【超高感度】ISO25600で撮影した写真で巡る足尾銅山観光

最新のデジタル一眼レフカメラは高感度特性がかなり優れており、肉眼では暗闇にしか感じないような場所でも、カメラの目を通せばフラッシュを使ったかの様にハッキリと写真に写しとることができます。

でもでも???そんな高感度って思っているほど使わない事の方が多くて、ましてやカメラのISO最高感度での撮影なんて一度もしたことないよって方も多くいると思います。

そこでコシタツが『Nikon D5600』での最高感度ISO25600で撮影してきたので是非ご覧くださいませ。

足尾銅山観光入口

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ISO感度とノイズについて

まずは簡単なISO感度の説明からです。これを知っておけばなぜISO感度を上げていくとノイズが増えるのかが分かると思います。

ISO感度とシャッター速度

ISO感度とは撮像センサーが光を捉える能力を表した数値です。

ISO感度を上げると絞りなどの撮影条件が同じであればシャッター速度を上げる事が出来ます。

例えば、ISO100からISO200に上げて撮影するとシャッター速度を2倍速くしても同じ露出で撮影出来ます。ISO800からISO1600にしてもシャッター速度を2倍速く出来ます。

ISO感度を2倍にすればシャッター速度も2倍になるって覚えておけばOK!!!!

シャッター速度が速くなれば、3脚やフラッシュを使わずに撮影出来るし、最新の手振れ補正機能付きレンズであれば、かなりの暗闇でも手持ち撮影出来ます。

ISO感度を上げると増えるノイズ

撮像センサーは捉えた光を電気信号に変換して画像処理エンジンで写真として見れる形にするんですが、ISO感度を上げると変換した電気信号を増幅して処理するんです。

イメージとしては、電波の入りの悪いラジオの内容を聴きたくてボリュームを上げると、内容は聞こえるようになったけど『ピー、ガー、ピュー、ジー』の電波のノイズも大きくなってしまった経験と同じです。

ラジオの内容が光を変換した電気信号で、ボリュームがISO感度になるわけです。で、高感度で撮影した写真特有のザラザラ感が『ピーガー』のノイズになります。

ISO感度25600で撮影した足尾銅山坑道

ISO感度の簡単な基礎知識が分かったので、これから足尾銅山に入坑していきたいと思います。

その前に足尾銅山についてザックリ説明。日本で最初の鉱毒公害事件の舞台でもあり、小学校の社会科で習った方も多いと思います。

足尾銅山(あしおどうざん)とは、栃木県上都賀郡足尾町(現在の日光市足尾地区)にかつて存在した銅山で、現在は閉山していますが、最盛期には日本の銅産出量の40%ほどの生産を上げる大銅山に成長。しかし同時に亜硫酸ガスによる周辺森林・田畑への環境汚染、渡良瀬川流域への産廃物、重金属による水質・土壌汚染が進み、田中正造による足尾銅山鉱毒事件へとつながります。

現在は鉱山の一部を銅山観光として有料開放しており、コシタツが入ったのもその一部です。

足尾銅山に関しては今回の撮影目的と趣旨が違うのでこの辺にしておきます。

足尾銅山観光入口

足尾銅山観光入口

さあ!出発じゃ!!!!!

小学校の日光修学旅行以来の足尾銅山だと思います。当時の記憶としてはシュールな人形展示がしてあったような…なかったような…

足尾銅山観光周辺には無料駐車場があるのが嬉しいです。

まだISO感度は上げてません。この写真はISO100です。

足尾銅山観光入口

足尾銅山観光入口の上に見えるのは渡良瀬川にかかる旧足尾町のシンボルブリッジです。橋を渡ると国道122号線から足尾銅山観光脇まで簡単に行けます。

足尾銅山観光入口

飲食店風な外観の券売所兼トロッコ電車乗り場です。

入場券を買い、トロッコ電車ホームに向かいます。

トロッコ電車ホームはアプト式

足尾銅山観光 トロッコ電車 アプト式

銅山入坑口までは勾配がきつい為か、アプト式ラックレール鉄道で進みます。線路中央に敷設されているのがラックレールになり、そこに歯車が引っかかることでスリップすることなく急こう配でも進めます。

大井川鉄道の一部路線もアプト式が使われていて有名です。

足尾銅山観光 トロッコ電車 アプト式

アプト式特有の振動を感じながら急こう配を下ると、通常の機関車に切り替わります。

トロッコ列車から降りられないので残念ながら切り換えは見られません(見学終了後はこの切り替え広場に出てくるのでタイミングが合えば見れます)。

…っていうか、機関車の切り替えなどを含めると歩いた方が早く入坑できそうな距離しかトロッコ軌道は無いのでかなり微妙です。

足尾銅山観光 トロッコ電車 入坑

切り替えが済むとトンネルに向かいます。

ドキドキですね。

ここから先はISO感度25600の世界です。

ISO感度25600で足尾銅山観光

足尾銅山観光 トロッコ電車 入坑

すまん。これだけISO12800です。

トンネルに入るとひんやりと涼しく、真夏であった事を忘れさせてくれます。

足尾銅山観光 銅山坑道を見学

ここからISO感度25600の世界になります。

絞りは開放で、シャッター速度をなるべく稼いで手振れを防ぐようにしています。

写真をタップしてもらえれば大きな写真になります。

足尾銅山観光 銅山坑道を見学

トンネルを直進すれと厳重に封鎖された坑道が見えます。これから先は総延長1200kmの坑道が続きます。

ライトアップされているのか明るいですね。

足尾銅山観光 銅山坑道を見学

トンネル入り口方向です。トンネル内の軌道は意外と短くぶっちゃけ歩いても問題無い距離です(笑)

まあ、それよりも雰囲気の方が重要です。

ブログ用にリサイズしているせいか、高感度特有のノイズが目立たないですね。

足尾銅山観光 銅山坑道を見学

物騒な物が置かれてます(笑)

さすがにISO25600で照明直下だと、うすぐらいトンネル内でもシャッター速度1/80秒は出ます。

ISO感度25600で撮影する鉱夫

足尾銅山観光 銅山坑道を見学 江戸時代の鉱夫

よう!!!!ひさしぶり。30年ぶりか????

