湯川さんと後藤さんの接点。なぜ後藤さんが助けに行ったのか?イスラム国人質事件

湯川さんはなぜシリアへ

湯川遥菜さんはなぜシリアにいったのか?戦地観光ブログを読んでもさっぱりわからない。渡航費はだれが払っているのか?湯川さんの持ち出しなのか、スポンサーがいるのか。

湯川さんについて少しまとめました。湯川さんは何者になりたくて、なぜシリアへ向かったのか

デヴィ夫人の言葉にムカムカしたので書きました。デヴィ夫人の正論には思いやりがない。後藤さんは助けに行ってるんだよ

HARUNAのブログ

一体なにをしたかったのかが、ブログを読んでも凡人の僕には理解できませんでした。

イスラム国に拘束された湯川遥菜さん、奇妙な経歴「川島芳子の生まれ変わりを自称」その後は「右翼思想に傾倒」―米紙

やっていた事業(ミリタリーショップ)が失敗し、夜逃げ同然でホームレスになり、自ら局部を切り落とし自殺を図ったり、その自殺を食い止めてくれた奥さんにも先立たれてしまいます。

普通の人だとダメになってしまいそうですが、立ち直ります。

湯川さんの経営する新しい会社。

PMC JAPAN

湯川さんは新しい会社の実績作りの為に、危険な紛争地帯に出向くことになったんだと思います。それは本人の望み(野望とまではいかない)でもあり、新しい自分になる為の自己実現の場所だったのでしょう。

湯川さんと後藤さんの接点

後藤健二の疑惑 – マスコミが正確に報道しない湯川遥菜との関係 世に倦む日日

以前から面識があったようですね。後藤さんが1人で助けに向かったのが腑に落ちなかったんですが、このように説明されると、かなり飛躍している部分もありますが、話としてはおおむね納得できるかたちになります。

一度目のシリア潜入で、後藤さんと会っているようだが(ブログにも記されている)誰かが手引きしているんでしょうか?

HARUNAのブログ 後藤さんと出会う

アイデンティティ・カード(Identity Card:公的機関が発行
する所有者の身分を証明するもの)を持っていないのも彼らは
怪しんでる。例えばジャーナリストなら公的機関のIDを
持っているが、普通の人は無い。

僕は彼らの為に来たと、毅然とした態度で対応する。
マジ!ヤバイ様子。パスポートは取られ、結局何処かに移動
する事になった。そこは大きな屋敷で自由シリア軍兵士が
多く居る拠点本部だった。この時はどのような展開になるか
予測不可能。ただ眼隠しされた状態での移動ではなかったので
、わずかに救いの可能性もあると思った。

結構省略して書いているが、この段階で第五話と言うと
第15話ぐらいになってしまいそうだ。前回の続きに戻る。
翌日2日目の夕方、後藤健二さんと初対面♪僕は握手を交
わした。そこには見た事がない司令部幹部が5、6人
来ていた。そこでまたシリアに来た理由や経緯を聞かれ
後藤さんが通訳を始めた。会話をしてから30分ぐらい経過。
その後・・・。ショック。

ブログの文面からですと、後藤さんに拘束されていたのを助けてもらったようですね。

その後のイラク潜入では後藤さんと一緒の行動していますね。ブログでは後藤さんをジャーナリストの方と呼んでいます。個人名では書いていません。

INDEPENDENT PRESS

後藤健二さんの会社。全部ではないがブログを読みました。かき立てられるような責任感を感じながら、危険地域で取材をしていたように感じます。脅迫、爆撃、誘拐、殺害。あらゆる負の感情がブログから読み取れますが、その最中でも前向きに生活している現地人の思いが伝わってきます。暇があれば読んでみて下さい。

現在に至るまで

2014年7月28日。湯川さんシリア入国。拘束。

正一さんは、帰国後の湯川さんについて「シリアに持参した医薬品などが喜ばれたと話し、『自分にできることが何かあるのではないか』と生き生きと語っていた」と振り返る。

後藤さんによると、シリアへの再渡航を計画した湯川さんと東京都内で会ったのは同6月ごろ。後藤さんは「経験を積むだけなら、何も危険な場所に行 く必要はない」と忠告したという。だが、湯川さんは同7月28日にシリア入りしたとみられ、8月になって動画投稿サイトに「ユカワ・ハルナ」と名乗る男性 が頭から血を流しながら尋問を受ける映像が公開された。

イスラム国拘束:持参の薬喜ばれシリア再渡航…湯川さん  毎日新聞

イスラム国人質 後藤さんの忠告聞かず、湯川さん出国 2人で拘束?

後藤さんは生き急ぐ湯川さんに忠告している様です。どの程度の付き合いがあったのかは分かりません。

2014年10月3日には後藤さんはシリアにて現地情報をyoutubeで投稿を配信している。

2014年10月6日。日本では、日本外国特派員協会でジャーナリストの常岡浩介さんが日本の警察、公安部外事第三課により家宅捜査を受ける。湯川さんを救出に向かう矢先の出来事みたいです。

【全文】「警察の捜査が、湯川さん後藤さんの危機的状況を引き起こした」〜ジャーナリスト・常岡浩介氏が会見

これが事実だとしたら、ここまで被害が拡大することを防げた可能性があったということですね。マスコミはもっと追及するべき事案であると思います。

2014年10月25日。後藤さんは湯川さんの身柄を引き受けにイスラム国に入国している。その後、拘束されたとみられる。

2014年10月26日。戦争に行くという意味 後藤健二 CHRISTIAN TODAY

本気で「敵」扱いをされて銃口を向けられたことは確かにショックでした。でも、私の中でトラウマとなったのは、車を一人出ていった瞬間、心の中で家族に“さよなら”をしてしまったことでした。映像を見るたびに、息苦しさをおぼえるのはその罪悪感からでした。

