自宅での花火などのロウソク程度の明かりでも撮影できるので、ちょっと難しいんですが、使い方次第ではフラッシュ撮影には無い、印象的な撮影ができます

AFポイント数は少ないが必要十分

D3400 フォーカスポイント

ニコン参照

画面にある「”」がAFポイントと呼ばれる部分なんですが、D3400はこの「”」部分に合わせた部分でしかAF(オートフォーカス)してくれません。

もっと簡単に説明すれば、この部分でしかカメラが自動的にピント合わせをしてくれません。

でも、カメラが趣味で撮影方法や構図にこだわるのでなければ、基本的に撮影したい部分は中心に持ってくるし、「”」と「”」の間がどうしても撮影したいって事はかなり少ないんですよね。

だから、AFポイント11点でも必要にして十分で問題ありません。

AFポイント数はカメラの性能、値段に直結するので、AFポイント数が多くなればなるほどカメラの値段が高くなります。

連写速度は毎秒5枚。撮影枚数は1200枚!!!

カメラビギナーなら、毎秒5枚って多いの?少ないの?って感じるかもしれませんが、毎秒5枚撮影出来れば運動会から、モータースポーツ、野鳥撮影までこなせます。

2016 MotoGP ツインリンクもてぎ

これはD5500で撮影したバイクレースの流し撮りですが、ちょっと頑張れば毎秒5枚でもこれくらいは撮影できます。

SDカードは転送速度の速い高性能な物を使うのがベストです。

D3300からD3400になって、バッテリーの持ちが劇的に良くなりました。

D3300では700枚(フラッシュも使う条件)程度しか撮影できなかったんですが、D3400では1200枚程度撮影できるようになりました。

日中の撮影でフラッシュを使わず、ライブビュー撮影もしなければ、D5500の経験ですが2000枚以上は撮影出来ると思います。

動画撮影は4K未対応

最近のデジタル一眼カメラは動画撮影出来るのが標準機能になっていて、上級モデルでは4K撮影できるものも増えていますが、D3400は4K動画は未対応です。

それでも、フルHD画質で録画できますし、フレームレートも60p対応なのでスムーズな動画再生が可能です。

残念なのがマイクがモノラルなので、子供のお遊戯会や音楽界で使うと再生した時にちょっと寂しいかもしれません。

この価格帯の一眼レフだと動画撮影機能はおまけ的な感じになるので、きちんと動画撮影したいならビデオカメラの方がやっぱり使いやすいと思います。

※付属のレンズの動作音が非常に静かなので、この部分はステレオにして欲しかった部分ですね。それと、D3300ではあったステレオマイク端子が無くなっているので、注意が必要です。

「SnapBridge」は使える機能

「SnapBridge」

せっかく一眼レフでスマホでは出せない雰囲気の写真が撮れたのに、SDカードにしまっておくなんてもったいないです。

SNSでも、LINEでも、お気に入りの写真を簡単お手軽にシェアできる機能が『SnapBridge』です。

簡単に説明すると、D3400とスマートフォンをSnapBridgeアプリで接続すれば、撮影したばかりの写真をスマホに自動転送してくれる機能なんです。

接続はBluetooth®で常時接続だし、転送する写真のサイズはソーシャルで使いやすい2Mサイズにリサイズして転送してくれます。

イベントなどで撮影していると、リアルタイムでGoogle+やツイッター、LINEなどのSNSに投稿したくなるんですが、今までのカメラは設定が面倒だったんです。でも、『SnapBridge』を使えば、撮影しながらサクサク投稿できます。

リモート撮影は出来ない…

残念ポイントはWi‐Fi接続が出来ないので、スマホ画面で確認しながらシャッターが切れるリモート撮影は出来ません。

Bluetooth®でも出来れば100点満点だったのに、これでは70点でしょうか?

まとめ

カメラ本体の性能はD3300から据え置きながら、最近のスマホ事情に合わせたユーザビリティ向上と、新型レンズの爆速AFのおかげで、これからデジタル一眼レフカメラを始めようと考えてる人にも力強くプッシュできるカメラです。

困っちゃいそうなのが、このレンズを使った後だと、同じ価格帯のサードパーティ製のレンズだとAFが遅く感じちゃうことでしょうか?