元気にしてたか?お前まだ素手で穴掘ってんのか?

果たして30年前もこの人形だったのかどうかは分かりません(笑)

江戸時代の鉱夫の様子です。タガネとハンマーで石を砕いています。

足尾銅山観光 銅山坑道を見学 江戸時代の鉱夫

動体展示物可動用のボタンが付近に設置されていて、ボタンを押すとライトアップと共に動き始めます。

ボタンを押しても動かない物も中にはありました。

足尾銅山観光 銅山坑道を見学 坑道内

坑道内部は基本的に地下水により濡れており、場所によっては上から雫がたれ落ちてくるので注意が必要です。

それと、坑道内は部分的に天井が低くなっているので頭をぶつけないように注意して下さい。

ISO25600ですが、水っぽいしっとりと濡れた質感は出てると思います。

足尾銅山観光 銅山坑道を見学

助けてくれぇ~!!!わしはこの仕事はこりごりなんじゃ~。

って感じに見えます。

人形展示もよく出来ており今にも動き出しそうです。

足尾銅山観光 銅山坑道を見学

トロッコ押す事一筋20年。

僕も一人前のトロッコ押し職人になれそうです。

近代化が進み鉱石をトロッコにのせて運び出します。

足尾銅山観光 銅山坑道を見学

なぜか神社があります。奥に見える鳥居の辺りに地下水が湧き出て溜まってる小さな池がありますが、この写真だと確認しづらいです。

足尾銅山観光 銅山坑道を見学

坑道内は真夏なのにかなり涼しく、温度計は13度前後を指しています。

鍾乳洞や風穴と同じ感じですね。

ひんやりしているので気になりませんが、湿度はかなり高いと感じます。

足尾銅山観光 銅山坑道を見学

この長い通路を向うは坑道出口で資料館になっています。

微妙に写真が斜めなのは気のせいだと思います。

坑道内部の見学ルートは意外と短く、さっさと周れば10分もかからずに見て回れる距離です。

僕は写真を撮影するので人払いが済むまで待っていたので結構いたのですが、それでも30分もいなかったと思います。

資料館もISO25600で撮影

足尾銅山観光 銅山坑道を見学

トンネルを抜けると資料館に出ます。

この資料館もかなり薄暗いのでISO感度25600で撮影です。

足尾銅山観光 銅インゴット

純度99.9%の銅インゴット。

重さは20kg。

ちなみにこの資料館っていうか足尾銅山観光自体、渡良瀬川流域の銅山鉱毒問題には一切触れていないのでそのあたりを期待していくと肩透かしを食らいます。

足尾銅山観光 出口のトンネル

最後に素掘りではないコンクリート製のトンネルを抜けると坑道出口となります。

外に出ると外気温との温度差でカメラのレンズが結露するので、しばらくの間撮影が出来なくなります。まあ、拭いちゃえばいいんですけど抵抗があったりします(笑)

足尾銅山観光 坑道出口

機関車を付け替えた広場に出てきます。

僕が足尾銅山観光に行ったのは最終便間際だったので、お客さんはほとんどいません。

足尾銅山観光 出口

帰りはトロッコ電車ではなく徒歩で出口に向かいます。

黄色の屋根の階段を上るとお土産センター兼出口になります。

ISO25600で撮影した感想

なかなかISO感度25600なんて使わないし、使う機会も無かったのですが使ってみると意外と使えます。

もちろんPCモニターなどで等倍にするとかなり荒っぽい画質になってしまいますが、横幅1800位までリサイズすると粗が圧縮されて結構見れる画質になる事が分かりました。

ブログの写真意外とわるくないでしょ?やっぱり悪い???

最近ではISO感度51200など超高感度撮影が出来るカメラもありますが、感光性に劣るAPS-Cセンサーで記録写真として暗闇に近い場所で手持ちでこれだけ撮影出来れば個人的には問題無しです。

ISO感度を感度別に比較した記事です

『ISO感度』と『シャッター速度』と『写真ノイズ』の関係性をISO感度別で比較する
カメラカタログなんかを眺めていると『高感度特性がアップして暗闇でもノイズが少ない撮影ができる』なんて言葉を目にする機会が多いと思います。 ...

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コメント

  1. 日野 より:

    コシタツさん、おはようございます、博多にいて、このような、貴重な写真を、見せていただき、私も、旅行に行った気分でした、ありがとうございました、 
    私のカメラも、こんなにきれいに、写るのかな(笑)、
    レンズの差もあるのかな?、と、思っています、
    ぜひ、私のカメラで、ISO感度を、調整して、使ってみたいです。

    • コシタツ より:

      日野さん、ありがとうございます。
      足尾と銅山の関わり合いの歴史としてはちょっと物足りない施設です。鉱毒問題に関してはなるべく触れたくないのが本音らしいです。
      さすがにISO25600なので等倍で見るとかなりノイジーな写真ですが、リサイズ、縮小してみると悪くないです。
      暗い超広角レンズで撮影したので、レンズ性能はこの写真に関してはあまり関係ないと思います。
      作品としてはちょっとダメかもしれませんが、記録写真としては全然使えるレベルだと思うのでぜひ試してみて下さい。
      かなりの暗闇でもちょっとした光源があればなんとか撮影出来ますよ(^^)/