時系列がおかしいが、『戦争に行くという意味』なるコラムがCHRISTIAN TODAYからエントリされている。ぜひ読んでもらいたい。ただし何度読んでも僕には理解できませんでした。無理やりに解釈すると、彼はすでに半分死んでいて、残りは自分の仕事(戦争報道)に忠義を尽くす現代的な武士道精神に通じたもの。と感じ取ることができます。

だから、現地入りする際には己を捨てる覚悟(自己責任なる)をしていたのでしょう。

2015年1月20日。イスラム国身代金要求。

自己責任論再熱。ジャーナリスト側からの見解。オンラインメディア「現代ビジネス」の編集長をつとめる瀬尾傑。

なぜジャーナリストは戦場に行くのか~安易な「自己責任論」ではなく「冷静な議論」を  弁護士ドットコム

2015年1月23日。湯川さん殺害。すでに以前から殺害されていた可能性も?

イスラム国は要求を変更する。ヨルダン国に収監中のサジダ・リシャウィ死刑囚の解放。解放されなければ、イスラム国が拘束しているヨルダン軍操縦士のカサスベ中尉の殺害予告。???。後藤さんは関係ないようだが、生死はヨルダン政府の交渉にかかっている。

2015年1月28日。ヨルダン政府とイスラム国との交渉がまとまる。後藤健二さん解放か?

疑問?

後藤さんはなぜ湯川さんを助けにいったのでしょうか?

命がけで助けに行くほどの価値が湯川さんにはあったということなのでしょうか?ただのヒューマニズムで助けに行ったのでしょうか?それとも、すでに助け出す手配が整っていたのでしょうか?

この点が腑に落ちないというか、疑問なんですよ。

僕の推測

おそらく湯川さんは後藤さんのコネクションを利用して、2度目のシリアに向かったんだと思います。後藤さんは、湯川さんの2度目のシリア行きを思いとどまるように強く忠告しています。それでも、頑なだった湯川さんに対して後藤さんは、現地で世話をしてくれる人を紹介しているはずだと思うんです。

普通に考えて、紛争地帯での経験が乏しく、ましてや英語、アラビア語が不自由な湯川さんを突き放して送り出したとは考えられないんです。

そして、湯川さんが7月下旬にシリア入りした後にイレギュラーな事が起きたんだと思います。それは、現地コーディネーターの裏切りなのか、湯川さんが行先、出会う人を間違えたのか、それは僕には分かりませんが何しろ事件は起きてしまったのです。

後藤さん自身が手配してなお、事件が起こったことに負い目を感じていたのではないでしょうか?彼のブログと活動をネット上で見る限り、決して無理はしないで現地民と信頼関係を築いたうえでの取材姿勢がうかがえるからです。もしかすると、かなり信頼していた筋の裏切り行為だったのかもしれません。

その後、ある程度の情報と、湯川さんを助けだせる可能性が高いと確信が持てた時点で、イスラム国に向かったのではないでしょうか。それには、2か月余りの時間が必要だったのでしょう。

ただ、それ自体がすでに計画された罠だったとしたら後藤さんに落ち度があったとは言えないと思います。日本国内で湯川さんを助け出せる可能性を持った人は、後藤さんの他に何人いたのでしょうか?

結果的に拘束されてしまいますが、リスクを冒してまで湯川さんを助けに行ったのは事実です。簡単に自己責任だからで済ませられる問題ではないと思います。

いまだ解放されず

ヨルダン政府とイスラム国の交渉が膠着しています。交渉期限が過ぎています。トルコ政府が仲介に乗り出すようです。ヨルダン軍操縦士のカサスベ中尉と後藤さんの生存情報があれ以来出ていません。生きていることを願います。

殺されてしまうと真実は闇の中です。後藤さんは何とかして助けだして、この事件の真実を知りたいです。

後藤さん殺害

2015年2月1日。早朝。後藤さんとみられる人物の殺害映像がイスラム国プロパガンダと共に動画共有サイトに投稿される。

お前たち愚かな有志連合は、われわれがアラーのご加護により、権威と力のあるイスラム教カリフ国家であり、お前たちの血を欲しがっている軍であることを理解できていない。
安倍、勝ち目のない戦争に参加するというお前の無謀な決断のために、このナイフは後藤を殺すだけでなくお前の国民がどこにいようとも虐殺をもたらすだろう。日本の悪夢を今始めよう。

yahoooニュース

政治、宗教的なプロパガンダというよりも、独善的なテロリストの犯行声明ですね。後藤さん殺害は、イスラム国にとっては計画通りの事なのでしょう。これは僕の推論なのですが、湯川さん殺害において時系列的に辻褄が合わないことを後藤さんが知っており、いかなる理由があっても殺害する計画だったのかもしれません。

ほかにも捕虜、人質はいるみたいですし、彼らにしてみればその中の一人にすぎないのかもしれません。

後藤さんは、この事件での伝えたいことがたくさんあったと思います。僕は生きて帰ってきた後藤さんの口から、メディアを通じてしか聞く事が出来ませんが、事実を知りたかったです。

それも叶わなくなりました。

モニターを通じてしか情報を得ることができないただのおっさんの僕には、憤りや怒りを感じるとかの感情はほとんどなく、ただただ殺害された事実が残念で悲しいです。

これから3日くらいは、政府の対応のまずさや、責任論、日本におけるテロの脅威などがメディアで盛んに論じられそうですが(すでに始まっている)、すぐに収束して忘れてしまうんでしょう。
(随時修正します)

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