どうしてもレンズ推しのカメラになっちゃいますが、値段を抑えて快適な撮影を楽しみたければぜひ検討してみる価値のあるカメラだと思います。

僕のおすすめはダブルズームキットです。この価格帯で、これ以上速いAFレンズは無いと思います。

デジカメ初心者がD3400と一緒に買うと便利な物まとめ

D3300と悩むなら時間の無駄だと思うし、D5500と悩むのもキットレンズが違うのでまったく別物として考えた方がよいです。

望遠ズームレンズは単体でも購入できますし、今まででしたらダブルレンズキットはおすすめしませんでしたが、これは良いと思います。僕も欲しいレンズです。

SDカードは別売りです。出来れば、Class10でUHS-Ⅰ対応を買えば後々後悔がないです。連写撮影時の撮影枚数、転送速度が全然違います。

これは僕も使っていますし、転送速度も満足しています。

購入したらいじる前に貼りたいです。気持ちよさが違います(笑)

AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR用

レンズ保護の為、付けておいた方が後々安心です。気を付けていても、手でレンズ面をベタっと触ってしまう事があるし、ぶつける時もあります…

フードは別売りです。

AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR用

値段もお手頃なのでNikon純正をおすすめします。

気になる『D5600』との比較記事です
Nikon『D3400』と『D5600』の基本性能徹底比較と選ぶ理由
この記事にたどり着いたあなたはNikon『D3400』と『D5600』のどちらを買えば満足できるかを真剣に悩んでいる方だと思います。 ...
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コメント

  1. しまる より:

    こんにちは。
    しまるです。
    D3400、本体性能だけで行くとD3300にはあったダストクリーニングが外されたり、ストロボのガイドナンバーが下がったり、素直に喜べないポイントが多いですよね〜。
    まあ、これから初めて買う人にとっては関係ないポイントなのかもしれませんが…

    • コシタツ より:

      しまるさん、こんばんは。
      細かいところに気が付きましたね。スゴイです(笑)
      たぶん、ストロボの発光量を減らしてバッテリーの持続時間を増やしているんだと思います。
      そのぶん常用高感度を上げることで対応しているのでしょうか?

      センサーブルブルはオミットされたようですね…
      その代わりに、ホコリ対策は、エアーフローコントロールシステムなる機能で、ホコリの付着を抑制しているようです。
      どうなんでしょうかね?ホコリを余計に吸い込んだりしそうな気がしますが???

      実際問題として、僕自身フラッシュはほとんど使わないし、センサークリーニングの効果もあるのかないのか分からないのが現状ですから、やっぱりエントリーユーザーにはそれほど気になる部分では無いと感じます。

      • しまる より:

        エアフロー…、ホコリ対策にそんな機能が追加されていたとは!
        知りませんでしたw
        常用感度ですが、増感を常用とする事で実際のノイズの乗り方とかに違いって出るんですかね?
        D3300の増感25600とD3400の常用25600て実質何が違うんでしょう?
        25600まで行くと、増感だろうが常用だろうが言い方を変えているだけで、一緒じゃないかとか思ってしまうんですがwww
        その他のポイントも、コシタツさんが仰る通り、エントリーユーザーが気にしなくて良いと言う点はその通りでしょうけどね〜。

        • コシタツ より:

          ISO感度なんですが、正直僕も疑問です。
          画像処理エンジンでのプログラムなどは多少違うのかもしれませんが、nikonの中の人じゃないから想像での話になっちゃいますね。
          ただ、高感度特性が上がれば低感度での、例えば3200や6400位での画質劣化がD3300よりも少ないんじゃないのかと勝手想像しています。
          実は、本当に言葉だけだったりしたら笑っちゃいますけど。

          カメラ購入時に僕はそれほど気にしなかったんですが、エントリーユーザーには25600って数値的なインパクトがあったり、競合他社とのカタログスペック的な兼ね合いもあるのかもしれません。総画素数みたいな…

          • しまる より:

            そうですね。感度が上がったとして、最高値が使える使えないじゃなくて3200や6400辺りへの影響がありますね!その通りですね。コシタツさんの今のD5500と以前のD5300では、そのあたり違いってありました?

          • コシタツ より:

            恥ずかしながら、実感した事はないです。
            使っても3200くらいまでですし、それ以上はノッペリしてきて…やっぱり分からないです。
            同一条件で撮影して、等倍で比較したら違いがあるのかもしれませんが、うす暗くなると撮影やめちゃうんで、僕の使い方ですと全然わかりません(笑)